2LDKの壁紙張り替え費用はいくら?LDKと洋室2部屋の壁は量産品で15万〜26万円前後、天井・トイレまで含めた総額も解説

張り替え後の白い壁の広い部屋と、戸口の奥にもう一室が見える、家具のない空室

2LDKのマンションで、壁紙をまとめて新しくしようと考えたとき、まず気になるのは総額です。長く住んできて壁紙が古びてきた場合も、中古で購入して入居前に整えたい場合も、6畳いくら、トイレいくらという部屋ごとの相場を調べるだけでは、LDKと2つの洋室を合わせた金額はなかなか見えてきません。

結論から言うと、2LDKのLDKと洋室2部屋の壁を量産品の壁紙で張り替える場合の目安は15万〜26万円前後です。天井も一緒に張り替えると約20万〜35万円前後、さらにトイレと洗面所まで含めると約25万〜44万円前後になります。これらは、LDK12畳前後・洋室6畳・洋室5畳という間取りを想定の例として置き、張り替える面積に1㎡あたりの単価(量産品で1,500〜2,500円程度)を掛けて出した数字です。

金額に幅があるのは、単価の幅と、部屋の形による面積の違いがあるためです。実際の金額は、部屋の広さ、壁紙のグレード、下地の状態、住みながら張り替えるかどうかで変わります。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 想定した2LDKの間取りと、部屋ごとの壁の面積・金額の目安(表)
  • 壁だけ、天井込み、トイレ・洗面所まで含めた場合の3段階の総額
  • LDKと1部屋だけに絞る場合、3LDKでLDKと2部屋だけ張り替える場合の考え方と、分けて頼むときの注意点
  • 同じ2LDKでも総額が変わる条件(部屋の広さと形、壁紙のグレード、下地の状態、住みながらか入居前か)
  • マンションで張り替える前に確かめておきたいことと、見積もりで伝えること

読み終えるころには、自分の家の場合のおおよその総額と、次に何を確かめればよいかが見えてくるはずです。

自分の家の2LDKだと、天井やトイレ・洗面所まで含めるといくらくらいになるのかを知りたい方は、電話でご相談ください。部屋の広さと、張り替えたい範囲をうかがったうえでご案内します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


2LDKの壁紙張り替え費用はいくら?LDKと洋室2部屋の壁で15万〜26万円前後

壁紙の張り替え費用は、「2LDKだからいくら」と間取りの名前で決まるわけではありません。決め手になるのは、実際に張り替える面積と、1㎡あたりの単価です。ここでは、2LDKの想定の例を置いて、部屋ごとの面積と金額を表にしていきます。

費用の土台は「面積×1㎡あたりの単価」

一般的な量産品の壁紙であれば、材料と工事を合わせて1㎡あたり1,500〜2,500円程度が目安です。この単価には、古い壁紙を剥がす作業、新しい壁紙を貼る作業、養生、廃材の処分、軽い下地処理が含まれていることが多いものの、どこまで含むかは業者によって違います。見積もりの金額を税込みで示す業者もあれば、税抜きで示す業者もあるので、比べるときはどちらかに揃えて見ましょう。単価にどこまでの作業が含まれ、何が別の項目になりやすいかは、壁紙張り替え費用の内訳とは?㎡単価1,500〜2,500円に含まれるもの・別途になるもの、見積書の言葉を整理で整理しています。

ここで注意したいのは、面積が「床の広さ」ではなく「壁の広さ」だという点です。たとえば6畳の洋室は、床の広さは10㎡ほどですが、壁の面積は約30㎡になります。部屋を囲む4面の壁の広さを合計するためで、床の畳数よりずっと大きな数字になります。壁の面積は「部屋の周りの長さ×天井の高さ」で見当をつけられます。マンションの天井の高さは2.4m前後のことが多く、縦2.7m・横3.6mほどの6畳の部屋なら、周りの長さは約12.6mで、壁の面積は約30㎡です。面積の出し方と、見積書の面積が自分の計算とずれる理由は、クロスの平米計算のやり方|壁の面積は「周りの長さ×天井の高さ」、見積書の㎡数とずれる3つの理由で詳しく解説しています。

一方で、トイレだけ、1部屋だけのように範囲が小さい工事では、多くの業者が設けている最低料金(4万〜6万円程度)がかかり、面積×単価で計算した金額より高くなることがあります。2LDKのLDKと洋室をまとめて張り替えるくらいの範囲になれば、最低料金の影響は受けにくく、面積×単価で計算した金額を費用の土台として考えやすくなります。

