壁紙張り替えの立ち会いは必要?役立つ3つの場面と、留守中に鍵を預けるときの確認事項

玄関の靴箱の上に置かれたタグ付きの鍵と、上がり框の奥に用意された脚立・養生シート・道具箱

壁紙を張り替えたいけれど、平日は仕事で家を空けている。工事の日は一日中家にいないといけないのだろうか。休みを取れないなら、鍵を預けて留守の間に工事してもらうことはできるのだろうか。張り替えを考えはじめると、こうした「当日の立ち会い」が気になって、相談に踏み切れないことがあります。

先に結論をお伝えします。壁紙の張り替えでは、工事のあいだ、依頼した人がずっと家にいて作業を見ている必要は、多くの場合ありません。作業の内容や張り替える範囲は、事前の現地調査と見積もりの段階で決まっているためです。立ち会いが役に立つのは、作業を始める前の確認、下地の傷みが見つかって追加の工事を相談するとき、仕上がりを確かめるときといった、限られた場面です。鍵の受け渡しの方法によっては、立ち会いが作業の始めと終わりだけで済むこともあります。

ただし、留守の間に工事してもらえるかどうか、鍵をどう受け渡すかは、業者によって対応が違います。自分の都合に合わせた進め方ができるかは、現地調査や見積もりの相談のときに確かめておくのが確実です。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 工事当日に立ち会いが必要になりやすい場面(作業前の確認、追加の工事の相談、仕上がりの確認)と、始めと終わりだけで済む場合
  • 留守の間に工事してもらうときの鍵の預け方と、鍵を預ける前に業者へ確認しておきたいこと
  • 賃貸物件のオーナー・管理会社が、現地に行けないまま空室の張り替えを手配する場合の進め方
  • 立ち会わなかった場合に、仕上がりをどう確かめるか(作業報告書、帰宅後に見ておきたいところ)

工事の日に家を空けることになりそうな方は、電話でお尋ねください。張り替えたい部屋とご都合を伺ったうえで、立ち会いが必要になる場面や日程の組み方をご案内します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


工事当日、依頼した人はずっと家にいる必要があるのか

張り替え途中の部屋の壁。壁紙の端が大きくめくれ、隣にスイッチプレートがある

壁紙の張り替えは、6〜8畳の洋室1部屋なら4〜6時間ほど、複数の部屋をまとめると2〜3日かかることもある工事です。そのあいだずっと家にいなければならないとなると、仕事を休む日数も増えてしまいます。まずは、工事の日に依頼した人がどこまで関わる必要があるのかを整理します。

ずっと作業を見ている必要はない

工事の日に何をするかは、当日その場で決めるものではありません。現地調査で、業者の担当者が壁の状態を確かめ、張り替える部屋や面、壁紙の品番、家具をどうするかを確認したうえで、見積もりが出ます。工事の日は、その内容に沿って職人が作業を進めていきます。依頼した人がその都度判断を求められる場面は、それほど多くありません。

家にいる場合でも、作業中の部屋に出入りしたり、そばで見ていたりする必要はありません。作業中の部屋への出入りは職人の手を止めることになるので、必要がなければほかの部屋で過ごしていて構いません。職人への飲み物などの気遣いも不要です。家にいながら工事をしてもらう日の過ごし方は、壁紙の張り替えは住みながらでもできる?1〜2日で完了する当日の流れと3つのポイントを解説で詳しく扱っています。

「見ていないと手を抜かれるのでは」と心配になる方もいるかもしれません。ただ、壁紙の仕上がりは、そばで見ていたかどうかよりも、下地の整え方や職人の技術で決まります。作業の途中を見ていても、下地の処理が十分かどうかを見分けるのは難しいものです。仕上がりに不安があるなら、作業の様子を見張るより、あとで仕上がりをどう確かめられるかを事前に業者と決めておくほうが、仕上がりへの不安を減らしやすくなります(この記事の後半で扱います)。

立ち会いが必要になりやすい3つの場面

ずっと家にいる必要はないとしても、依頼した人がいたほうがよい場面はあります。主に次の3つです。

1つ目は、作業を始める前の確認です。どの部屋のどの面を張り替えるか、どの壁紙を使うか、動かす家具と動かさない家具はどれか、触ってほしくない物はどこにあるか。こうした点を、職人と一緒に現場で確かめておくと、行き違いを防げます。家具の移動を業者側でするのか、依頼する側で事前に動かしておくのかは、現地調査のときに決めておくことが大切です。当日になって「これは動かせない」となると、職人の段取りが狂い、張り替えられる範囲も変わってしまいます。家具の移動を誰が行うか、費用がかかるかどうかは、壁紙張り替えの家具移動は業者に頼める?費用相場と自分では動かせない家具の対処法で詳しく扱っています。

