壁紙の上から塗装はできる?塗れない2種類の壁紙と、張り替えとの費用・仕上がりの違い

ローラーを手に、黄ばんだ壁を新しい色で塗っている男性

「壁紙が黄ばんできたけれど、張り替えるより、上からペンキを塗ったほうが安く済むのでは」

壁紙の汚れや古さが気になって調べ始めると、張り替えのほかに「壁紙の上から塗装する」という方法が目に入ってきます。剥がさずに塗るだけなら費用も手間も少なそうに見えます。ただ、本当に自分の家の壁紙に塗れるのか、塗ってしまって後悔しないのかが分からず、決めきれない方も多いのではないでしょうか。

先に結論をお伝えします。壁紙の上から塗装することはできます。ただし、どの壁紙にも塗れるわけではありません。塗料メーカーのアサヒペンは、一般のビニール壁紙には塗れる一方、布の壁紙とオレフィン系の壁紙には塗れないと書いています。また、壁紙の上塗りをサービスとして出しているハウスクリーニング大手のダスキンも、劣化した壁紙には施工しない、ヤニやカビは塗っても隠れない場合がある、と条件をつけています。

費用は、業者によって幅がありますが、張り替えより安く済むことが多い方法です。一方で、壁紙の柄や色は塗料の色に置き換わります(表面の凹凸はおおむねそのまま残ります)。塗装は見た目を整えつつ費用を抑えたい場合の選択肢で、ご自身で購入された持ち家の場合は張り替えを選ぶ方が多い、というのが、当店がご相談の際にお伝えしている目安です。もうひとつ、塗ったあとでも壁紙は通常どおり張り替えられるので、塗装は後戻りできない選択ではありません。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 壁紙の上から塗装できるかどうか。塗料メーカーが「塗れない」としている2種類の壁紙と、ダスキンの上塗りサービスが「施工できない」としている状態
  • 塗装と張り替えの違い(費用、仕上がり・質感、塗ったあとの張り替え)
  • 塗装を選ぶ人と張り替えを選ぶ人の違い。自分で塗る前に知っておきたいこと
  • 迷ったときに、現地を見てもらって範囲と費用を比べる方法と、そのときに伝えておきたいこと

読み終えるころには、自分の家の壁紙が塗装で済ませられる状態か、張り替えを相談したほうがよいかの見当がついているはずです。

塗装にするか張り替えにするか迷っている方は、電話でご相談ください。気になっている場所や汚れの様子をうかがったうえで、張り替える場合の範囲と費用をご案内しますので、塗装と比べる材料にしてください。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


壁紙の上から塗装できるか、まず可否を確認する

壁紙の一部に試し塗りした四角と、その下に置かれたペンキ缶と刷毛

塗装と張り替えのどちらが得かを比べる前に、そもそも自分の家の壁紙に塗れるのかを確認しておく必要があります。塗れない壁紙に塗ってしまうと、安く済ませるつもりが、張り替えの費用に塗装の費用が上乗せになるだけで終わりかねません。

一般のビニール壁紙は対応する塗料なら塗れる。布とオレフィン系は塗料メーカーが「塗れない」としている

塗料メーカーのアサヒペンは、よくある質問のページで「カベ紙に塗料を塗れますか?」という問いに、次のように答えています。

「カベ紙、ビニールカベ紙には、『NEW水性インテリアカラー』や『水性多用途ペイントマットカラー』が塗れます。布カベ紙には色ムラが生じやすく、仕上がりが悪いため塗れません。また、オレフィン系のビニールカベ紙には密着が悪く塗ることができません。用途外の塗料を塗ると塗装面がべたついてきますので使用しないでください。」(出典:アサヒペン「塗装場所/素地との相性 よくある質問集」)

一般のビニール壁紙は、壁紙に塗れるとされている塗料を選べば、塗れる側に入ります。アサヒペンが塗れないとしているのは、布の壁紙と、オレフィン系の壁紙の2種類です(同社は「オレフィン系のビニールカベ紙」と表記しています)。布の壁紙は色ムラが出て仕上がりが悪くなるため、オレフィン系は塗料がしっかりくっつかないためです。

あわせて読んでおきたいのが、最後の一文です。どの塗料でもよいわけではなく、壁紙に塗れる塗料として名前が挙がっているのは水性の室内用塗料です。用途に合わない塗料を塗ると、塗った面がべたついてくると書かれています。

