ストライプの壁紙は縦なら天井を高く見せる柄として紹介|柄合わせが要るかは品番で違う、張り替えの進め方

青緑と白の縦ストライプの壁紙を貼った壁の前に、2人掛けのソファが置かれ、右隣の壁は白い無地になっているリビング

家全体の壁紙を張り替えるついでに、リビングや寝室の1面だけでも、ストライプ柄にしてみたい。縦のストライプにすると天井が高く見える、と聞いて気になっている方もいると思います。ただ、本当にそう見えるのか、柄物にすると金額がどう変わるのか、きれいに貼ってもらえるのかは、なかなか分かりにくいところです。

先に結論をお伝えします。縦のストライプ柄は、天井を高く見せる柄として、壁紙メーカーに紹介されています。シンコールの商品説明では、縦に線が流れるデザインについて、そう書かれています。ストライプも柄物の一種なので、柄合わせが要る品番では、無地より使う壁紙の量が少し増えます。一方で、柄合わせが不要と表示された品番もあるので、柄合わせの分で量や金額が増えるかどうかは、選んだ品番で確かめることになります。柄合わせは職人が柄をそろえて貼るのが前提で、仕上がりを見て気になるところがあれば、その場で伝えて直してもらえます。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • ストライプ柄の「天井を高く見せる」効果(メーカーがどう紹介しているかと、見本だけでは分かりにくい点)
  • ストライプ柄で使う壁紙の量が変わる仕組み(柄合わせが要る品番と、柄合わせが不要の品番)
  • ストライプ柄を取り入れるときの進め方(依頼の前に柄の系統と貼る面を決める、現地調査で見本帳を確かめる、柄合わせを含めた金額かを見積もりで確かめる、仕上がりで気になるところをその場で伝える)
  • 柄物の壁紙・アクセントクロス・2色の貼り分けとの関係

読み終えるころには、ストライプ柄を選ぶときに、何を決めてから依頼すればよいかが見えてくるはずです。

自宅の壁をストライプ柄に張り替えるとどうなるか知りたい方は、電話か問い合わせフォームでお尋ねください。張り替えたいお部屋と、思い描いているストライプの雰囲気を伺ったうえで、現地調査(見積もり)の進め方をご案内します。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


縦のストライプは、天井を高く見せる柄として紹介されている

縦ストライプの壁紙を貼った壁の前の低い台の上に、色見本のページが並んだ見本帳が開いて置かれている様子

まず、ストライプ柄の壁紙でよく言われる「天井が高く見える」という効果について、壁紙メーカーがどう紹介しているかを見ていきます。

壁紙メーカーが紹介している「天井を高く見せる」効果

壁紙メーカーのサンゲツは、壁紙の貼り方の提案を並べたページの中で、ストライプ柄の壁紙を貼った部屋の写真に「ストライプ効果で天井を高く」と添えています(出典:サンゲツ「壁紙でお悩み解決<デザイン編>」)。同じページでは、腰の高さで上下を貼り分ける方法や、1面だけ違う壁紙を貼る方法なども並んでおり、ストライプは、部屋の印象を変える貼り方の一つとして紹介されています。

同じく壁紙メーカーのシンコールも、ストライプ柄の商品の説明で「タテ流れのデザインは天井を高く見せる効果があります」と書いています(出典:シンコール 商品ページ「SLP399」)。こちらは特定の商品についての説明です。サンゲツのキャプションは線の向きまでは書いていませんが、シンコールは、縦に線が流れるデザインについて、天井を高く見せる効果を明記しています。

ストライプ柄を貼っても、天井そのものが高くなるわけではなく、「高く見せる」「高く感じさせる」という見え方の話です。どのくらい高く見えるかを、メーカーが数字で示しているわけでもありません。部屋の印象を変える一つの工夫、と受け止めておくとよいでしょう。

それでも、天井が低く感じる部屋や、少し窮屈に感じる部屋で、壁紙の柄によって印象を変えてみたい、と考えるときの選択肢の一つになります。張り替えのついでに、柄で部屋の雰囲気を変えられるのは、壁紙ならではの楽しみです。一方で、ストライプ柄は線がはっきり見えるぶん、無地より部屋の印象を大きく左右します。効果だけで選ぶのではなく、その部屋で毎日眺めていて落ち着けるかどうかも、あわせて考えておくと、張り替えたあとに後悔しにくくなります。

