壁紙のショールームでできること|予約の要否・持っていくもの・照明の違いと、決めた柄の活かし方

壁に並んだ壁紙の見本パネルの前で、スマートフォンの部屋の写真を見ながら見比べている年配の女性

壁紙の張り替えを考えて見本帳をめくってみたものの、小さな見本だけでは柄も色も決めきれない。そんなときに思い浮かぶのが、壁紙メーカーのショールームです。けれども、初めて行く場所だと、予約がいるのか、行って何ができるのか、何を持っていけばよいのかが分からず、足が向きにくいかもしれません。

先に結論をお伝えします。壁紙メーカーのショールームでは、壁紙の実物を見て、触れて、確かめることができます。サンゲツ・リリカラ・東リの3社の案内を見ると、館内を自由に見て回るだけなら予約はいらないのが基本で、スタッフに相談したいときは予約をして利用する、という形が共通しています(拠点や使い方によって違うこともあります)。行く前に、部屋の写真や間取り・寸法が分かるもの、合わせたい床や家具の色が分かるものを用意しておくと、限られた時間で見比べやすくなります。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 壁紙のショールームでできること(実物を見て触れる、スタッフに相談する、サンプル・カタログの扱いはメーカーで違う)
  • 行く前に確かめたいこと(自由見学と相談で予約の扱いが違う、拠点によって利用方法や営業日が違う)
  • 見本帳や画面の写真と実物とで見え方が違うこと、ショールームの照明と自分の部屋の照明の違い
  • 見学のときに持っていくと役立つもの(部屋の写真・間取りや寸法、床・ドア・家具の色が分かるもの)
  • ショールームに行くのに向いた時期と、決めた柄や品番を張り替えの現地調査・見積もりにどうつなげるか

読み終える頃には、「何となく見に行く」ではなく、「この部屋のこの壁に使う柄を、これを持って確かめに行く」という形で、ショールームの使い方を具体的に考えやすくなっているはずです。

ショールームで見た柄や色を張り替える部屋で確かめたい方や、費用の目安を知りたい方は、電話か問い合わせフォームでお尋ねください。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


壁紙のショールームでは何ができるか

ショールームは、壁紙メーカーが自社の商品を展示している場所です。床材やカーテンなども扱うメーカーが多く、壁紙だけでなく、部屋全体の組み合わせを見られるところもあります。メーカーの案内を読むと、ショールームでできることは、大きく分けて次の3つです。

商品を見て、触れて確かめられる

いちばんの目的は、壁紙の実物を自分の目と手で確かめることです。サンゲツは、ショールームでできることの1つめに「商品を見て確かめられる」を挙げ、館内では「さまざまな商品を実際に『見て』『触れて』『試す』ことができる」と書いています(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」)。東リも、利用の仕方の1つめを「商品を見る・触れる」とし、「色や質感を現物サンプルで確認できる」場所として案内しています(出典:東リ「TOLI SHOWROOM」)。

見本帳でも、色や柄はある程度分かります。けれども、表面の凹凸の深さ、光沢の有無、手ざわりといった質感は、小さな見本や画面の写真では伝わりにくい情報です。たとえば「織物のような風合い」と書かれた壁紙が、実物ではどのくらい布らしく見えるのか、「石目調」の凹凸がどの程度はっきりしているのかは、実物を見てはじめて実感できることがあります。

壁紙の厚みも、実物で確かめておきたい点の1つです。築年数が経った住まいでは、古い壁の細かな段差が表に出にくいように、職人から「厚手のものから選んでください」と言われることがあります。厚みは画面の写真ではまず分からないので、ショールームで手に取って違いを感じておくと、あとで業者と相談するときの手がかりになります。壁紙の厚みがグレードではなく品番ごとに違うことは、量産クロスと1000番クロスの違い|価格差は6畳で約1万円、部屋ごとの選び分け方でも触れています。その壁にどの厚みが向くかは、下地の状態も含めて、現地調査のときに業者に確かめてください。

柄の入った壁紙なら、柄の大きさや繰り返しの間隔も確かめられます。見本帳の小さな見本では柄が1つか2つしか見えなくても、ショールームで大きな面に展示されていれば、壁一面に柄が並んだときの雰囲気をつかみやすくなります。

スタッフへの相談や、打ち合わせの場としても使える

ショールームは、見るだけの場所ではありません。サンゲツは、ショールームでできることとして「プランの相談ができる」を挙げています。担当スタッフが館内を一緒に案内する「来場で相談」では、予約の際に申し込んだプランの内容をスタッフが事前に確認し、プランに合った商品サンプルを見ながら案内する、と書かれています(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」、前出)。