自分の家の壁紙がどれかは、見た目だけでは分かりにくい

難しいのは、自分の家の壁紙がオレフィン系かどうかを、見た目や手触りで見分けるのが難しい点です。新築や前回のリフォームのときの仕様書が残っていれば品番から調べられますが、中古で購入した家や、前の張り替えから年数が経っている家では、手元に資料が無いことも少なくありません。

見分けがつかないまま塗ってしまった場合に困るのは、塗れない壁紙だったときです。塗料がしっかりくっつかなければ、時間が経ってから塗った面がはがれてきたり、べたついたりすることがあります。そうなると、塗った手間と塗料代をかけたうえで、結局は張り替えることになります。安く済ませたくて塗装を選ぶのであれば、塗る前に、壁紙が塗れる種類かどうかを確かめる手間は省かないほうが、結果的に安くつきます。壁紙の種類を確かめる方法(家を建てたときや前回張り替えたときの業者、購入した店舗への問い合わせ、当時の見積書・仕様書の品番)は、壁紙の種類は代表的な4つ|住宅用の約9割はビニールクロス、分からないときの確かめ方で整理しています。

自分で塗って隠すことも考えている方は、壁紙の汚れ隠しは貼るか塗るか|商品が限定する3つの条件と、壁紙メーカー3社が粘着テープを避ける理由も参考にしてください。塗る方法と貼る方法の条件を並べて整理していて、判断がつかないときは目立たない場所で小さく試す、という考え方にも触れています。

ハウスクリーニング大手の上塗りサービスは、劣化した壁紙には施工しない

もうひとつ知っておきたいのが、壁紙の種類とは別に、壁紙の「状態」によっても塗れるかどうかが変わる点です。

ハウスクリーニング大手のダスキンは、住まいの補修サービス(アクセントウォール)のひとつとして、壁紙の上塗りを「ペイント(壁紙の上塗り)」という名前で出していて、その料金表の注記に次のように書いています(出典:ダスキン「サービス・料金[アクセントウォール]」)。

  • 「壁紙のペイントは、クロスが劣化している場合は施工できません。」
  • 「タバコのヤニがひどい場合や、カビが下地まで発生している場合は、ペイントでも隠れない場合があります。」
  • 「壁のキズが5㎝以上の場合、ペイントを施工してもキズあとが目立つ場合があります。」

同じ注記には、「内装制限が係る場所(コンロから1.5m以内や11階以上の住居および事業所など)は壁紙の貼替えのみの施工が可能です。」という一文もあります。燃えにくさの決まり(内装制限)がかかる場所では、ダスキンは上塗りを受けず、張り替えだけで対応するということです。住宅のキッチンにこの決まりがかかるかどうかは建物の構造や階数などによって分かれ、その条件はキッチンの壁紙張り替えは普通の壁紙でいい?量産壁紙の多くは準不燃、費用は最低料金4万〜6万円が目安で扱っています。

これは1社のサービスの条件なので、ほかの業者がすべて同じとは限りません。ただ、塗って仕上げる側の業者が、自社の注意書きで「劣化した壁紙には施工しない」「ヤニやカビは隠れない場合がある」と書いていることは、判断の目安になります。塗装は、表面の汚れや色の変化を覆う方法です。壁紙そのものが傷んでいたり、汚れが表面より奥まで入り込んでいたりすると、覆うだけでは片づかないということです。

ヤニやカビが気になっている場合は、塗装を考える前に、それぞれの汚れの性質を知っておくと判断しやすくなります。

塗装と張り替え、何が違うか

左は単色の塗料で塗った壁とローラー、右は縦じまの壁紙を張った壁

塗れる壁紙だと分かったら、次は張り替えと比べてどうかです。比べるポイントは、費用、仕上がり、そしてあとから張り替えられるかどうかの3つです。

費用:業者によって幅があるが、張り替えより安く済むことが多い

塗装を業者に頼む場合の費用は、業者によって幅があります。ただ、塗装は張り替えと比べると安く済むことが多い方法です。

理由は、作業の中身を比べると分かります。張り替えは、古い壁紙を剥がし、下地を整え、新しい壁紙を貼り、剥がした壁紙を処分するところまでが一連の工程です。塗装は、今の壁紙を残したまま表面を整えて塗料を塗るので、剥がす手間も、剥がした壁紙の処分も発生しません。