見え方は、見本の小さな面だけでは分かりにくい

ストライプ柄の「天井を高く見せる」効果は、壁一面に貼ったときの見え方の話です。見本帳の小さな見本では、線が数本分しか見えないので、壁一面に同じ線が並んだときの印象までは、なかなか想像しにくいものです。

色の見え方にも気をつけたいところです。壁紙は、見本帳の小さな見本で見るより、壁一面に貼ったほうが明るく、淡く見えることがあります。柄のほうは、線の色の差がはっきりした柄を広い面に貼ると、部屋全体がにぎやかな印象になることもあります。色そのものの見え方と、柄が部屋全体に広がったときの印象は、分けて考えておくと選びやすくなります。

見本は、机の上ではなく、貼る予定の壁に当てて見ると、仕上がりを想像しやすくなります。部屋の照明が白っぽい光か、橙色の光かによっても、見え方は変わります。ショールームや昼間の自然光で見た印象と、実際の部屋の照明の下での印象は違うことがあるので、張り替える部屋の明るさも考えに入れて選びましょう。見本と壁一面の見え方の違いや、見本帳の見方は、壁紙のサンプルと実際の色はなぜ違う?メーカーが説明する「面積効果」と、見本帳の見方・サンプルの取り寄せ方で詳しく扱っています。

ストライプ柄で柄合わせの分が要るかは、品番によって違う

次に、ストライプ柄を選んだときに、使う壁紙の量や金額がどう変わるのかを見ていきます。ストライプ柄でも、柄合わせが要る品番と、柄合わせが不要の品番があります。

柄合わせが要る品番は、無地より使う量が少し増える

張り替えに使う壁紙は、幅90cm前後のロール状になっています。職人はこのロールを、天井の高さに合わせて1枚ずつ切り、上から下へ縦に貼って、隣どうしを継いでいきます。

柄のある壁紙では、隣り合う壁紙どうしで柄がずれないように、柄の位置をそろえて貼ります。これを「柄合わせ」と呼びます。柄をそろえるには、隣の壁紙の柄の位置に合わせて、次の1枚をずらして切ることになります。ずらした分は使えずに余るので、同じ面積を貼るのでも、無地より多くの壁紙が要ります。

ただ、増えるといっても、必要な壁紙の長さが「少し」増える程度のものです。柄物を選んだからといって、壁紙の量が何倍にもなるわけではありません。この余りは、柄をきれいにそろえて見せるために出るもので、柄物ならではの事情と考えておくとよいでしょう。使う壁紙が増えれば、そのぶん見積もりの数量や金額に表れることがある、と知っておくだけでも、見積もりの見方が変わってきます。

余りの量は、柄の繰り返しの長さによって違います。同じ模様が何センチごとに繰り返されるかは柄ごとに違うので、同じ部屋に貼るのでも、どの柄を選ぶかで余りの量も変わります。とはいえ、繰り返しの長さを読み取って、自分で必要な量を計算する必要はありません。必要な量は、施工する業者が、選んだ品番と貼る壁の寸法から出します。

柄合わせが不要と表示されている品番もある

ストライプ柄の中には、柄合わせが要らない品番もあります。たとえば、先ほどのシンコールの商品「SLP399」は、商品ページの「リピート」の欄に「フリージョイント」と書かれています。シンコールは、「フリージョイント」の意味を「施工の際柄合せは不要です」と説明しています(出典:シンコール「フリージョイントや無地張り可の意味は?」)。

つまり、ストライプだから必ず柄合わせの余りが出る、というわけではありません。一方で、ストライプ柄のすべてが柄合わせ不要というわけでもなく、柄合わせが要るかどうかは品番ごとに違います。見た目だけで判断せず、見本帳の表示や業者の説明で確かめるのが確かです。

見本帳で気になるストライプ柄が見つかったら、現地調査のときに「この柄は柄合わせが要りますか」と一言聞いておくとよいでしょう。柄合わせが要るかどうかは、使う壁紙の量だけでなく、見積もりの数量の見方にも関わります。迷っている柄が2つ、3つあるなら、それぞれ柄合わせが要るかを聞いておくと、金額の面でも比べやすくなります。