想定する2LDKの間取り(LDK12畳+洋室6畳・5畳)

2LDKの間取りは物件ごとに違いますが、ここではマンションの2LDKとして、次のような間取りを想定の例として置きます。

  • LDK12畳前後
  • 洋室6畳
  • 洋室5畳
  • トイレ、洗面所

2LDKのLDKや洋室の広さは物件によってさまざまで、これはあくまで計算のための例です。自分の家の広さがこの例と違う場合の当てはめ方は、後の「部屋の広さと形」で説明します。天井の高さは、マンションで多い2.4m前後として計算しています。LDKではなくDKのある間取りで、DK6畳前後+洋室6畳・5畳を想定の例にした2DKの部屋ごとの面積と総額の目安は、2DKの壁紙張り替え費用はいくら?DKと洋室2部屋の壁は量産品で13万〜22万円前後、天井・トイレまで含めた総額も解説で紹介しています。

部屋ごとの壁の面積と金額の目安

この想定の例で、部屋ごとの壁の面積と、量産品で張り替えた場合の金額を並べると、次のようになります。

部屋壁の面積の目安金額の目安(量産品)
LDK12畳約42〜46㎡約6.3万〜11.5万円
洋室6畳約30㎡約4.5万〜7.5万円
洋室5畳約27㎡約4.1万〜6.8万円
合計(LDKと洋室2部屋の壁)約99〜103㎡15万〜26万円前後

LDKの面積に幅があるのは、同じ12畳でも、正方形に近い形か細長い形かで周りの長さが変わるためです。細長い部屋ほど壁の面積は大きくなります。

どの数字も、窓やドアを引く前の大まかな面積で計算しています。実際に壁紙を貼る面積は、窓やドア、収納の扉の分だけ少なくなります。特にLDKは、掃き出し窓やキッチンまわりなど壁紙を貼らない部分が多い場所です。ただし、見積もりの面積から窓やドアなどの部分をどこまで差し引くかは業者によって違うため、貼らない部分が多いぶん金額がそのまま下がるとは限りません。

なお、表の部屋ごとの金額は、LDKと洋室をまとめて頼む中での「その部屋の面積分」の目安です。1部屋だけを単独で頼んだときの金額ではありません。

天井・トイレ・洗面所まで含めた総額は3段階で考える

白い壁の上に、古く黄ばんだ花柄の壁紙の天井があり、天井の壁紙の一部がめくれて垂れ下がっている室内の隅

上の表は、LDKと洋室の壁だけの金額です。張り替えを考えはじめると、天井や、トイレ・洗面所も一緒にするかどうかで迷うことが多いので、張り替える範囲を3段階に分けて総額を見ていきます。

天井を含めると、床の広さの分が加わる

天井の面積は、その部屋の床の広さとほぼ同じです。想定の例なら、LDK12畳・洋室6畳・洋室5畳の床の広さは合わせて23畳(約37㎡)ほどなので、天井を一緒に張り替えると、量産品で約5.6万〜9.3万円が加わります。これは天井にも量産品の壁紙を貼る場合の目安で、天井に1000番台の壁紙を選ぶと、天井の面積の分だけ量産品との材料の差が加わります。天井を壁と一緒に張り替えるかどうかの考え方は、クロス張り替えで天井もやるべき?壁と同時なら追加2万円、後回しは割高になる理由で解説しています。

壁の張り替えと同じ機会に天井も頼めば、別の工事として頼む場合に比べて、道具の搬入や養生、作業の段取りを重ねずに済みます。天井だけをあとから別の機会に頼むと、範囲が小さいぶん最低料金がかかりやすくなるので、天井の汚れや色あせが気になっているなら、壁と同じ機会に含めるかどうかを考えておくとよいでしょう。

