壁紙張り替え後の注意点|施工直後の家具・仕上がり確認から、数か月〜1年の浮きまで時期別に整理

張り替えたばかりの白い壁の部屋で、開けた窓からレースのカーテンが風に揺れ、壁際に木のチェストが置かれている

壁紙の張り替えが終わったら、すぐに家具を戻してよいのか。部屋に残っているにおいは、いつまで続くのか。張ったばかりの壁に小さなふくらみや継ぎ目の線が見えたら、失敗なのか、よくあることなのか。張り替えを考えはじめると、工事そのものだけでなく、終わったあとのことも気になってくるものです。

先に結論をお伝えします。壁紙張り替え後の注意点は、気をつける時期の順に次の4つです。

  • 施工直後〜少なくとも1時間:張ったばかりの壁に触れたり、家具を押し付けたりしない(正確な時間は施工した業者に確認する)
  • 工事が終わったその場:継ぎ目・角・コンセントまわり・ふくらみを目で見て、気になるところは早めに業者へ伝える
  • 使い始めてから1週間程度:においが残ることがあるので十分に換気する。あわせて、エアコンの風や直射日光で壁を急に乾かさない
  • 数日〜1週間、数か月〜1年:張った直後の小さなふくらみは数日〜1週間で落ち着くことが多い。数か月〜1年ほどのうちに何か所も浮きや継ぎ目の隙間が出てくるなら、施工した業者に相談する

直後に見える小さなふくらみやにおいは、必ずしも失敗ではありません。大切なのは、「様子を見てよいこと」と「早めに業者へ伝えたほうがよいこと」を分けて知っておくことです。そして、これから依頼先を選ぶ段階なら、工事が終わったあとに気になる点が出たとき、どこまで対応してもらえるかを、見積もりのときに確かめておくと安心です。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 張り替え直後に気をつける期間が「施工直後」「1週間」「数か月〜1年」で分かれる理由
  • 家具を戻すタイミングの目安と、戻すときの置き方
  • 工事が終わったときに見ておきたい仕上がりのポイント(継ぎ目・角・コンセントまわり・ふくらみ)と、気になる点の伝え方
  • においを落ち着かせる換気と、張ったばかりの壁を急に乾かさない注意
  • 日がたつにつれて見るポイントが変わること(数日〜1週間で落ち着くもの、数か月〜1年で出てきたら相談したいもの、それより後の年数による変化)
  • 依頼する前に、工事後の対応について見積もりのときに確かめておきたいこと

これから張り替えを考えている方で、工事が終わったあとのことも含めて聞いておきたい方は、電話でお気軽にお尋ねください。張り替えたい部屋とご都合を伺い、工事の進め方や、工事が終わったあとの仕上がりの確かめ方もご説明します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


壁紙張り替え直後は、何に気をつければいいか

張り替えが終わった部屋は、見た目はもう完成しています。ただ、壁紙を貼った糊や、張り替えた部屋の空気は、工事が終わった瞬間にすべて落ち着いているわけではありません。まずは、張り替え後に気をつけることを、時期ごとに整理しておきます。

気をつけることは「施工直後」「1週間」「数か月〜1年」で変わる

張り替え後に気をつけることは、時間がたつにつれて中身が変わっていきます。

1つ目は、施工直後です。多くの業者が目安としている、施工後少なくとも1時間のあいだが特に大切です。張ったばかりの壁紙は、糊がまだ乾ききっておらず、壁にしっかり接着しきっていない状態です。このあいだに壁を押したり家具を押し付けたりすると、壁紙がずれたり、剥がれたり、跡が残ったりする原因になります。あわせて、工事が終わったその場は、仕上がりを確かめるいちばんの機会でもあります。

2つ目は、張り替えた部屋を使い始めてから1週間程度です。張り替えたあとの部屋には、施工のときのにおいが残ることがあります。この時期は、換気を続けながら、張ったばかりの壁を急に乾かさないように気をつけます。張った直後に見える小さなふくらみも、多くはこの数日〜1週間のうちに落ち着いていきます。

