
「15畳の部屋の壁紙を張り替えたいけれど、これだけ広いといくらくらいかかるのだろう。」
15畳というと、リビング・ダイニングやLDK、広めの洋室など、家の中でも大きな部屋です。長く過ごす部屋ほど壁紙の汚れや黄ばみが目につきやすく、張り替えを考え始める方も多いのではないでしょうか。ただ、6畳や8畳の相場は調べれば出てきても、15畳となると情報が少なく、見積もりを取る前に見当をつけにくいものです。
結論から言うと、15畳の部屋の壁を量産品と呼ばれる一般的な壁紙で張り替える費用は、おおよそ7万円から13万円程度が目安です。天井も一緒に張り替える場合は、10万円から20万円程度になります。
この金額は、「張り替える壁の面積×1㎡あたりの単価」という計算から出てくる数字です。15畳の部屋の壁の面積は、窓やドアを引く前でおよそ46〜51㎡。床の広さ(23〜27㎡ほど)の2倍ほどになります。この面積と単価の見当がつけば、見積もりの金額が相場の範囲に入っているかを自分で確かめられます。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 15畳の壁紙張り替え費用の目安(壁のみ7万〜13万円程度、天井込みで10万〜20万円程度)と、そこに含まれるもの
- 15畳の壁の面積の出し方(部屋の周りの長さ×天井の高さ)と、単価との掛け算で概算をつかむ方法
- 費用を決める3つの要素(壁紙のグレード、施工面積、下地の状態)
- 追加費用が出やすい場面(下地の傷みやカビ、大型家具の移動)
- 見積もりを受け取ったときに金額と説明の両方で比べるポイントと、現地調査の前に整理しておきたいこと
読み終えるころには、自分の部屋の見積もりを頼む前に、何を確かめておけばよいかが見えてくるはずです。
自分の15畳の部屋だといくらくらいになりそうか、天井も含めるとどう変わるかを知りたい方は、電話でご相談ください。部屋の様子をうかがったうえでご案内します。見積もり・現地調査は無料です。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
15畳の壁紙張り替え費用は7万円から13万円程度が目安

15畳の部屋の壁を、量産品の壁紙で張り替える場合、費用の目安は7万円から13万円程度です。まずは、この金額がどんな条件の数字なのか、どこから出てきた数字なのかを確認しておきます。
目安に含まれるもの・含まれないもの
7万円から13万円程度という目安は、部屋の壁4面を張り替える場合の金額です。天井は含まれていません。
金額の中には、一般的に、古い壁紙を剥がす作業、新しい壁紙を貼る作業、床や家具を汚さないための養生、剥がした壁紙の処分、パテで下地を整える軽い下地処理が含まれています。一方、下地の石膏ボードが広い範囲で傷んでいて交換が必要な場合のような大がかりな下地の補修や、特殊な壁紙を使う場合は、別に費用がかかるのが一般的です。どこまでを含めて見積もるかは業者によって違うので、見積もりの段階で確認しておくと安心です。単価に含まれるもの・別途になるものと、見積書に出てくる言葉の意味は、壁紙張り替え費用の内訳とは?㎡単価1,500〜2,500円に含まれるもの・別途になるもの、見積書の言葉を整理で整理しています。
また、見積もりの金額を税込みで示す業者もあれば、税抜きで示す業者もあります。複数の業者の金額を比べるときは、税込みか税抜きかを揃えて比べるのが確実です。
壁のみの施工面積はおおよそ46〜51㎡、壁と天井で69〜78㎡になる
壁紙の張り替え費用を考えるときの「面積」は、床の広さではなく、部屋を囲む壁の広さです。15畳の床の広さは23〜27㎡ほどですが、壁の面積はその2倍ほどになります。ここを床の広さで計算してしまうと、見積もりを見たときに「思ったより高い」と感じる原因になります。
床の広さに幅があるのは、1畳の大きさが地域や建物によって違うためです。小さめの畳で数えれば15畳で約23㎡、大きめの畳で数えれば約27㎡ほどになります。