トイレ・洗面所は、まとめて頼むか別の機会に頼むかで金額が変わる

トイレと洗面所は、想定の例では次のような面積を見込んでいます。

  • トイレ(1か所):天井・壁・扉まわりを合わせて、一般的なトイレで10〜15㎡前後
  • 洗面所:2畳ほどの洗面脱衣所で、壁と天井を合わせて約20㎡

合わせて約30〜35㎡で、面積×単価で計算すると、量産品で約4.5万〜8.8万円が加わります。

トイレや洗面所は1か所ずつの面積は小さいものの、LDKや洋室と一緒にまとめて頼めば、単独で頼むときのような最低料金並みの金額が改めてかかることは少なく、その場所の面積分が加わる形になることが多いです。反対に、トイレや洗面所だけをあとから別の機会に頼むと、最低料金がかかり、トイレ1室で5万円前後、洗面所で4万〜6万円が目安になります。2か所を別々に頼めば、それぞれにこの金額がかかります。単独で頼む場合の費用の目安は、トイレの壁紙張り替え費用はいくら?5万円前後の目安と下地補修で追加費用が発生する条件を解説と洗面所の壁紙張り替え費用はいくら?4万〜6万円の目安と洗濯機移動で変わる金額を解説で解説しています。トイレや洗面所の壁紙の傷み具合を見て、LDKや洋室と同じ機会に入れておくかどうかを決めておくと、あとで割高になるのを避けやすくなります。

3段階の総額の目安

ここまでをまとめると、張り替える範囲ごとの総額の目安は次のようになります。

張り替える範囲面積の目安総額の目安(量産品)
①LDKと洋室2部屋の壁だけ約99〜103㎡15万〜26万円前後
②①+LDKと洋室の天井約136〜140㎡約20万〜35万円前後
③②+トイレ・洗面所約166〜175㎡約25万〜44万円前後

どれも窓やドアを引く前の面積で、廊下・玄関や、収納の中は含めていません。廊下の壁も張り替える場合は、その面積の分が加わります。

実際の事例では、東京都多摩市の2LDKのマンションで、リビング・キッチン・洗面所・トイレ・廊下の壁と天井を張り替えた見積もりが290,510円(税込)でした(洋室は含みません)。各所の天井や巾木の張り替え、家具の移動などの費用も含んだ金額で、張り替える範囲や含まれる項目によって総額が変わることが分かります。施工の内容と費用の内訳は、【施工事例】東京都多摩市:猫にひっかかれた壁紙をリビング・洗面所・トイレ・キッチン・廊下で張替え|クッションフロアも同時施工で紹介しています。

張り替える範囲を絞るとき・まとめるとき・分けるときの考え方

2LDKの部屋を全部張り替えるとは限りません。傷みが目立つ部屋だけにしたい場合や、広い家のうち一部の部屋だけを張り替えたい場合もあります。範囲を変えたときの金額の見当のつけ方と、気をつけたい点を見ていきます。

LDKと1部屋だけにするなら、外した部屋の分が下がる

たとえば、使う時間の長いLDKと洋室6畳だけを張り替え、5畳の洋室はそのままにする場合は、5畳の洋室の壁(約27㎡)の分だけ面積が減ります。量産品なら、①の総額から約4万〜7万円が下がり、LDKと洋室6畳の壁で約11万〜19万円が目安になります。LDKと洋室1部屋の壁を張り替える場合の目安は、LDK10畳前後+洋室6畳を想定の例にした1LDKの壁紙張り替え費用はいくら?10万〜18万円前後の目安と、天井・トイレ・洗面所を加えた総額の考え方で紹介しています。

ただし、外した5畳の洋室を、あとから1部屋だけで頼むと、面積×単価で計算した金額(約4.1万〜6.8万円)が最低料金を下回る場合は最低料金で見積もられるので、表の下限どおりには収まらないことがあります。いずれ張り替えるつもりの部屋なら、今回の範囲に入れたときの金額も見積もりで出してもらい、比べてから決めると判断しやすくなります。

3LDKでLDKと2部屋だけ張り替えるなら、LDKが広い分を足す

3LDKの家で、使っていない部屋は後回しにして、LDKと2部屋だけを張り替えたい、という場合もあります。このときは、この記事の①の目安をもとに考えられます。

ただ、3LDKのマンションでは、LDKがこの記事の想定(12畳前後)より広いこともあります。たとえば14〜15畳前後のLDKの壁は約45〜50㎡で、12畳前後のLDK(約42〜46㎡)と比べると、狭い側どうし・広い側どうしでそれぞれ3〜4㎡ほど増えます。量産品なら数千円〜1万円ほど上がり、LDK14〜15畳と洋室6畳・5畳の壁で約15万〜27万円前後が目安です。張り替える2部屋が6畳と5畳ではなく6畳と6畳なら、壁の面積はさらに3㎡ほど増えます。部屋の形によって面積は変わるので、張り替える3部屋の畳数をもとに、後の「部屋の広さと形」の表で足し合わせてみるとよいでしょう。3LDKで、LDKと洋室3部屋の壁をすべて張り替える場合の目安は、LDK14〜15畳前後+洋室6畳・6畳・5畳を想定の例にした3LDKの壁紙張り替え費用はいくら?LDKと洋室3部屋の壁は量産品で20万〜34万円前後、天井・トイレまで含めた総額も解説で紹介しています。