2つ目は、作業の途中で下地の傷みが見つかったときです。壁紙を剥がしてみると、その下の石膏ボードが水漏れや結露でふやけている、といった傷みが見つかることがあります。こうした下地そのものの傷みは、原則として現地調査のときに業者が見当をつけられますが、特殊な場合には、剥がしてみて初めて分かることもあります。その場合は、補修をするかどうか、追加の費用をどうするかを、依頼した人に相談することになります。その場にいれば実際の壁を見ながら話を聞けますし、いなければ電話や写真で説明を受けて判断することになります。

現地調査で見当がついた下地の傷みは、補修が要る場合も施工前の見積もりに費用が入り、原則としてその金額のとおりです。一方、現地調査で「剥がしてみないと分からない」と言われていて、工事の日は留守にする予定なら、剥がしたあとの連絡で慌てないよう、「下地が傷んでいた場合、追加でどのくらいかかりそうですか」と聞いておくと安心です。どんな状態ならどんな補修が加わり、費用がどのくらいの幅になりそうかという目安は、剥がす前に尋ねておけます。あらかじめ条件と幅を聞いておけば、仕事中に電話で連絡を受けても、その場で判断しやすくなります。見積もりの段階で追加費用について確認しておきたい項目は、クロス張り替えの見積書チェックポイント7選|追加費用で後悔しないための確認事項で扱っています。

3つ目は、作業が終わったあとの仕上がりの確認です。継ぎ目や角、コンセントまわりなどを職人と一緒に見て、気になるところがあればその場で伝えます。その場で見て分かる凹凸などは、このときに指摘して手直しの相談ができます。

「始めと終わりだけ」で済むこともある

この3つの場面のうち、決まったタイミングで起きるのは、1つ目の作業前の確認と、3つ目の仕上がりの確認です。2つ目の下地の傷みの相談は、起きるかどうかも、作業中のどの時点になるかも、前もっては確定できません。

そのため、鍵の受け渡しの方法によっては、立ち会いは作業の始めと終わりだけで済むこともあります。たとえば、朝に職人を迎えて作業の内容を一緒に確かめ、鍵を預けて出かけ、夕方に戻って仕上がりを確かめる、という進め方です。途中で下地の傷みが見つかった場合は、電話で連絡をもらい、写真などで状態を見て判断します。

複数の日にまたがる工事では、毎日の始めと終わりをどうするかも決めておく必要があります。たとえば、初日の朝に全体の内容を確かめ、最終日の夕方に仕上がりを確かめて、間の日は鍵を預けたままにする、といった形です。下地処理でパテを多く使う場合は、パテを乾かす待ち時間のために、1部屋でも作業が翌日にまたがることがあります。工事の日数が延びる可能性も含めて、どの日にどこまで立ち会えばよいかを業者と決めておきましょう。工事の日数がどう決まるかは、壁紙張り替えの時間はどれくらい?1部屋4〜6時間の目安と日数の決まり方を解説で詳しく扱っています。

ただし、こうした進め方ができるかどうかは、業者や工事の内容によって違います。自分の都合に合わせてどこまで対応してもらえるかは、現地調査や見積もりの相談のときに、「工事の日は仕事で家を空けるのですが、立ち会いが必要なのはどの場面ですか」と具体的に聞いてみるのがいちばん確実です。引っ越し前で家がまだ空いている場合は、立ち会いの負担はさらに小さくしやすくなります。引っ越しの日程に合わせた進め方は、引っ越し前の壁紙張り替えは間に合う?施工まで1〜2か月先になる業者も、日程の逆算と費用の考え方で扱っています。

留守の間に鍵を預けて工事してもらうことはできるか

家の鍵をつまんで差し出す手と、玄関ドアのレバーハンドル

工事の日にどうしても家にいられない場合、選択肢になるのが、鍵を預けて留守の間に工事してもらう方法です。ここでは、鍵の預け方の選択肢と、預ける前に業者へ確認しておきたいことを整理します。