張り替えの費用の目安は、量産品と呼ばれる一般的な壁紙で、材料と工事を合わせて1㎡あたり1,500〜2,500円程度です。範囲が狭い場合は、多くの業者が最低料金を4万〜6万円程度に設定しているので、1面だけでもこのくらいはかかります。

注意したいのは、塗装を頼む場合にも、範囲が狭くても一定の料金がかかる設定になっていることがある点です。職人が現場に来て、床や家具を汚さないよう養生し、道具を出して片づけるまでの段取りは、塗る範囲が狭くても広くても大きくは変わりません。これは張り替えも同じで、だからどちらにも「ここまでは一律」という料金の決め方が出てきます。そのため、塗りたい範囲が狭いほど、張り替えとの差は小さくなることがあります。

どのくらいの差になるかは、塗りたい範囲と業者の料金の決め方によって変わるので、比べるときは同じ範囲で両方の金額を聞くのが確実です。あわせて、何が料金に含まれているかもそろえて比べてください。たとえば先ほどのダスキンの上塗りサービスでは、家具や大きな荷物の移動が必要な場合は、自分で動かすか、担当者による移動(別途料金)になると書かれています(出典:ダスキン「サービス・料金[アクセントウォール]」)。業者が出している上塗りや染色(壁紙の表面に染料を塗り重ねて色をそろえる方法)のサービスの具体例と料金の決め方は、壁紙クリーニングの料金は20㎡以下で11,000円|6畳が枠に収まらない理由と張り替えとの比べ方で紹介しています。金額だけを並べるのではなく、同じ条件での金額になっているかを確かめると、比べ間違いが起きにくくなります。

仕上がり:柄と色は塗料の色に置き換わり、表面の凹凸は残る

仕上がりの違いは、費用以上に好みが分かれるところです。

塗装は今の壁紙の上に塗料を重ねるので、壁紙の柄や色合いは塗料の色に置き換わります。塗料は色を選べても、壁紙のような柄や織物調・石目調といった表情は選べません。貼るのではなく塗るので、新しい継ぎ目ができず面全体を同じ色でそろえられるのは塗装の良いところです。その一方で、塗料は壁紙の上に重ねる薄い膜なので、今の壁紙の表面の凹凸はおおむねそのまま残ります。

張り替えは、見本帳から新しい壁紙を選び直します。色だけでなく、柄や質感、汚れ防止などの機能を持った壁紙も候補に入ります。張り替えで選ぶ壁紙のグレードと、その価格差については、量産クロスと1000番クロスの違い|価格差は6畳で約1万円、部屋ごとの選び分け方で扱っています。壁紙の新しさそのものも戻ってくるので、「部屋の古さを一新したい」という目的であれば、張り替えのほうが目的に合いやすいと言えます。

塗ったあとでも、壁紙は通常どおり張り替えられる

塗装をためらう理由として、「一度塗ってしまったら、もう張り替えられないのではないか」という心配があります。これについては、心配は要りません。

塗装で仕上げ直した壁紙も、あとから通常どおり剥がして張り替えられます。実際、塗装で仕上げ直したあとに張り替えている例もあり、その張り替えに支障は出ていません。

ひとつだけ挙げるとすれば、塗料のぶん剥がした壁紙の量が増えるので、廃材の処分費用が少し上乗せになることはあります。ただ、張り替えそのものができなくなるという話ではありません。

つまり、「今回は塗装で様子を見て、数年後に張り替える」という順番も選べます。塗装と張り替えは、どちらか一方を選んだら終わりという関係ではありません。

ただし、この順番を選ぶと、塗装の費用と張り替えの費用を両方払うことになります。数年のうちに張り替えるつもりがはっきりしているなら、最初から張り替えたほうが合計では安く済むこともあります。「後から張り替えられる」ことは安心材料ですが、それだけを理由に塗装を選ぶのではなく、その部屋をこの先どのくらい使うのかとあわせて考えておくと、あとで二重に払ったと感じずに済みます。

なお、壁紙ではなく壁そのものがペンキで仕上げられている家に、これから壁紙を貼る場合は、別の下地処理が必要になります。その話はペンキ下地に壁紙は貼れる?剥がれを防ぐ2つの下地処理を解説で扱っています。