まとめて頼むと、1㎡あたりの単価が下がることがある

壁紙の工事には、面積に関係なくかかる手間があります。職人が現場まで移動し、道具を運び込み、作業の段取りを組む手間です。LDKと洋室、天井やトイレ・洗面所までをまとめて依頼すれば、別々の機会に頼む場合に比べて、こうした手間を何度も重ねずに済みます。

そのため、まとめて頼むと、総額は増えても1㎡あたりの施工単価は下がることがあります。どのくらい下がるかは業者によって違うので、見積もりのときに「全部をまとめた場合」と「優先したい部屋だけの場合」の両方を出してもらい、1㎡あたりに直して比べてみると、まとめることの差が分かりやすくなります。見積書に張り替える面積が書かれていなければ、何㎡で計算した金額かを聞いておきましょう。そのうえで、壁紙のグレードや、家具移動・下地補修などの含まれる項目をそろえて比べます。

分けて頼むなら、大きめの区切りにする

予算や住みながらの工事の都合で、一度に全部を張り替えるのが難しいこともあります。その場合は、「今回はLDKと洋室6畳、次の機会に洋室5畳とトイレ・洗面所」のように、それぞれの回がある程度の広さになるように分けると、最低料金の影響を受けにくくなります。

注意したいのは、トイレだけ、洗面所だけのような小さな範囲を別の機会に頼むことです。小さな範囲を単独で頼むと、そのたびに最低料金がかかり、まとめて頼んだときより割高になることがあります。分ける場合も、トイレや洗面所のような小さな場所は、どちらかの回に入れておくと負担を抑えやすくなります。また、張り替えた部屋と残した部屋が隣り合うと、新しい壁紙との色の差が目に入ることもあるので、ドアを開けたときに同時に見える場所は同じ回にまとめるかどうかも考えておくとよいでしょう。

同じ2LDKでも、総額が変わる条件

白い壁に黄色いメジャーを水平に引き出し、壁の端の角まで寸法を測っている様子

ここまでの金額は、あくまで想定の例で計算したものです。同じ2LDKでも、次のような条件で総額は変わります。

部屋の広さと形

想定の例より部屋が広ければ、そのぶん面積が増えます。同じ形の部屋なら、2畳広くなるごとに壁の面積はおよそ4〜5㎡増え、量産品なら6,000〜1万2,500円ほどの上乗せになります。畳数ごとの壁の面積の目安は、次のとおりです。

部屋の広さ壁の面積の目安金額の目安(量産品)
5畳約27㎡約4.1万〜6.8万円
6畳約30㎡約4.5万〜7.5万円
8畳約34〜37㎡約5.1万〜9.3万円
LDK10畳約38〜42㎡約5.7万〜10.5万円
LDK12畳約42〜46㎡約6.3万〜11.5万円
LDK14〜15畳約45〜50㎡約6.8万〜12.5万円

どれも天井の高さ2.4m前後で、窓やドアを引く前の数字です。たとえば、洋室が6畳と6畳の2LDKなら、5畳の行を6畳の行に入れ替えて足すと、大まかな総額がつかめます。表の金額は、まとめて頼む中でのその部屋の面積分の目安で、1部屋だけを単独で頼んだときの金額ではありません。

中古で購入した家なら、売買のときに受け取った間取り図に部屋ごとの畳数が書かれていることがあります。図面が手元に無くても、部屋の縦と横をメジャーで測れば、畳数の見当はつけられます。

1部屋だけを頼む場合の広さごとの相場は、次の記事で確かめてみてください。

壁紙のグレード

壁紙には、価格を抑えた量産品と、色や柄の選択肢が多い1000番台と呼ばれるグレードがあります。1000番台の中には、汚れにくさなどの機能を備えた品番もあります。量産品にも白のほか、グレーやベージュ寄りの色が多少あり、白の中にも色味の違いがあります。量産品と1000番台の差は、1㎡あたり数百円ほどが一般的です。たとえば1㎡あたり330円の差なら、6畳の壁約30㎡では約1万円、想定の例のLDKと洋室2部屋の壁(約100㎡)では約3.3万円の差になります。