壁の面積は「部屋の周りの長さ×天井の高さ」で見当をつけられます。15畳の部屋は、たとえば縦4.2m×横5.5mほどの長方形なら、周りの長さは19.4mほどです。正方形に近い形から細長い形まで、畳の大きさの違いも含めると、周りの長さはおおむね19.3〜21.4mの間に入ります。天井の高さを2.4m前後とすると、壁の面積は46〜51㎡ほどになります。
これは窓やドアを引く前の数字です。15畳ほどの広い部屋は、掃き出し窓などの大きな窓やドアが複数あることが多く、LDKであればキッチンまわりのように壁紙を貼らない部分もあります。そうした部分を引くと、実際に貼る面積はもう少し小さくなります。この記事では、計算の目安として、窓やドアを引く前の46〜51㎡を使います。実際に貼る面積が小さいぶん、見積もりの金額はここでの計算より少し下がることもあります。
自分の部屋の数字を知りたい場合は、メジャーで部屋の縦と横の長さを測り、「(縦+横)×2」で周りの長さを出して、天井の高さを掛けてみてください。間取り図や販売時のパンフレットに部屋の寸法や天井の高さが書かれていれば、それを使っても構いません。L字型の部屋のように形が複雑な場合も、壁の長さを一辺ずつ足していけば周りの長さが出ます。ここで出てくるのは窓やドアを含んだ大まかな数字ですが、見積書に書かれた施工面積が大きく外れていないかを確かめる目安としては十分です。
天井も一緒に張り替える場合は、天井の面積が加わります。天井の面積は床の広さとほぼ同じで、15畳なら23〜27㎡ほどです。壁と天井を合わせると、69〜78㎡ほどになります。
天井の汚れや黄ばみも気になっている場合は、壁と同じ日に張り替えると、段取りが1回で済みます。あとから天井だけを頼むより、手間の面でも費用の面でも無駄が少なくなりやすい方法です。天井を加えたときの差額は天井の広さで変わり、15畳の天井は6畳の2倍以上の広さがあります。このあと説明する単価(1㎡あたり1,500〜2,500円程度)で計算すると、15畳の天井の分はおよそ3万4,500円〜6万7,500円です。天井を含める場合は、照明器具の取り外しと取り付けが見積もりに含まれているかもあわせて確認しておきましょう。天井も一緒に張り替えるかどうかの考え方は、6畳の天井を例にしたクロス張り替えで天井もやるべき?壁と同時なら追加2万円、後回しは割高になる理由で解説しています。
15畳ほどの部屋をリビングとして使っていて、廊下の壁もまとめて張り替えたいと考えている場合は、リビング+廊下の壁紙張り替え費用はいくら?10万〜30万円の内訳と追加費用が出やすい2つの条件を解説で、廊下を加えたときの目安を紹介しています。
1㎡あたりの単価との掛け算で概算の妥当性をチェックできる
壁紙の張り替え費用は、基本的に「施工面積×1㎡あたりの単価」で考えます。量産品の壁紙であれば、材料と工事を合わせた単価(材工込みの単価)は、1㎡あたり1,500〜2,500円程度が目安です。単価に幅があるのは、業者によって仕入れや職人の手配の仕方が違うことに加えて、税込みで示す業者と税抜きで示す業者があるためです。
壁のみ(46〜51㎡)で計算すると、次のようになります。
- 約46㎡×1,500円=約6万9,000円
- 約51㎡×2,500円=約12万7,500円
壁と天井を合わせた場合(69〜78㎡)は、次のようになります。
- 約69㎡×1,500円=約10万3,500円
- 約78㎡×2,500円=約19万5,000円
こうして計算すると、冒頭でお伝えした「壁のみで7万円から13万円程度、天井込みで10万円から20万円程度」という目安が、どこから出てきた数字なのかが見えてきます。