3つ目は、張り替えてから数か月〜1年ほどです。この時期になってから、何か所も浮きや継ぎ目の隙間が出てくることがあります。張った直後には見えなかった差が、時間がたつにつれて表れてくるのがこの時期です。

このように、張り替え直後の注意点は、すべてを一度に気にする必要はありません。いつ、何を見ればよいかが分かっていれば、慌てずに済みます。

施工直後〜1時間:家具を戻すのはもう少し待つ

白い壁の部屋の中ほどに木の本棚が置かれ、本棚と壁のあいだに床が見えている。壁には丸い掛け時計がかかっている

工事が終わって新しい壁紙の部屋を見ると、すぐにでも家具を元の位置に戻して、いつもの暮らしに戻りたくなるものです。ただ、張り替え直後は、家具を戻すタイミングと置き方に少し気をつけておきたいところです。

目安は施工後少なくとも1時間。正確には業者に確認する

多くの業者は、施工後少なくとも1時間は壁に触れない、家具を押し付けないようにしておくよう案内しています。張ったばかりの壁紙は糊がまだ乾ききっていないので、このあいだは、手で触って仕上がりを確かめるのも控え、目で見るだけにしておきます。

壁紙は、裏に糊を付けて壁に貼り、継ぎ目や角を押さえて仕上げていきます。貼った直後の壁紙は、糊の水分が抜けていくにつれて、少しずつ壁に落ち着いていく途中にあります。見た目が完成していても、この途中で外から力が加わると、押さえた継ぎ目や角がずれやすくなります。工事が終わった直後ほど、壁に触れないことに気をつけたいのはこのためです。

ただし、糊が乾くまでの時間は、壁紙の種類や、その日の気温・湿度によっても変わります。施工後1時間はあくまで目安で、正確なタイミングは施工した業者に確認するのが確実です。作業が終わったときに、「いつから家具を壁際に戻して大丈夫ですか」と、ひとこと聞いておくとよいでしょう。

聞きそびれてしまった場合や、職人が帰ったあとで気になった場合は、急いで壁際に寄せず、家具を壁から少し離した位置に置いておけば、張ったばかりの壁紙に負担をかけずに済みます。施工した業者に連絡がつけば、そのときに聞いてみてください。

急いで家具を押し付けると、剥がれ・跡の原因になる

糊が乾ききる前に家具を壁へ強く押し付けると、押し付けた部分の壁紙がずれたり、剥がれたり、家具の角の跡が凹んで残ったりする原因になります。特に気をつけたいのは、タンスや本棚、ソファのように、壁にぴったり付けて置くことの多い家具です。

家具の移動を業者に頼んでいる場合、作業の最後に家具をどこまで戻すかは、業者や職人によって違います。業者が問題ないと判断すれば、片付けのときに家具を元の位置まで戻してもらえることが多いものです。それでも、壁にぴったり付けて置きたい家具があるなら、その置き方でよいか、いつ壁に寄せてよいかを、その場で職人に確かめておくと安心です。自分で家具を戻す場合や、ほかの人に手伝ってもらう場合も、同じように時間をおいてから戻しましょう。

また、家具を戻すときは、張り替え直後に限らず、家具と壁のあいだに少し隙間をあけておくのがおすすめです。壁紙メーカーのサンゲツは、家具の塗料やベニヤに含まれる色素で壁紙が変色することがあるとして、「家具と壁紙の間は空間の余裕をとってください。変色だけでなく結露やかび発生の防止にもなります。」と案内しています(出典:サンゲツ「壁紙のメンテナンス(一般ビニル壁紙)」)。新しい壁紙をきれいに保つためにも、戻すときの置き方を見直すよい機会になります。

家具の移動を業者に頼めるかどうかや、自分では動かせない大型家具の扱いは、壁紙張り替えの家具移動は業者に頼める?費用相場と自分では動かせない家具の対処法で詳しく扱っています。