全部屋を同じグレードにする必要はありません。過ごす時間が長いLDKだけ1000番台にして、洋室は量産品にする、といった部屋ごとの選び分けもできます。どの部屋に費用をかけるかを先に決めておくと、見本帳を見るときに迷いにくくなります。グレードの違いと、部屋ごとの選び分け方は、量産クロスと1000番クロスの違い|価格差は6畳で約1万円、部屋ごとの選び分け方で解説しています。

下地の状態

築年数の経ったマンションでは、壁紙の下の石膏ボードが傷んでいることがあります。下地の傷みは、原則として現地調査の段階で見当がつき、通常の下地処理を超える補修が要る場合は、その費用も施工の前に見積もりで伝えられます。費用は、原則として見積もりのとおりです。

補修の費用は、傷みの程度によって大きく3つに分けて考えられます。小さな穴やへこみ、継ぎ目の段差をパテで整えるのは下地処理の範囲で、張り替えの費用に含まれることが多いです。パテだけでは埋まらず、プレートやメッシュで塞ぐ補修が要る場合は、その補修の分の費用が加わります。水漏れや結露でボードが広い範囲にわたって傷んでいれば、ボードの交換が必要になり、張り替えとは別の工事として、その分の費用がかかります。プレートやメッシュで塞げる範囲と、ボードの交換が必要になる場合の分かれ目は、石膏ボードと壁紙は何が違う?傷みは30cmが分かれ目、ボード交換は大工が必要で別途費用で詳しく解説しています。

ただ、特殊な場合には、剥がしてみないと下地の状態が分からないこともあります。現地調査で「剥がしてみないと分からない」と言われたときは、「傷んでいた場合、追加の費用は最大でどのくらいになりそうか」の目安を、剥がす前に聞いておくと安心です。

住みながら張り替えるか、入居前に張り替えるか

住みながら張り替える場合は、家具の移動が必要になり、家具移動費が見積もりに別の項目として加わることが多くなります(業者によっては施工費に含まれていることもあります)。大型家具が複数ある部屋では、1部屋で数千円〜1万円前後かかることもあります。LDKのソファや食器棚、洋室のベッドやたんすなど、動かしにくい家具がどの部屋にあるかを見積もりのときに伝えておくと、家具移動費を含めた総額が分かりやすくなります。家具移動費の目安や、自分で動かす場合の準備は、壁紙張り替えの家具移動は業者に頼める?費用相場と自分では動かせない家具の対処法で解説しています。

中古で購入した2LDKの入居前なら、家具が入っていなければ家具移動費がかからず、住みながらの場合より複数の部屋を続けて作業しやすいため、工事は進めやすくなります。入居前に張り替えるなら、引き渡しから引っ越しまでの間に工事の日程を入れられるかを、早めに考えておくとよいでしょう。中古マンションで、決済から入居までの間に張り替えを間に合わせる日程の立て方は、中古マンションの壁紙張り替えは入居前に間に合う?管理組合の手続きと決済前の準備で決まる日程の立て方で詳しく解説しています。

マンションの2LDKで張り替える前に確かめておきたいこと

マンションで張り替えるときは、費用のほかにも、前もって確かめておくと進めやすくなることがあります。マンションの間取りごとの目安と、マンションならではの注意点は、マンションの壁紙張り替え費用はいくら?3LDKで20万〜34万円前後、間取り別の目安と費用の決まり方で詳しく解説しています。

管理組合への届け出

分譲マンションでは、管理規約で内装工事の届け出を求めていることがあります。届け出が要らない物件もありますが、張り替えを考えはじめたら、管理規約を読んだり管理会社に問い合わせたりして扱いを確かめておくと、日程を組みやすくなります。届け出が要る物件なら、業者と日程を決めるときにそのことを伝えておきましょう。

たとえば、東京都調布市の分譲マンションで住まい全体の壁紙を張り替えた施工事例では、壁紙の張り替えにも管理組合の承認が必要で、施工日の2週間前までに会合で承認を得る決まりでした。工事の内容と進め方は、【施工事例】東京都調布市:マンションの壁紙を住みながら5日間で張り替え|壁の穴の補修とクッションフロアも同時に施工で紹介しています。