東リも、利用の仕方の2つめに「相談できる」を挙げ、商品の説明やインテリアコーディネートなど、ショールームスタッフが商品選びを手伝う、と案内しています。3つめには「打ち合わせで利用する」があり、「お施主様との打ち合わせの場としてもご利用いただけます」と書いています(出典:東リ「TOLI SHOWROOM」、前出)。東リの案内からは、ショールームが、一般の方の見学や相談だけでなく、工事を依頼する方(施主)との打ち合わせの場としても利用できることが分かります。

「どの柄が自分の部屋に合うのか分からない」「候補が多すぎて絞りきれない」という段階なら、スタッフに相談できる枠を使うと、見る範囲を絞り込みやすくなります。

サンプル・カタログを持ち帰れるかは、メーカーによって違う

気に入った壁紙を見つけたら、見本を持ち帰って家で見直したい、と考える方も多いと思います。ただ、サンプルやカタログの扱いは、メーカーによって案内が違います。

リリカラは、よくある質問の中で「サンプルは差し上げておりますが、カタログはお持ち帰りいただけません。カタログは施工業者様にご依頼ください」と答えています。あわせて「サンプルは一部ご用意できないものもございます」とも書いています(出典:リリカラ「ショールーム」)。

東リは、自由見学の場合でも「お帰りの際にカットサンプル等をお持ち帰りいただけます」と書いています。品番を事前に知らせれば、サンプルの引き取りだけでの来場もできる、という案内です(出典:東リ「TOLI SHOWROOM」、前出)。

サンゲツのショールームの案内ページには、ショールームでサンプルやカタログを持ち帰れるかについての記述は見当たりませんでした(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」、前出)。

このように、サンプルやカタログ(見本帳)を持ち帰れるかは、メーカーによって異なります。同じメーカーでも、拠点によって扱いが違うこともあり得ます。見本を持ち帰って自分の部屋で見たいと考えているなら、行く前にそのショールームに確かめておくと安心です。

行く前に確かめたい、予約の要否と営業日

ショールームに行く日を決める前に、確かめておきたいのが予約と営業日です。3社の案内を並べると、どのような使い方をしたいかによって、予約の扱いが分かれています。

自由に見て回るだけなら、多くは予約がいらない

館内を自分のペースで見て回るだけなら、原則として予約はいらないと、サンゲツ・リリカラ・東リの3社とも案内しています(拠点や使い方によっては例外があることは、このあと触れます)。

サンゲツは、館内は「事前にご予約いただかなくても自由にご覧いただけます」と書き、「ちょっと見てみたい方もお気軽にお立ち寄りください」としています(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」、前出)。リリカラも、各ショールームの自由見学について「ご予約はいただいておりません」としています(出典:リリカラ「ショールーム」、前出)。東リは「自由見学を希望される方は予約不要です。お気軽にご来場ください」と書いています(出典:東リ「TOLI SHOWROOM」、前出)。

近くに出かけたついでに立ち寄って、まず雰囲気を見てみる、という使い方もできるということです。初めてで何から見ればよいか分からないなら、まず自由見学で館内を一回りして、気になる柄や色の系統を見つけておく、という進め方もあります。候補が見えてきたところで、必要ならあらためてスタッフに相談できる枠を予約すると、相談の時間を絞り込みに使えます。

スタッフに相談したいなら、予約が要ることが多い

一方で、スタッフに相談しながら選びたい場合は、予約をして利用する形が多くなっています。

リリカラは、スタッフへの相談を予約制としています(出典:リリカラ「ショールーム」、前出)。東リも、スタッフへの相談は「ご希望の方は事前にご予約ください」と書き、予約サイトや電話での予約を案内しています(出典:東リ「TOLI SHOWROOM」、前出)。サンゲツの「来場で相談」も、先ほど触れたとおり、予約の際に申し込んだプランの内容をもとにスタッフが案内する形です(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」、前出)。

予約の方法は、予約サイトから申し込むか、電話で申し込むかなど、メーカーやショールームによって違います。何日前までに予約が必要かが決められていることもあります。相談をしたいなら、行きたい日が決まった時点で、メーカーの公式サイトでそのショールームの予約方法を確かめておくと、当日に「相談の枠が取れなかった」ということを避けられます。