施工直後の仕上がり確認:継ぎ目・角・コンセントまわりを見る

張り替えた白い壁の継ぎ目、部屋の角、コンセントプレートのまわりに、窓からの光が斜めに当たっている

工事が終わったら、仕上がりを確かめます。張り替え直後のこのタイミングは、気になるところをその場で職人に伝えられる、いちばんの機会です。

何を見るか(継ぎ目、角、コンセントまわり、ふくらみ)

仕上がりを確かめるときは、次のようなところを見ておきましょう。

  • 壁紙の継ぎ目:継ぎ目に目立つ隙間が開いていないか、継ぎ目の段差が目立たないか
  • 部屋の角や、天井・床との境目:壁紙の端がめくれていないか、きれいに納まっているか
  • コンセントやスイッチのまわり、窓枠やドア枠のまわり:隙間や、切り口の乱れがないか
  • 壁の面:照明の光が斜めに当たる場所で、大きな凹凸やふくらみが目立たないか

壁紙は幅約90cmのロールを貼り継いでいくので、継ぎ目は部屋のあちこちにあります。角やコンセントまわりは、壁紙を切ってあわせる場所なので、仕上がりの差が出やすいところです。見るときは、明るいうちに、照明もつけて、壁を斜めから眺めると、凹凸やふくらみが分かりやすくなります。斜めから見たときに見える線や影のうち、光の当たり方によるものと、業者に伝えたいものの見分け方は、壁紙の継ぎ目が照明で目立つ理由は?斜めの光と段差の影、経年か施工かの見分け方と厚手の壁紙の選び方で詳しく扱っています。

先ほどのとおり、張ったばかりの壁は、施工後しばらくは触らないほうがよいので、ここで確かめるのは目で見るだけにしておきます。糊が乾いたあとも、気になる箇所は押したりこすったりせず、写真を撮って業者に相談しましょう。

気になる点はこの場で、または早めに業者へ伝える

職人がいるうちに仕上がりを一緒に見られるなら、気になるところはその場で伝えます。その場で見て分かる凹凸や、継ぎ目の隙間、切り口の乱れなどは、このときに指摘すれば手直しを相談できます。「ここが少し気になるのですが、このままで大丈夫ですか」と聞くだけでも構いません。直す必要があるものか、日がたてば落ち着くものかを、その場で説明してもらえます。

工事の日に家を空けていて、職人が帰ったあとで仕上がりを見る場合も、気になるところは早めに業者へ伝えましょう。帰宅したら、上の4つのポイントを目で見ておき、気になる箇所は日付が分かる形で写真に撮っておきます。写真があれば、電話で伝えるときも話が早く、あとで状態が変わったかどうかを比べる手がかりにもなります。電話で伝えたあとは、撮った写真を添えて、メールなどでも送っておくと、あとから伝えた内容を確かめやすくなります。立ち会わなかった場合の仕上がりの確かめ方や、留守中に鍵を預けるときに確かめておきたいことは、壁紙張り替えの立ち会いは必要?役立つ3つの場面と、留守中に鍵を預けるときの確認事項で詳しく扱っています。

早めに伝えたほうがよいのは、時間がたつほど、工事のときからあったものか、暮らしているうちにできたものかが分かりにくくなるためです。家具を戻すときにこすった跡や、掃除のときについた傷と見分けがつかなくなると、業者も判断しにくくなります。「気のせいかもしれない」と思う程度のことでも、工事から日が浅いうちに一度伝えておけば、直す必要があるかどうかを早く確かめられます。