鍵の預け方には、いくつかの方法がある

留守の間の工事に対応している業者でも、鍵の受け渡し方は一つではありません。考えられる主な方法は次のとおりです。

  • 工事の日の朝に、来た職人や担当者へ直接手渡し、終わったら返してもらう
  • 事前に業者の担当者へ預け、預かったことが分かる書面(預かり証)をもらっておく
  • 暗証番号で開け閉めできる鍵の保管箱(キーボックス)を使い、工事の間だけ番号を伝える
  • 家族や親族など、信頼できる人に開け閉めを頼む
  • マンションの管理会社や、物件を管理している会社を通して受け渡す

どの方法に対応しているかは、業者によって違います。一般的には、担当者へ直接手渡し、預かり証を作るのがよいとする案内もあります。どの方法が自分の家に合うかは、住まいの形(オートロックかどうか、管理人がいるかどうか)や、工事が何日にまたがるかによっても変わるので、業者と相談して決めることになります。

オートロックのマンションや、管理人が常駐しているマンションでは、職人が建物に入るための手順も考えておく必要があります。共用部の鍵をどうするか、管理人に工事の予定を伝えておくかは、マンションによって扱いが違うので、あわせて確認しておきましょう。

また、分譲マンションでは、内装工事について管理組合への届け出が必要かどうかも、マンションによって違います。留守の間に工事をしてもらう場合でも、届け出が必要なマンションでは手続きを済ませておく必要があるので、管理規約を確認するか、管理会社や管理組合に問い合わせておきましょう。届け出に承認が必要なマンションでは、工事の日程に余裕を見ておくことも大切です。届け出の扱いがマンションによってどう違うかは、マンションの壁紙張り替え費用はいくら?3LDKで20万〜34万円前後、間取り別の目安と費用の決まり方でも触れています。

鍵を預ける前に、業者へ確認しておきたいこと

見知らぬ人に家の鍵を預けるのは、誰でも不安なものです。その不安は我慢するものではなく、事前の確認で小さくしていくものです。現地調査や見積もりの相談のときに、次のような点を聞いておくと安心です。

  • 工事の日に来るのは誰か(現地調査に来た人と同じか、別の職人か。何人来るか)
  • 鍵はいつ、誰に、どうやって渡し、いつ、どうやって返してもらうのか。預かり証はもらえるか
  • 作業の途中で下地の傷みなどが見つかった場合、どうやって連絡してもらえるのか(電話か、写真を送ってもらえるか。連絡がつかない場合はどうするか)
  • 作業が終わったあと、戸締まりや電気、エアコンの確認はどうするのか
  • 万一、家の中の物を壊したり傷つけたりした場合に備えて、賠償責任保険に入っているか
  • 作業が終わったことを、どうやって知らせてもらえるのか

賠償責任保険については、一般的な業者であれば加入していることがほとんどですが、加入していない業者も一定数あります。留守の間に工事をしてもらう場合は、特に確かめておきたい項目です。

こうした質問には、どの業者も同じ答えを返すわけではありません。大切なのは、答えの中身そのものよりも、こちらの不安を受け止めて、具体的に分かりやすく説明してくれるかどうかです。「大丈夫ですよ」だけで終わらず、鍵の扱いや連絡の方法をはっきり説明してくれる業者であれば、安心して任せやすくなります。逆に、答えがあいまいなまま話が進むようなら、ほかの業者の話も聞いてみるきっかけになります。現地調査に来た人と工事の日に来る人が同じかどうかを含め、頼み先ごとの違いは、壁紙張り替えはどこに頼む?4種類の業者の違いと失敗しない選び方で扱っています。

留守にする前に、家の側で準備しておくこと

業者への確認とあわせて、家の側でも準備しておくと安心なことがあります。

貴重品や、人に見られたくない書類などは、工事をする部屋から出して、しまっておきましょう。工事をしない部屋についても、「この部屋には入らないでください」と伝えておけば、職人も気をつけて作業できます。トイレを使ってもらってよいか、工事の車をどこに停めてよいかなども、事前に決めておくと当日の行き違いがなくなります。

ペットがいる家では、工事の間どこで過ごさせるかも考えておく必要があります。ドアの開け閉めや職人の出入りで、ペットが外へ出てしまうおそれがあるためです。

賃貸物件のオーナー・管理会社が、現地に行けずに空室の張り替えを手配する場合

立ち会いの悩みは、自分の家を張り替える人だけのものではありません。賃貸物件のオーナーや管理会社が、入居者が退去したあとの空室の壁紙を張り替える場合も、物件が遠い、ほかの物件の対応で手が離せないといった理由で、現地に行けないことがあります。ここでは、空室の張り替えを手配する側の進め方を整理します。