見積もりを受け取ったら、この計算を逆にたどってみてください。見積もりの金額のうち壁紙の張り替え工事の分を、見積書に書かれた施工面積で割ると、1㎡あたりの単価が出ます。家具の移動や下地の補修のような別の項目が分かれて書かれていれば、その分は除いて計算します。この数字が1,500〜2,500円程度の範囲に収まっていれば、量産品の壁紙としては相場の範囲と考えてよいでしょう。範囲から大きく外れている場合は、壁紙のグレードの違いや、別の項目が工事の金額に含まれていないかを確認すると、金額の理由が分かります。
なお、壁紙の工事には、面積に関係なくかかる段取りの手間があり、多くの業者は1件あたりの最低料金を4万〜6万円程度に設定しています。4畳半や6畳のような小さな部屋では、面積×単価の金額が最低料金を下回り、最低料金まで引き上げられることがあります。15畳の壁は面積が大きいため、面積×単価の金額がすでにこの水準を超えていて、最低料金に引き上げられることはほとんどありません。広い部屋ほど、壁の面積と単価の掛け算がそのまま総額の見当になりやすいということです。
同じ考え方で、近い広さの部屋の目安も出せます。もう少し小さい部屋の目安は、12畳の壁紙張り替え費用はいくら?6万〜12万円の目安と、面積×単価で見積もりを確かめる方法や10畳の壁紙張り替え費用はいくら?6万〜11万円の内訳と追加費用が発生する3つの条件を解説で紹介しています。
基本の費用は3つの要素で決まる

同じ15畳でも、見積もりの金額には差が出ます。基本の金額を左右するのは、壁紙のグレードと施工面積、そして下地の状態の3つです。
クロスのグレードと施工面積が基本の金額を左右する
壁紙には、価格を抑えた量産品と、色や柄、機能の選択肢が多い1000番台と呼ばれるグレードがあります。量産品は壁紙の中でも流通量が多い基本のグレードで、居室で使って困ることはまずありません。1000番台は、デザインや質感にこだわりたい場合や、汚れ防止・消臭といった機能を持たせたい場合の選択肢になります。
量産品と1000番台の差は、1㎡あたり数百円ほどが一般的です。この差額は、張り替える面積に比例して効いてきます。たとえば1㎡あたり330円の差であれば、壁の面積が約30㎡の6畳では1万円ほどですが、約46〜51㎡の15畳では1万5,000〜1万7,000円ほど、天井も含めて69〜78㎡になると2万3,000〜2万6,000円ほどになります。
広い部屋ほど、グレードの違いが総額の違いとして大きく表れます。とはいえ、差額は壁のみなら1万円台、天井を含めても2万円台の数字です。長い時間を過ごす部屋であれば、色や質感にこだわった壁紙を選んでみるのも一つの考え方です。
また、15畳のように面積が大きい部屋では、面ごとに壁紙を使い分けるという方法もあります。たとえば、手が触れやすく汚れやすい面だけに汚れ防止の機能が付いた壁紙を使い、ほかの面や天井は量産品にする、といった組み合わせです。迷ったときは、見積もりのときに量産品と1000番台の両方の金額を出してもらうと比べやすくなります。グレードの違いと部屋ごとの選び分け方は、量産クロスと1000番クロスの違い|価格差は6畳で約1万円、部屋ごとの選び分け方で解説しています。
施工面積は、先ほど見たとおり、壁だけか、天井も含めるかによって大きく変わります。15畳では天井だけで23〜27㎡ほどあり、天井を加えると施工面積は1.5倍ほどになります。天井を含めるかどうかと、どのグレードの壁紙を選ぶかの2点を自分の中で整理しておくと、見積もりの内容を理解しやすくなります。
15畳の部屋だけでなく、ほかの部屋もまとめて張り替えると施工面積はさらに増えます。マンションで個室もあわせて考えている場合の間取りごとの目安は、マンションの壁紙張り替え費用はいくら?3LDKで20万〜34万円前後、間取り別の目安と費用の決まり方で紹介しています。
下地の状態によっては補修の費用が加わる
古い壁紙を剥がすと、その下の下地(多くの場合は石膏ボード)が出てきます。新しい壁紙をきれいに貼るためには、この下地を平らに整える必要があります。