連絡先は、工事を依頼した会社です。工事の日に来た職人の連絡先が分からなくても、見積もりや発注のやり取りをした窓口に連絡するのが確実です。

一方で、張った直後に見える小さなふくらみは、日がたつと落ち着くことが多いものです。ふくらみについては、この記事の後半で、時期ごとの見方を整理します。

施工後しばらくは、においを換気で落ち着かせる

張り替えたあとの部屋で気になりやすいのが、においです。ここでは、においを落ち着かせる換気と、あわせて気をつけたい乾かし方を整理します。

サンゲツは入居後1週間程度の十分な換気を案内している

張り替えたあとの部屋には、施工のときのにおいが残ることがあります。壁紙メーカーのサンゲツは、壁紙の一般的な注意事項として、「施工時の臭いが残る場合がありますので入居後(施設利用開始後)、一週間程度は十分に換気を行ってください」と案内しています(出典:サンゲツ「壁紙のメンテナンス(一般ビニル壁紙)」、前出)。

においが気にならなくなったように感じても、張り替えた部屋を使い始めてから1週間程度は、窓を開けたり換気扇を回したりして、十分に換気を続けておくと安心です。においが気になりやすい方は、張り替えた部屋以外で過ごせる時間をつくるなど、あらかじめ段取りを考えておくと過ごしやすくなります。

1週間ほど換気を続けても、においがあまり変わらない、かえって強くなったように感じる、という場合は、張り替えた部屋の様子とあわせて、施工した業者に一度相談してみてください。張り替え直後のにおいと、暮らしのなかで付いた臭いとの違いや、化学物質が心配なときの確かめ方は、壁紙の臭いの原因は4つ|張り替え直後のにおい、掃除の考え方と消臭壁紙が効く範囲で詳しく扱っています。

換気は続けつつ、エアコンの風や直射日光で壁を急に乾かさない

早く乾かしたい、早くにおいを抜きたいと思って、張ったばかりの壁にエアコンの風を当て続けたり、強い日差しが当たるままにしたりするのは避けたほうが無難です。サンゲツは、壁紙を施工する人に向けた資料(施工要領書)の「仕上げの留意点」で、「直射日光や空調による急激な温度変化、乾燥などの環境変化は避けてください。目隙の原因となります。」としています(出典:サンゲツ「施工要領書 一般ビニル壁紙」)。目隙とは、壁紙の継ぎ目に隙間が開くことです。

これは施工する側への注意として書かれたものですが、張り替えが終わったばかりの部屋で過ごす側にとっても、気をつけておきたい点です。換気そのものを控える必要はありません。窓を開けて空気を入れ替えながら、エアコンの風が張ったばかりの壁に直接当たり続けないよう風向きを変える、日差しの強い時間はカーテンを引く、といった工夫をしておくと安心です。これは、張ったばかりの壁のまわりの環境を急に変えないための工夫の一例で、メーカーがこの方法を指定しているわけではありません。

また、サンゲツはメンテナンスの資料で、ストーブなどの暖房設備の熱風が壁紙に直接当たらないよう注意するよう案内しています(変色のおそれがあるため)。こちらは張り替え直後に限らない注意ですが、冬に張り替えた場合は、暖房器具の置き場所にも気を配っておくとよいでしょう。

数日〜1週間、数か月〜1年で、見るポイントが変わる

張り替えてから日がたつにつれて、壁紙の見え方は少しずつ変わっていきます。ここでは、時期ごとに「様子を見てよいもの」と「業者に相談したいもの」を分けて整理します。

数日〜1週間:小さなふくらみ・シワは落ち着くことが多い

張った直後の壁紙には、小さなふくらみやシワが見えることがあります。これは、糊の水分が抜けていく途中に出るもので、数日〜1週間ほどで落ち着くことが多いものです。工事が終わった日に見つけたら、写真を残して、しばらく経過を見てから判断するとよいでしょう。もちろん、気になるなら、その時点で業者に伝えておいても構いません。

様子を見るときは、気になった箇所を写真に撮っておくと、日がたって小さくなったのか、変わらないのかを比べやすくなります。1週間ほどたっても小さくならない、むしろ広がっているように見える場合は、施工した業者に写真を添えて相談してみてください。

ただし、継ぎ目の目立つ隙間や、角のめくれ、切り口の乱れは、日がたっても自然には直らないことがあります。ふくらみと同じように様子を見るのではなく、前の章のとおり、気づいた時点で早めに業者へ伝え、直す必要があるかを見てもらいましょう。