拠点によっては、利用の仕方が一部異なることがある

メーカーが同じでも、すべてのショールームで同じ使い方ができるとは限りません。メーカーの案内を見ると、拠点によっては、自由見学でも席の確保が必要なときは予約がいる、コーディネートの相談は受けていない、といった注記が付いていることがあります。サンゲツも、「館内設備および、展示商品の種類・点数はショールームによって異なります」と書いています(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」、前出)。

見たい品番や相談したい内容がはっきりしているなら、行くショールームでそれができるかを、事前に公式サイトで確かめておくと確実です。

営業時間・休館日は拠点ごとに違う

営業時間や休館日も、ショールームごとに決められています。平日と土日で閉館時刻が違う、決まった曜日が休館日になっている、お盆や年末年始は休む、といったことがあり、臨時の休館日が告知されることもあります。

こうした情報は変わることがあるので、この記事では個々のショールームの時間は書きません。行く日を決めたら、直前にメーカーの公式サイトで、営業日と営業時間を確かめてから出かけてください。

見本帳や画面の写真と、実物とで見え方が違う理由

同じ形の天井灯と立てかけた板を、青白い光の部屋と黄色みのある暖かい光の部屋で並べた左右の比較

ショールームまで足を運ぶ価値があるのは、見本帳の小さな見本や、画面に映った写真と、実物とで見え方が違うことがあるからです。

小さな見本と壁一面とでは、同じ壁紙でも色の印象が変わることがあります。一般に、壁一面に貼ると、見本で見たときより明るく、淡く見えることがあると言われています。見本と壁一面の見え方の違いや、見本帳での選び方は、壁紙のサンプルと実際の色はなぜ違う?メーカーが説明する「面積効果」と、見本帳の見方・サンプルの取り寄せ方で詳しく扱っています。ここでは、ショールームに行く前後で知っておきたい2つの点に絞ります。

画像やカタログの色・縮尺は、実物と異なることがある

メーカーのWebサイトやデジタルカタログで壁紙を探すと、商品の画像や、部屋に貼った施工例の画像を見ることができます。ただし、画像が実物と同じに見えるとは限りません。

サンゲツは商品ページで、「商品や施工例画像が実際の商品の色・縮尺と異なることがございます」と断ったうえで、「最終的な商品選定では、ショールーム、取扱店店頭などで現品見本をご確認ください」と案内しています(出典:サンゲツ「RE55656」)。

色だけでなく「縮尺」と書かれている点にも目を向けておきたいところです。画面では小さくまとまって見えた柄が、実物では思っていたより大きい、ということがあります。画面で候補を探すのはよい方法ですが、最後は実物で確かめる、という順番にしておくと、貼ってからの「思っていたのと違う」を減らせます。

ショールームの照明と、自分の部屋の照明は違う

ショールームで実物を見たときの印象が、そのまま自分の部屋でも同じになるとは限りません。見え方を左右するものの1つが、光です。

ショールームは、商品が見やすいように照明が整えられた空間です。一方、自分の部屋では、昼は窓からの光、夜は部屋の照明の下で壁を見ることになります。同じ壁紙でも、どんな光の下で見るかによって、明るさや色味の感じ方が変わることがあります。

そこで考えに入れておきたいのが、張り替える部屋で使っている照明の系統です。照明には、白っぽい光のものと、橙色がかった温かみのある光のものがあります。白っぽい光の部屋と、橙色の光の部屋とでは、同じ壁紙でも見え方が違ってきます。ショールームで「ちょうどいい色」と感じた壁紙も、橙色の光の下では黄みが強く見えたり、白っぽい光の下では少し冷たく見えたりすることがあります。

サンプルを持ち帰れるなら、張り替える部屋の壁に当てて、ふだんその部屋で使っている照明の下でも見てみてください。主に夜に使う部屋なら照明をつけた状態で、昼にも使う部屋なら昼の光と照明の両方で見ておくと、貼ってからの印象の違いを小さくできます。グレージュの壁紙の場合に、照明の色で見え方がどう変わるかは、グレージュの壁紙の選び方|床との合わせ方と、部屋全体なら明るめ・見本は照明の下で確かめるで詳しく扱っています。

見学のときに持っていくと役立つもの

木の机の上に、間取り図、巻き尺、メモ帳とペン、部屋と床材の写真が並んでいる

ショールームには多くの商品が並んでいるので、何も決めずに行くと、目移りしているうちに時間が過ぎてしまうこともあります。メーカーも、見学の前に準備しておくものを挙げています。