剥がしたときにできる小さな傷や、ビス穴、ボードの継ぎ目の段差であれば、パテで埋めて整える軽い下地処理で対応できます。これは張り替えの標準的な工程で、多くの場合は目安の金額に含まれています。
壁紙は薄いものなので、下地に小さな段差やへこみが残っていると、貼ったあとに表面へ浮き出てきます。15畳のような広い部屋では、窓から入る光が長い壁に斜めに当たり、わずかな凹凸でも影になって目立ちやすくなります。パテでの下地処理は、仕上がりをきれいに見せるために欠かせない工程です。下地処理の中身と見積書での確かめ方は、壁紙の下地処理とは?数か月後に浮きが出る理由と、見積書で確認する一言で解説しています。
下地の補修で目安とは別に費用がかかるのは、下地そのものが傷んでいる場合です。水漏れや結露で石膏ボードがふやけている、カビが下地まで及んでいる、といった状態では、ボードの補修や交換が必要になります。補修の範囲が小さければ数千円〜1万円前後で済むこともありますが、広い範囲でボードの交換が必要になると、数万円単位の追加になることもあります。
下地の傷みは、古い壁紙を剥がしてみて初めて分かることもあります。見積書に「下地補修は含みません」と書かれていても、それは隠し事ではなく、剥がすまで分からないことがあるためです。
追加費用が出やすい主な要因は、下地の傷みと家具の移動
15畳の張り替えで、目安の金額に加えて費用が出やすい主なものは、カビを含めて下地が傷んでいる場合と、大型家具の移動が必要な場合の2つです。いずれも、見積もりの段階で確認しておけば、あとから慌てずに済みます。
下地の傷みとカビは築年数が経過した住宅で起きやすい
下地の傷みやカビは、築年数が経過した住宅で起きやすくなります。長い年月のあいだに、結露や小さな水漏れが積み重なって、下地が傷んでいることがあるためです。
広い部屋で特に気をつけたいのは、北側の壁、外に面した壁、大きな窓のまわりです。15畳ほどの部屋は外に面した壁や窓が多くなりやすく、冬に窓や壁が結露しやすい部屋では、その水分が壁紙の裏にたまり、壁紙の表面にシミやカビが出てくることがあります。表面にカビが見えている場合は、下地まで及んでいないかを現地調査で見てもらうと安心です。カビが下地に及んでいる場合の処置と費用の目安は、壁紙のカビは張り替えだけで直る?下地の防カビ処置と費用の目安を解説で解説しています。
カビやシミに気づいたら、どの面のどのあたりに出ているかを、スマートフォンで写真に撮っておくと役立ちます。現地調査の日までに家具で隠れてしまう場所や、季節によって出たり消えたりする結露のシミも、写真があれば業者に伝えやすくなります。
下地の石膏ボードの傷みは、範囲によって対応が変わります。30cm程度までの小さな傷みであれば、張り替えの工程の中で職人が補修して塞げることが多い一方、それを超えて広い範囲が傷んでいる場合は、大工の手配が必要な別の工事になることがあります。どちらになりそうかは、現地調査のときに、気になっている場所を見てもらいながら確認しておきましょう。石膏ボードの傷みの分かれ目は、石膏ボードと壁紙は何が違う?傷みは30cmが分かれ目、ボード交換は大工が必要で別途費用で解説しています。
下地の傷みは、原則として現地調査の段階で見当がつき、通常の下地処理を超える補修が要る場合は、その費用も施工の前に見積もりで伝えられます。費用は、原則として見積もりのとおりです。ただ、特殊な場合には、古い壁紙を剥がしてみないと下地の状態が分からないこともあります。現地調査で「剥がしてみないと分からない」と言われたときは、「下地が傷んでいた場合、追加でどのくらいかかりそうか」の目安を剥がす前に聞いておくと、剥がしたあとに追加が必要になっても、落ち着いて判断できます。
家具の移動費用は見積もり時に含まれているか必ず確認する
住みながら張り替える場合は、家具の移動が必要になります。空室に近い状態でない限り、家具の移動は原則として発生すると考えておきましょう。