数か月〜1年:何か所も浮きや継ぎ目の隙間が出てきたら、施工した業者に相談する

張り替えたときの仕上がりに問題がなくても、張り替えてから数か月〜1年ほどのうちに、何か所も浮きが出てくることがあります。この時期に複数の箇所で浮きが出る場合は、糊の付け方や下地の整え方など、施工の仕方に原因がある可能性があります。下地をどこまで整えたかは、引き渡しの日に仕上がりを見ても見分けにくく、差が出てくるのはこの時期です。下地処理でどこに差が出るのかと、見積もりのときに確かめておきたいことは、壁紙の下地処理とは?数か月後に浮きが出る理由と、見積書で確認する一言で詳しく扱っています。

継ぎ目の隙間も同じように考えます。張り替えから数か月〜1年ほどのうちに、何か所もの継ぎ目に隙間が出てきた場合は、継ぎ目の合わせ方や押さえ方(圧着)が関係していることもあります。

このような浮きや継ぎ目の隙間に気づいたら、写真を撮り、張り替えた時期とあわせて施工した業者に相談しましょう。相談するときは、次のようなことを伝えると、話が早く進みます。

  • いつ張り替えたか
  • どの部屋の、どのあたりに出ているか(壁の中ほどの浮きか、継ぎ目の隙間か、継ぎ目や角のめくれ(剥がれ)か)
  • いくつ出ているか、最初に気づいたのはいつごろか
  • 気づいてから、広がったり増えたりしているか

壁の中ほどの浮きなのか、継ぎ目や角のめくれ(剥がれ)なのかによって、考えられる原因や直し方が変わることがあります。写真は、浮いている箇所の近くと、部屋のどのあたりか分かるように少し離れたところからの、2枚があると伝わりやすくなります。保証期間内であれば対応してもらえる業者は少なくありませんが、保証の範囲や期間は業者によって違います。張り替えたときの見積書や、発注のときのやり取りを見返して、保証について書かれているかも確かめておきます。保証期間内かどうかで対応がどう変わるかや、契約の前に保証の内容を確かめておく理由、業者と話がまとまらないときの相談先は、壁紙張り替えの業者トラブル4つ|追加請求・工期の遅れ・仕上がり・保証の防ぎ方と相談先で整理しています。

それより年数がたってから出るなら、年数による変化

一方で、張り替えてから何年もたってから出てくる浮きや剥がれは、年数による変化と考えられます。壁紙の端(角や継ぎ目)の接着が弱まると、端がめくれる「剥がれ」になり、壁紙の中ほどの密着が弱まると、ふくらむ「浮き」になります。どちらも、長く暮らすうちに少しずつ出てくるものです。継ぎ目の隙間も、張り替えから年数がたってから出てくるものは、糊の接着力が少しずつ落ちることと、壁紙が乾燥で少しずつ縮むことが重なって起きるもので、年数による変化と考えられます。継ぎ目の隙間をどの程度なら様子を見てよいか、張り替えを考える目安は、壁紙の継ぎ目の隙間、原因は?「まだ大丈夫」か「張り替えどき」を見分ける3つの目安で詳しく扱っています。

年数がたってから出た剥がれや浮きは、施工の良し悪しとは分けて考え、気になる箇所の数や広がり方を見て、補修するか、張り替えを考えるかを判断することになります。浮きの見分け方や自分で直せる浮きの条件は壁紙の浮きは自分で直せる?補修できる3条件と、業者に見てもらうべき浮きの見分け方で、継ぎ目の端のめくれ(剥がれ)を自分で貼り戻せる条件は壁紙の継ぎ目が剥がれてきたら?1〜2箇所なら自分で貼り戻せる条件と、補修・張り替えの費用で詳しく扱っています。