柄合わせの分と材料の価格は、選んだ品番で確かめる

使う壁紙の量は、まず貼る面積で決まります。そのうえで、ここまでをまとめると、柄合わせの分で量や金額が増えるかどうかは、「ストライプかどうか」ではなく、選んだ品番で決まります。柄合わせが要る品番なら少し増え、増える量は柄によって違います。柄合わせが不要の品番なら、柄合わせの分の余りは出ません。

もう一つ、品番によって変わるのが材料の価格です。壁紙には、白系の無地を中心にした普及グレードの「量産品」と、色や柄の選択肢が多い「1000番台」があり、はっきりした柄物の多くは1000番台の見本帳に載っています。1000番台の中にも、標準的な品番より価格が高い品番があります。柄合わせの有無と価格帯のどちらも、品番が決まれば見本帳の表示や業者の説明で確かめられます。量産品と1000番台の価格の違いは、量産クロスと1000番クロスの違い|価格差は6畳で約1万円、部屋ごとの選び分け方で詳しく扱っています。

ストライプ柄を取り入れるときの進め方

縦ストライプの壁紙の壁の前で、職人が手を差し出して壁を示し、施主の女性と笑顔で話している様子

ここからは、ストライプ柄で張り替えたいときに、どんな順番で進めればよいかを見ていきます。壁紙の張り替えを業者に頼むときは、現地調査に来てもらうことが、そのまま見積もりの依頼になります。柄は、この現地調査の前後で決めていきます。問い合わせから工事が終わるまでの全体の流れは、壁紙張り替えの流れは5段階|問い合わせから完了まで、依頼する側がすることと期間の考え方で詳しく扱っています。

現地調査の前に、柄の系統と貼る面を決めておく

現地調査を依頼する前に、どんなストライプにしたいかを、ある程度決めておきましょう。天井を高く見せたいなら縦に線が流れる柄、落ち着いた部屋にしたいなら色の差が控えめな柄、はっきり印象を変えたいなら色の差がある柄、というように、方向性で構いません。品番まで決めておく必要はありません。

あわせて、どの面に貼るかも考えておきます。部屋の壁すべてをストライプにするのか、テレビの背面やベッドの頭側など1面だけにするのかで、柄の選び方も、使う壁紙の量も変わるからです。毎日長く過ごす部屋なら、落ち着いて眺めていられるかどうかも、選ぶときの目安になります。

1面だけに貼る場合は、部屋に入ったときに目に入りやすい面か、ふだん座ったときに正面に来る面かでも、印象の変わり方が違ってきます。どの面にするか迷うときは、候補の面を2つ、3つ挙げておき、現地調査のときに実際の壁を見ながら相談するとよいでしょう。窓やドア、エアコンの位置によっては、線が途中で途切れる部分が多くなる面もあるので、壁の形を見てもらったうえで決めると安心です。

系統が決まっていれば、依頼するときにそれを伝えておくことで、その系統の柄が載っている見本帳(サンプル帳)を、現地調査に持ってきてもらえます。見本帳はメーカーやグレードごとに何冊にも分かれていて、現地調査にすべてを持ってくるとは限りません。好みの柄が載っている見本帳が分かっているなら、その見本帳を指定して持ってきてもらうこともできます。インテリア雑誌やインターネットで見つけた「こんな部屋にしたい」という写真を何枚か保存しておくと、現地調査のときにイメージを伝えやすくなります。

現地調査のときに、見本帳で柄を確かめる

現地調査では、持ってきてもらった見本帳で、実際の柄を確かめます。インターネットの画像や雑誌の写真で気に入った柄も、見本帳で実物を見ると、印象が違うことがあります。

見本は、貼る予定の壁に当てて、床やドア、家具との組み合わせを見ておきましょう。前の章で見たとおり、壁一面に貼ると見本より明るく淡く見えることがあり、照明の色でも見え方が変わります。気になる柄があれば、見る場所や時間を変えて見比べてみると、選びやすくなります。

選んだ柄が、張り替えたい壁でどう見えそうかも、現地調査のときに聞いてみるとよいでしょう。壁の角や窓・ドアのまわり、天井との境目では、どうしても柄が途中で切れます。壁の形を見た職人や担当者の意見は、選ぶ柄の参考になります。