鍵の受け渡しと、張り替える範囲の決め方

空室の場合は、家具や生活用品がないので、住んでいる家に比べて留守の間の工事は進めやすくなります。鍵の受け渡しは、管理会社を通す、キーボックスを使うなど、ふだん物件の鍵をどう管理しているかに合わせて業者と相談することになります。

気をつけたいのは、張り替える範囲をどう決めるかです。入居者が退去したあとの部屋では、どの面を張り替えるか、傷みが目立つ面だけにするか部屋全体にするかを、実際の壁の状態を見ながら決めることが多くなります。範囲を現地で相談しながら決めたい場合は、現地調査の日だけでもオーナーや管理会社の担当者が立ち会うのが確実です。

現地調査にも立ち会えない場合は、張り替える範囲をどこまで任せるのか、事前にはっきり決めて伝えておく必要があります。「汚れや傷みが目立つ面だけ」「この部屋は全面」のように方針を伝えたうえで、現地調査のときに壁の状態を写真で送ってもらい、見積もりと合わせて範囲を決める、といった進め方ができるかを業者に確かめておきましょう。

なお、退去のときに入居者と一緒に部屋の状態を確かめる、いわゆる「退去立会い」は、オーナーや管理会社と入居者の間で行うもので、張り替え工事の立ち会いとは別のものです。業者と決めるのは「どこまで張り替えるか」で、そのうち「どこまでを入居者に負担してもらうか」は、これとは分けて考えることになります。負担の考え方は、壁紙の耐用年数は6年?原状回復ガイドラインの負担割合と「一面分まで」の原則で扱っています。

次の入居募集までの日程と、完了の確認

空室の張り替えでは、次の入居者の募集や、内見の予定に間に合わせたいことが多いはずです。業者によっては、現地調査から施工までの予定が1〜2か月先まで埋まっていることがあります。特に2〜3月は、退去にともなう張り替えで職人の予定が埋まりやすい時期です。退去の予定が分かった時点で、「退去日はいつか」「どこを張り替えたいか」を業者に伝えておくと、日程を組みやすくなります。退去の予定が分かった時点での動き方や、範囲と予算の組み方は、ワンルームの壁紙張り替え費用はいくら?数万円台〜10万円超、範囲で変わる金額と退去後の予算の組み方でも扱っています。

当店にも、賃貸アパートのオーナー様から、入居者の退去後に、次の入居者募集に向けてなるべく早く現地調査に来てほしい、張り替える範囲は現地で相談したい、というご相談をいただいたことがあります。このときは現地調査で部屋の状態を確認したものの、その後の工事日程の調整で、ご希望のスケジュールに対応することが難しいと分かり、辞退させていただきました。業者によって対応できる日程には差があるので、急ぎの場合ほど早めの相談が欠かせません。このご相談の経緯は、【相談事例】奈良県磯城郡川西町:賃貸アパートの原状回復クロス張り替えのご相談で紹介しています。

現地に行けないまま工事を終える場合は、完了をどう確かめるかも、依頼の段階で決めておきます。仕上がりを写真で報告してもらえるか、報告はいつ、どの形で届くのかを確認しておけば、現地に足を運ばなくても、張り替えた範囲と仕上がりを確かめられます。確認の方法は、次の章で詳しく整理します。

立ち会わなくても、仕上がりはどう確かめられるか

留守の間に工事をしてもらう場合、いちばん気になるのが仕上がりの確認です。立ち会わなかった場合でも、仕上がりを確かめる方法はあります。

写真付きの作業報告書をもらえるか確認する

仕上がりを確かめる方法として役に立つのが、施工の前と後の写真が付いた作業報告書です。工事の前の壁の状態、剥がしたあとの下地の様子、張り終えたあとの仕上がりが写真で残っていれば、立ち会えなかった工程も、あとから確かめられます。途中で下地の補修をした場合も、どこをどう直したのかが分かります。

作業報告書を出してもらえるかどうか、どんな写真が入るのかは、業者によって違います。留守の間に工事をしてもらう予定があるなら、見積もりの段階で「施工の前と後の写真付きの報告書はもらえますか」と聞いておきましょう。