複数の部屋は、部屋ごとではなく作業ごとに進むことが多い

複数の部屋をまとめて張り替える場合、1部屋ずつ仕上げていくのではなく、張り替えを依頼したすべての部屋の古い壁紙を剥がし、次に下地を整え、最後に新しい壁紙を貼る、というように作業ごとにまとめて進めることが多いです。頼んだ部屋はしばらく並行して工事中になりますが、工事を頼んでいない部屋はそのまま使えます。

2LDKのLDKと洋室2部屋を住みながら張り替える場合は、工事中にどこで過ごし、どこで休むかが気になるところです。工事の進め方によっては、古い壁紙を剥がした下地のままの部屋で過ごす時間ができることもあるので、部屋の順番や工事中の過ごし方は、前もって業者と相談しておきましょう。1部屋ずつ仕上げてほしい場合は、見積もりのときに業者へはっきり伝えておきましょう。下地のパテが乾くのを待つ時間が出るため、日数が延びたり、費用が高くなったりすることがあります。工事の日数は、張り替える範囲や天井も含めるか、下地処理の量によって変わります。複数の部屋をまとめて頼む場合は2〜3日ほどが目安で、範囲や下地の状態によってはそれ以上かかることもあるので、見積もりのときに予定の日数と、工事中に使える部屋を確かめておくと安心です。

住みながら張り替える場合の当日の流れは壁紙の張り替えは住みながらでもできる?1〜2日で完了する当日の流れと3つのポイントを解説で、部屋数による日数の決まり方は壁紙張り替えの時間はどれくらい?1部屋4〜6時間の目安と日数の決まり方を解説で解説しています。

見積もりで伝えること・聞いておくこと

見積もりを頼むときは、次のことを伝えたり聞いたりしておくと、自分の家の総額をつかみやすくなります。

  • 張り替えたい部屋と、天井・トイレ・洗面所まで含めるかどうか(迷っているなら、含めた場合と含めない場合の両方の金額を出してもらう)
  • 見積もりの面積が何㎡か(ここでの目安と差があるときは、どの範囲を面積に含めているか)
  • 家具移動費や下地補修の費用が、見積もりにどう含まれているか
  • 下地が傷んでいた場合に、追加の費用がどのくらいになりそうか(現地調査で剥がしてみないと分からないと言われたとき)

見積書に書かれる面積は、業者が現地調査のときに測ったものです。窓やドアなどの部分をどこまで差し引くかは業者によって違うので、この記事の目安(窓やドアを引く前の面積)と見積書の面積に差があるときは、どの範囲を面積に含めているかを聞いてみましょう。面積と単価、含まれる項目をそろえて見ると、金額の理由が分かりやすくなります。

まとめ:張り替える範囲を決めて、部屋の広さを伝えて概算を聞く

2LDKの壁紙張り替え費用について、ここまでの内容を整理します。

  • 2LDKのLDKと洋室2部屋の壁を量産品で張り替える場合の目安は15万〜26万円前後(LDK12畳前後・洋室6畳・洋室5畳を想定した例)
  • 天井も含めると約20万〜35万円前後、トイレと洗面所まで含めると約25万〜44万円前後
  • 費用の土台は「面積×1㎡あたりの単価」。量産品は材料と工事を合わせて1㎡あたり1,500〜2,500円程度が目安
  • トイレや洗面所は、LDKや洋室と一緒に頼めば面積分が加わる形になることが多い。あとから単独で頼むと最低料金がかかり、トイレ1室で5万円前後、洗面所で4万〜6万円が目安
  • 張り替える部屋を絞ることもできるが、外した部屋をあとから1部屋だけ頼むと最低料金で割高になることがある。分けるなら大きめの区切りにする
  • 総額は、部屋の広さと形、壁紙のグレード、下地の状態、住みながらか入居前かで変わる

実際の金額は、部屋の広さや下地の状態を見ないと決まりません。間取り図や畳数のメモを手元に用意し、張り替えたい部屋と、天井やトイレ・洗面所まで含めるかどうかを伝えると、概算を出してもらいやすくなります。まずは、電話か問い合わせフォームで、部屋の広さと張り替えたい範囲を伝えて、概算を聞いてみてください。

2LDKの張り替えを考えている方、壁だけにするか、天井やトイレ・洗面所まで含めるかで迷っている方は、電話でご相談ください。現地調査で壁と下地の状態を見たうえで、張り替える範囲に応じた費用の見積もりをお出しします。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。

この記事の執筆者

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氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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