15畳ほどの部屋には、ソファ、テレビボード、ダイニングテーブル、食器棚、本棚といった大型の家具が複数置かれていることが多いものです。部屋が広くなるほど、置いてある家具の点数も増えやすくなります。家具の移動にかかる費用は、大型の家具が複数ある場合で数千円〜1万円前後が目安です。ピアノや大型の家電など、重さや大きさに注意が必要なものがある場合は、1万円以上かかることもあります。
家具移動の費用は、見積書に項目として書かれていなくても、施工費に含まれていることが多くあります。一方で、別の項目として加わる業者もあるので、見積もりの段階で「家具の移動は含まれていますか」と確認しておきましょう。
広い部屋では、家具を部屋の中で片側に寄せて半分ずつ作業を進めることもあれば、いったん別の部屋へ出すこともあります。どちらになるかは、部屋の広さや家具の量、ほかの部屋の空き具合によって変わります。食器棚の中の食器や、本棚の本、壁に掛けている時計や絵など、自分で動かせる物は事前に片づけておくと、当日の作業がスムーズに進みます。家具移動の考え方と費用の目安は、壁紙張り替えの家具移動は業者に頼める?費用相場と自分では動かせない家具の対処法で解説しています。
作業にかかる時間は、16畳ほどのリビングで6〜10時間ほどが目安です。15畳もほぼ同じくらいの広さなので、壁だけであれば1日の作業に収まることが多い一方、家具の量や下地の状態、天井も含めるかどうかによっては、翌日にまたがることもあります。住みながらの工事であれば、その日の過ごし方も含めて、見積もりのときに作業の段取りを聞いておきましょう。
エアコンが付いている壁は、エアコンを外さずに周りの壁紙を仕上げるのが一般的です。ただし、天井も一緒に張り替える場合で、エアコンが天井ぎりぎりの高さに付いているときは、取り外しが必要になることがあります。取り外しが必要な場合は別の費用がかかるので、エアコンまわりの扱いもあわせて確認しておくと安心です。外すかどうかの分かれ目は、壁紙張り替えのときエアコンは外す?外さない?判断の3つの分かれ目と脱着費用の目安で解説しています。
見積もりを受け取ったら金額と説明の丁寧さをあわせて比べる
15畳の張り替えは、壁だけでも7万円から十数万円、天井まで含めると20万円近くになることもある工事です。見積もりを受け取ったら、合計金額の安さだけで決めず、金額の中身と、業者の説明の丁寧さの両方を見て比べましょう。
金額の妥当性は内訳で確認する
見積書を受け取ったら、まず「施工面積」と「単価」が書かれているかを確認します。「壁紙張り替え一式:〇〇円」とだけ書かれている場合、何にいくらかかっているのかが分かりません。一方、施工面積と単価、下地処理や家具移動、廃材の処分といった項目が分かれていれば、金額の根拠を自分で確かめられます。一式としか書かれていない場合は、施工面積と単価を聞いてみましょう。
施工面積が書かれていれば、先ほどの逆算が使えます。15畳の壁のみの施工であれば、施工面積は窓やドアを引く前でおよそ46〜51㎡が目安で、実際に貼る面積はそれより少し小さくなります。見積書の面積がこれより大きく違う場合は、天井や隣の部屋が含まれていないか、どの範囲を測った数字なのかを聞いてみましょう。
複数の業者の見積もりを比べるときは、合計金額だけでなく、同じ範囲・同じグレードの壁紙で見積もられているかを揃えて比べることが大切です。天井を含めているかどうか、量産品か1000番台かが違えば、金額が違うのは当然です。条件を揃えてから比べることで、本当の意味での金額差が見えてきます。見積書のどこを見ればよいかは、クロス張り替えの見積書チェックポイント7選|追加費用で後悔しないための確認事項でまとめています。
説明の丁寧さも判断材料になる
金額と同じくらい大切なのが、業者の説明の丁寧さです。見積書の項目について質問したときに、分かりやすく答えてもらえるかどうかは、工事を任せられるかを判断する材料になります。