写真は、あとで何か気になることが出てきたときの記録にもなります。数か月たってから浮きが出てきたような場合でも、施工したときの写真が残っていれば、業者に相談するときの手がかりになります。

帰宅したら、自分の目で見ておきたいところ

写真とあわせて、帰宅したら自分の目でも仕上がりを見ておきましょう。見ておきたいのは、次のようなところです。

  • 壁紙の継ぎ目が目立って開いていないか
  • 部屋の角や、天井・床との境目がきれいに納まっているか
  • コンセントやスイッチのまわり、窓枠やドア枠のまわりに、すき間や切り口の乱れがないか
  • 照明の光が斜めに当たる場所で、大きな凹凸やふくらみが目立たないか

見るときは、明るいうちに、照明もつけて確かめると分かりやすくなります。ただし、張ったばかりの壁は、施工後1時間ほどは触ったり家具を押し付けたりしないほうがよいので、確かめるのは目で見るだけにしておきます。

張った直後の壁紙には、小さなふくらみが見えることがあります。これは糊の水分が抜けていく途中に出るもので、数日〜1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。すぐに手直しを求めるより、しばらく様子を見てから判断したほうがよいでしょう。張った直後の浮きと、あとから出てくる浮きの見分け方は、壁紙の浮きは自分で直せる?補修できる3条件と、業者に見てもらうべき浮きの見分け方で詳しく扱っています。一方で、その場で見て分かる大きな凹凸や、継ぎ目の開き、切り口の乱れのように、日がたっても変わらないものは、気づいた時点で早めに業者へ伝えます。立ち会っていれば仕上がりの確認のときに指摘できたことも、立ち会わなかった場合は、帰宅後の確認が同じ役割を果たします。

施工から数か月〜1年ほどの間に、複数の箇所で浮きが出てくる場合は、下地の処理に原因があることも考えられます。下地をどこまで整えたかは、引き渡しの日に立ち会っていても見抜けず、差が出てくるのはこの時期です。その理由は、壁紙の下地処理とは?数か月後に浮きが出る理由と、見積書で確認する一言で扱っています。保証の範囲や期間は業者によって違うので、どんな場合に対応してもらえるのかも、依頼の前に確かめておくと安心です。

まとめ

壁紙の張り替えの立ち会いについて、ポイントを整理します。

  • 壁紙の張り替えでは、工事のあいだ、依頼した人がずっと家にいて作業を見ている必要は、多くの場合ない。作業の内容や範囲は、現地調査と見積もりの段階で決まっている
  • 立ち会いが役に立つのは、作業前の確認、途中で下地の傷みが見つかったときの相談、仕上がりの確認の3つの場面
  • 鍵の受け渡しの方法によっては、立ち会いが作業の始めと終わりだけで済むこともある。ただし、どこまで対応してもらえるかは業者や工事の内容によって違う
  • 留守の間に工事をしてもらう場合、鍵の預け方には、直接の手渡し、預かり証、キーボックス、信頼できる人や管理会社を通すなどの方法がある
  • 鍵を預ける前に、来る人、鍵の受け渡しと返却、途中の連絡方法、戸締まり、賠償責任保険、完了の知らせ方を業者に確認しておく。答えの中身より、具体的に説明してくれるかを見る
  • 賃貸物件のオーナー・管理会社が現地に行けない場合は、張り替える範囲の決め方と、完了の確かめ方を依頼の段階で決めておく。範囲を現地で相談したいなら、現地調査の日だけでも立ち会うのが確実
  • 立ち会わなかった場合は、施工の前と後の写真付きの作業報告書を出してもらえるなら受け取り、帰宅後の目視とあわせて仕上がりを確かめる。張った直後の小さなふくらみは数日〜1週間ほどで落ち着くことが多い

工事の日に家にいられないことは、張り替えをあきらめる理由にはなりません。大切なのは、自分の都合を最初に伝え、立ち会いが必要な場面と鍵の扱いを、依頼する前に業者と決めておくことです。現地調査や見積もりの相談のときに、「工事の日は家を空けるのですが、どう進められますか」と聞いてみるところから始めてみてください。

工事の日に立ち会えるか分からない方、現地に行けないまま空室の張り替えを考えているオーナー・管理会社の方は、電話でご相談ください。ご都合を伺ったうえで、立ち会いが必要になる場面と、工事の進め方をご案内します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。

この記事の執筆者

執筆者写真

氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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