現地調査の時間だけでは、柄を決めきれないこともあります。その場合は、見積もりの金額が合ってから、別の日に柄を決める進め方をすることもあります。ただし、後日決めた柄によっては、見積もりの金額が変わることがあります。別の日に決めるときは、柄が決まった時点で金額が変わるかを確かめておきましょう。

柄合わせを含めた金額かを、見積もりで確かめる

品番まで決まったら、その品番で見積もりが出ているか、柄合わせで増える分が見積もりに見込まれているかを確かめましょう。見積書の金額だけを見ても、柄合わせの分が入っているかどうかは分かりにくいものです。「この柄は柄合わせが要りますか」「見積もりは柄合わせの分を含めた金額になっていますか」と聞いておくと安心です。

柄合わせが不要と表示された品番を選んだ場合も、一言確かめておくと、金額の根拠がはっきりします。複数の業者から見積もりを取って比べるときは、どの品番を前提にした金額なのかをそろえておかないと、柄の違いによる差を、業者の価格の差と取り違えてしまうことがあります。

仕上がりを見て、柄のずれが気になればその場で伝える

ストライプ柄も、ほかの柄物と同じく、職人が柄をそろえて貼るのが前提です。柄合わせは張り替えの仕事の一部なので、ストライプを選んだからといって、仕上がりを過度に心配する必要はありません。

工事が終わったら、仕上がりを確かめる時間をとりましょう。継ぎ目や角、窓・ドアのまわりを見て、柄のずれなど気になるところがあれば、その場で伝えて直してもらいます。その場で見て分かることは、そのときに伝えるのがいちばん確実です。

伝えるときは、「この継ぎ目のところで、線の位置がずれて見える」のように、場所と気になった点を具体的に言うと、話が早く進みます。少し離れた位置から壁全体を眺めてみると、継ぎ目の様子が見やすくなることもあります。うまく言葉にできなければ、気になる箇所を指さして見てもらうだけでも構いません。

なお、張った直後の壁紙には、小さなふくらみが見えることがあります。これは糊の水分が抜けていく途中に出るもので、数日〜1週間ほどで落ち着くことが多いものです。柄のずれのように、日がたっても変わらないものとは分けて考えましょう。気になる点がどちらか分からないときも、その場で聞いておけば安心です。工事の当日に仕上がりをどう確かめればよいかは、壁紙張り替えの立ち会いは必要?役立つ3つの場面と、留守中に鍵を預けるときの確認事項で詳しく扱っています。

まとめ

ストライプ柄の壁紙を選ぶときのポイントを整理します。

  • ストライプ柄には天井を高く見せる効果があると、壁紙メーカーのサンゲツが紹介している。シンコールは、縦に線が流れるデザインについて、天井を高く見せる効果を商品の説明に書いている。天井そのものが高くなるわけではなく、見え方の話
  • 見え方は、見本の小さな面だけでは分かりにくい。壁一面では見本より明るく淡く見えることがあり、照明の色でも変わるので、貼る予定の壁に見本を当てて確かめる
  • 柄合わせが要る品番は、無地より使う壁紙の量が少し増える。増える量は柄によって違う。柄合わせが不要と表示された品番もあるので、柄合わせの分で量や金額が増えるかは、選んだ品番で確かめる
  • 現地調査の前に柄の系統と貼る面を決めて伝え、現地調査で見本帳を確かめる。決めきれなければ別の日に柄を決めることもあり、その場合は金額が変わるかを確かめる
  • 品番が決まったら、柄合わせを含めた金額かを見積もりで確かめる
  • 柄合わせは職人が柄をそろえて貼るのが前提。仕上がりを見て、柄のずれなど気になるところがあれば、その場で伝えて直してもらう

ストライプ柄は、1面に取り入れるだけでも部屋の印象を変えられる柄です。どんな雰囲気にしたいかと、どの面に貼りたいかが見えてきたら、まずはその希望を伝えて、現地調査(見積もり)を電話か問い合わせフォームで依頼してみてください。

ストライプ柄の壁紙での張り替えを考えている方は、電話か問い合わせフォームでご相談ください。思い描いているストライプの雰囲気や、決まっている柄があればその柄を伺ったうえで、現地調査のときに、その系統や柄が載った見本帳をお部屋の壁に当てて、見え方を確かめられるよう進めます。品番が決まったら、柄合わせを含めた金額かも確認しながら見積もりを進めます。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。

この記事の執筆者

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氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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