塗装を選ぶ人・張り替えを選ぶ人

ここまでの違いを踏まえると、塗装と張り替えのどちらが向いているかは、費用だけでなく、その部屋をどうしたいかで変わってきます。

塗装は費用を抑えたい場合の選択肢、購入した持ち家では張り替えを選ぶ方が多い

当店にご相談いただいた方の中にも、張り替えを考えてお電話をくださった方に、汚れが気になる場合の選択肢として壁紙の上から塗装する方法をご案内したことがあります。そのとき一緒にお伝えしたのは、塗装は見た目を整えつつ費用を抑えたい場合の選択肢で、ご自身で購入された持ち家の場合は、張り替えを選ばれる方が多い、ということでした。そのお客様も、塗装ではなく張り替えの方向で検討されました(このときのやり取りは【相談事例】引っ越し前のクロス張替え、日程が間に合わず他社に決まった京都府向日市のご相談にまとめています)。

持ち家で張り替えが選ばれやすい理由は、ここまでの比較から考えると分かりやすくなります。これから長く住む部屋なら、柄や質感まで自分で選び直せること、壁紙そのものが新しくなることに価値を感じる方が多いはずです。一方、費用をできるだけ抑えて見た目を整えることが目的で、壁紙の種類と状態が塗装の条件を満たしていれば、塗装が候補になります。

もうひとつ、年数の経った壁紙は、表面の汚れだけでなく壁紙そのものが古くなっています。塗装は表面を覆う方法なので、見た目の色は新しくなっても、下の壁紙の古さはそのまま残ります。長く住むつもりの家で、壁紙そのものがかなり古くなっているなら、塗って数年後に結局張り替える、という二度手間になりやすい点も、張り替えが選ばれる理由のひとつと考えられます。

どちらが正しいということではありません。自分がその部屋に何を求めているかで決めてよい選択です。

塗装が向いているのは、状態が良く、見た目を整えたい場合

塗装を選ぶなら、記事の前半で見た塗れる壁紙の種類と状態の条件を満たしていることが前提になります。

  • 壁紙が、塗れるとされている一般のビニール壁紙である
  • 壁紙の剥がれ・めくれ・大きな傷みがなく、劣化していない
  • 気になっているのが、表面の黄ばみや汚れ、色の古さといった見た目の問題である

ただし、同じ黄ばみでも原因によって事情が違います。手垢や日焼けは表面の汚れや色の変化ですが、タバコのヤニは壁紙の奥や下地までしみ込んでいることがあり、先ほどのダスキンの注記のとおり、塗っても隠れない場合があります。黄ばみの原因の見分け方と、掃除で落ちなかったときの選択肢は、壁紙の黄ばみの原因は?手垢・日焼け・ヤニの見分け方と、掃除で落ちなかったときの選択肢で整理しています。

逆に、壁紙の端がめくれている、触るとぱりぱりと欠ける、カビが下地まで広がっている、ヤニがひどい、といった状態は、塗装の前提から外れます。壁紙が傷んでいるなら、塗装を考えるより先に張り替えの話を聞いたほうが近道です。浮き・めくれ、ひび割れ、カビ、臭い、家具を動かした跡といった、壁紙そのものが傷んできたときのサインは、壁紙の替えどきはいつ?築年数より見るべき「今の壁の状態」と見逃せない5つのサインで整理しています。

自分で塗る前に、張り替えの業者に範囲と費用を確かめておく

塗装は、自分で塗る方法として紹介されていることも多くあります。ただ、自分で塗ってから「思っていた仕上がりと違った」と後悔しないためにも、自分で塗るか決める前に、張り替える場合の範囲と費用を張り替えの業者に確かめておくことをおすすめします。

上で見たように、塗れない壁紙がある、用途に合わない塗料だと塗った面がべたつく、塗っても隠れない汚れがある、といった条件は、塗る前には気づきにくいものです。張り替えだとどのくらいかかるのかを先に知っておけば、自分で塗るか、業者に頼むかも落ち着いて比べられます。

また、壁の高い位置や天井まわりを塗ろうとすると、脚立に乗っての作業になります。脚立からの落下によるけがは少なくないので、慣れていない方や体力に不安がある方が、高い場所の作業を無理にしないようにしてください。