たとえば、「下地の補修は必要ですか」「家具はどこまで動かしてもらえますか」「天井を含めるといくら変わりますか」といった質問に、具体的に答えてもらえるかを見てみましょう。下地については、補修が要るかどうかと、要る場合の費用を、見積もりの段階で説明してもらえるかがひとつの目安です。剥がしてみないと分からない部分が残るときでも、その理由を説明したうえで、「この程度の範囲なら、おおよそこの金額が加わります」のように、追加費用の見通しを剥がす前に示してもらえる業者であれば、実際に追加が必要になったときも、落ち着いて話し合えます。
また、極端に安い見積もりには注意が必要です。面積×単価の計算から大きく外れて安い場合は、剥がした壁紙の処分や下地処理が含まれているか、壁4面すべてが範囲に入っているかを確認しておきましょう。
現地調査の前に整理しておきたいこと
見積もりの前には、多くの場合、現地調査で部屋の状態を見てもらいます。電話や問い合わせフォームで相談するときも、次のことを伝えておくと、話が早く進みます。
- 部屋の広さ(15畳)と、リビング・ダイニングや寝室などの使い方
- 張り替えたい範囲(壁だけか、天井も含めるか。ほかにも考えている部屋があるか)
- 住みながらの工事か、空室か。ソファや食器棚など大きな家具があるかどうか
- 壁のシミやカビ、剥がれなど、気になっている傷み
- 壁紙のグレードの希望(量産品でよいか、1000番台も比べたいか)
- 分譲マンションの場合は、管理組合への届け出が必要かどうか(決まりはマンションごとに違うので、管理規約や管理会社で確認しておく)
壁紙の種類や下地のことが分からないまま相談しても、困ることはありません。気になっている場所を書き出したメモや、傷みの写真を用意しておくくらいで十分です。
相場を知ったうえで複数社に見積もりを依頼し、納得して任せられる業者を選ぼう
15畳の壁紙張り替え費用について、ここまでの内容を整理します。
- 15畳の壁を量産品で張り替える費用の目安は7万円から13万円程度(天井は含まない)。天井も含めると10万円から20万円程度
- 費用の基本は「壁の面積×1㎡あたりの単価」。15畳の壁は窓やドアを引く前でおよそ46〜51㎡、天井は23〜27㎡ほどで、量産品は材料と工事を合わせて1㎡あたり1,500〜2,500円程度が目安
- 15畳は壁の面積が大きいため、壁の面積×単価の金額がそのまま総額の見当になりやすい
- 費用を決めるのは、壁紙のグレード、施工面積(天井を含めるか)、下地の状態の3つ。広い部屋ほどグレードの差額は大きくなる
- 追加費用が出やすい主な要因は、下地の傷み(カビを含む)と大型家具の移動。エアコンを外す場合も別の費用がかかる
- 見積もりは、施工面積と単価が書かれているかを確認し、同じ条件で比べる
15畳の部屋の費用は、面積と単価の見当がつけば、見積もりの金額を自分で確かめられます。実際の金額は、壁の状態や範囲、家具の量を見ないと決まりません。ほかにも張り替えを考えている部屋があれば、一緒に見積もりを取ってみてください。基本的には、その部屋の施工面積に応じた費用が加わるので総額は増えますが、職人の手配など共通する段取りをまとめやすく、作業も効率よく進められるため、1㎡あたりの単価が下がることもあります。天井やほかの部屋も含めるかどうかを考えたうえで、壁だけの場合と天井も含めた場合の両方の金額を出してもらい、複数の業者の見積もりを比べてみてください。
自分の15畳の部屋が7万円から13万円程度の範囲に収まりそうか、天井も一緒に張り替えるとどう変わるかを知りたい方は、電話でご相談ください。部屋の状態を見たうえで、範囲ごとの費用をご案内します。見積もり・現地調査は無料です。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
この記事の執筆者

氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。