気になる点が見つかったら、早めに業者へ連絡する

最後に、張り替え後の注意点を、これから依頼する方と、すでに張り替えが終わった方に分けて整理します。

これから依頼する方は、工事後の対応を見積もりのときに確かめる

これから依頼先を選ぶ段階なら、工事が終わったあとのことも、見積もりのときに聞いておくと安心です。聞いておきたいのは、次のような点です。

  • 工事が終わったとき、仕上がりを一緒に確かめてもらえるか。工事の日に家を空ける場合、仕上がりをどう確かめるか
  • いつから家具を壁際に戻してよいか
  • 工事のあとに気になる点が出たとき、どこに連絡すればよいか
  • 浮きや剥がれが出たときの保証があるか。あるなら、範囲と期間はどのくらいか

こうした質問への答えは、業者によって違います。大切なのは、工事のあとのことまで具体的に説明してくれるか、そして保証の範囲や期間をあとから確かめられる形にしておけるかです。個人で営業している業者などでは、書面の保証が無いことも珍しくありません。その場合も、保証の有無や範囲・期間を見積もりのときに聞いておき、聞いた内容をメールなどに残しておくと、あとで気になる点が出たときにも確かめやすくなります。施工から半年ほどで剥がれてきたのに、約束されていた保証で直してもらえなかったご相談の例は、【相談事例】施工から半年で剥がれ始めたマンションの天井の壁紙、再び剥がれない保証が無いならとご自身での貼り直しを選ばれた秦野市のご相談で紹介しています。工事全体の流れの中で、どの段階で何を確かめておくとよいかは、壁紙張り替えの流れは5段階|問い合わせから完了まで、依頼する側がすることと期間の考え方で順番に整理しています。

すでに張り替えた方は、気になる点を早めに伝える

すでに張り替えが終わった方は、この記事で整理した時期ごとのポイントを目安にしてください。直後の小さなふくらみは数日〜1週間ほど様子を見てよいことが多い一方で、継ぎ目の目立つ隙間や角のめくれ、切り口の乱れは、日がたっても自然には直らないことがあります。気づいたら写真を撮って、早めに施工した業者へ伝えましょう。

まとめ

壁紙張り替え後の注意点を整理します。

  • 施工直後は、少なくとも1時間は壁に触れない、家具を押し付けない。正確な時間は施工した業者に確認する。聞きそびれたまま自分で家具を戻すときは、確かめられるまで壁から少し離して置いておく
  • 家具を戻すときは、張り替え直後に限らず、家具と壁のあいだに少し隙間をあけておく(サンゲツの案内)
  • 工事が終わったら、継ぎ目・角・コンセントまわり・壁の面のふくらみを目で見て確かめる。気になるところは職人がいるうちに、留守だった場合は帰宅後に写真を撮って早めに業者へ伝える
  • においについて、サンゲツは入居後1週間程度は十分に換気するよう案内している。換気は続けつつ、エアコンの風や直射日光で壁を急に乾かさない
  • 張った直後の小さなふくらみは、数日〜1週間ほどで落ち着くことが多い。張り替えから数か月〜1年ほどのうちに何か所も浮きや継ぎ目の隙間が出てきたら、施工した業者に相談する。何年もたってから出るものは年数による変化
  • これから依頼する方は、工事後の確認のしかた、家具を戻してよい時期、連絡先、保証の有無と、保証がある場合の範囲・期間を、見積もりのときに確かめておく

張り替えが終わったあとに気になることがあっても、慌てる必要はありません。様子を見てよいことと、早めに伝えたほうがよいことを知っておけば、新しい壁紙の部屋で落ち着いて過ごせます。これから張り替えを考えている方は、工事のあとのことも含めて、まずは電話か問い合わせフォームで気になっていることを聞いてみてください。

張り替えを考えている部屋がある方は、電話か問い合わせフォームでご相談ください。張り替えたい場所とご都合を伺い、工事の進め方とあわせて、工事が終わったあとに気をつけたいこともご説明します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。

この記事の執筆者

執筆者写真

氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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