迷ったら、現地を見てもらって範囲と費用を比べる

塗装で済むか、張り替えたほうがよいかは、壁紙の種類と状態、そして範囲によって変わります。写真や文章だけでは決めきれないことも多いので、迷ったら、まず張り替えの業者に現地を見てもらい、張り替える場合の範囲と費用を確かめておくのが近道です。塗装の可否や金額は、塗装を頼む業者に確認し、同じ範囲で並べて比べます。

張り替えの範囲は1面単位で考える

張り替えを検討するときに知っておきたいのが、範囲の考え方です。壁紙は幅のあるロールを上から下へ貼り継いでいくので、一部だけを切り取って貼り直すと、継ぎ目や色の差が目立ちます。そのため、張り替えは壁の1面、あるいは部屋単位で考えるのが基本です。

裏を返せば、同じ1面の中であれば、汚れが広がっていても張り替えの費用は大きく変わらないことがあります。また、ほかにも気になる部屋や場所があれば、まとめて見てもらうほうが、職人の手配や移動、養生といった共通の段取りをまとめられるぶん、1箇所あたりの負担は小さくなります。

一部だけを張り替える方法そのものはありますが、継ぎ目で区切って最低でも1枚分になり、費用も1面と同じくらいになりやすくなります。その理由と色の注意点は、壁紙の部分張り替えはできる?最低1枚分になる理由と、1面張り替えと比べた費用・色の注意点で扱っています。

見積もりのときに伝えておきたいこと

現地調査や見積もりを頼むときは、次のことを伝えておくと、判断がスムーズになります。

  • すでに壁紙の上から塗装したことがあるかどうか(塗った壁紙も張り替えられますが、処分する量の見立てが変わります)
  • 壁紙の種類が分かる資料(新築やリフォームのときの仕様書など)があるかどうか(塗装を考えるうえでも、塗れる壁紙かどうかの手がかりになります)
  • 気になっている汚れの種類と場所(黄ばみ、ヤニ、カビ、手垢など。ヤニやカビは、張り替えのときにも下地の処理の仕方が変わることがあります)
  • 掃除で何を試したか、こすった跡があるかどうか(表面や糊の状態によって、剥がしたあとの下地の見立てが変わります)
  • 塗装も考えていて、張り替えと比べたいと思っていること(比べる範囲をそろえて見積もってもらいやすくなります)

壁紙の種類が分からないまま相談しても、困ることはありません。塗装も検討していることを伝えたうえで、張り替える場合の範囲と費用を聞いておけば、塗装の見積もりと並べて比べられます。

塗装は状態と目的で選び、迷ったら張り替えの費用と並べて比べよう

壁紙の塗装について、ここまでの内容を整理します。

  • 壁紙の上から塗装することはできる。ただし、塗料メーカーのアサヒペンは布の壁紙とオレフィン系の壁紙には塗れないとしている。用途に合わない塗料を塗ると塗装面がべたつく
  • 上塗りのサービスを出しているダスキンも、劣化した壁紙には施工しない、ヤニやカビは隠れない場合がある、と条件をつけている
  • 費用は業者によって幅があるが、剥がす手間と処分が要らないぶん、張り替えより安く済むことが多い。ただし範囲が狭いと差は小さくなることがある
  • 塗装は壁紙の柄や色が塗料の色に置き換わり、表面の凹凸はおおむね残る。張り替えは柄・質感・機能まで選び直せ、壁紙そのものが新しくなる
  • 塗装したあとでも、壁紙は通常どおり張り替えられる。塗料のぶん処分費が少し上乗せになることはある
  • 塗装は、見た目を整えつつ費用を抑えたい場合の選択肢。ご自身で購入された持ち家の場合は張り替えを選ぶ方が多い、というのが当店がご相談の際にお伝えしている目安

塗装は、壁紙の状態が良く、見た目を整えたい場合には十分に使える方法です。一方で、壁紙が傷んできている場合や、これから長く住む部屋を新しくしたい場合は、張り替えのほうが目的に合うことが多くなります。

どちらにするか迷ったら、まず張り替える場合の範囲と費用を確かめてください。1面で収まるのか、部屋全体で考えたほうがよいのかが分かれば、塗装の金額と並べて、自分にとって納得のいくほうを選べます。

張り替えるとしたら範囲と費用はどのくらいかを確かめたい方は、電話でご相談ください。塗装も検討していることを伝えていただければ、同じ範囲で比べやすいように張り替えの範囲と費用をご案内します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。

この記事の執筆者

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氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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