サンゲツは、ショールームを有効に使うための事前準備として、「ご覧になりたい商品や確認したいポイントをまとめておきましょう」としたうえで、資料として「平面図などのサイズや間取りがわかるもの」「インテリアに合わせたい家具や衛生陶器などの色やイメージがわかるもの」を用意するよう勧めています(出典:サンゲツ「ショールームのご紹介」、前出)。東リも、スタッフに相談するときは「平面図やイメージ写真などをご準備いただけると、コーディネートのお話もスムーズに進みます」と書いています(出典:東リ「TOLI SHOWROOM」、前出)。

これを、壁紙の張り替えに置きかえると、次の2つにまとめられます。

部屋の写真と、間取り・寸法が分かるもの

1つめは、張り替える部屋の様子と大きさが分かるものです。

  • 張り替える部屋の写真(壁全体が入るように、いくつかの方向から撮っておく)
  • 間取り図や、壁の幅・天井の高さなど、寸法のメモ
  • 窓やドアの位置が分かるもの

写真があれば、スタッフに相談するときに部屋の様子を言葉で説明する手間が省けますし、自分で見比べるときにも「この壁に貼ったらどうなるか」を思い浮かべやすくなります。寸法が分かれば、柄の大きさが壁の広さに対してどう見えるかも考えやすくなります。住まいを購入したときの図面集やパンフレットに、間取り図が載っていることもあります。

あわせて、見たい商品や、確かめたいことをメモにしておくと、館内で迷いにくくなります。「リビングのテレビの後ろの1面に使う柄を見たい」「寝室を落ち着いた色にしたい」のように、どの部屋のどの壁に使うものを探しているのかを書いておくだけでも十分です。

合わせたい家具・床・ドアの色が分かるもの

2つめは、壁紙と一緒に目に入るものの色が分かるものです。

  • 床、ドア、窓枠、巾木(壁と床の境目にある細長い部材)の写真
  • そのまま使う家具やカーテンの写真(できれば色が分かるように、明るい場所で撮っておく)
  • カーテンや家具を新しくする予定があるなら、その候補の写真や布の見本

壁紙は、それだけを見て選ぶと、貼ったあとに床や家具と合わないことに気づく、ということがあります。床やドアの色との合わせ方には基本的な考え方があり、それについては壁紙の色の選び方は床とドアの色が基準|グレー・ベージュ・白の合わせ方と見本帳での4つの確認で詳しく扱っていますが、ショールームでは、その考え方を実物で確かめるために、手元に写真があると役に立ちます。展示された壁紙の横に写真を並べて見るだけでも、組み合わせたときの印象をつかみやすくなります。

写真を撮るときは、なるべく昼間の自然な光の下で撮っておくと、照明による色の偏りを抑えやすくなります。夜の照明の下で撮った写真は、照明の色に引っ張られて、床や家具の色が実物と違って見えることがあるためです。ただし、どう撮っても、写真の色が実物と同じになるとは限りません。木の床やドアのように、色の濃さで印象が大きく変わるものは、スマートフォンの画面で見るだけでなく、実物の色を覚えておくつもりで見ておくと、ショールームで迷ったときの判断材料になります。

ショールームで決めた柄・色を、その後どう活かすか

ショールームで気に入った壁紙が見つかっても、それで張り替えが終わるわけではありません。決めた柄や色を、実際の張り替えにどうつなげるかを見ておきます。

ショールームで柄を確かめてから、張り替えを頼んだ例

当店にご相談いただいた方の中にも、使いたい柄を、すでにショールームで確かめて決めておられた方がいます。カーテンを新しくしたのをきっかけに、その柄でリビングの壁1面だけを張り替えた(アクセントクロスにした)例です。経緯は【施工事例】兵庫県尼崎市:カーテンの新調に合わせてリビングの壁1面をアクセントクロスに|ショールームで選んだ柄で1日で施工で紹介しています。

ショールームで柄を決めてから張り替えの相談をすると、見積もりの段階で「どの壁紙を、どの面に貼るか」がはっきりしているので、話を進めやすくなります。

ショールームに行く時期は、張り替えの現地調査を申し込む前が向いています。品番まで決めきれなくても、「この部屋はこの系統の柄にしたい」「この壁だけ色を変えたい」という方向性が決まっていれば、現地調査のときに見る見本帳を絞り込めるからです。反対に、何も決めないまま現地調査を迎えると、その場で何冊もの見本帳をめくりながら考えることになり、決めきれずに後日に持ち越すこともあります。

決めた品番や柄の系統は、現地調査・見積もりのときに伝える

ショールームで、気に入った壁紙をそのまま買えるとは限りません。たとえばリリカラは、「ショールームでは、商品の直接販売はしておりません」とし、施工業者や工務店、取扱販売店での購入を案内しています(出典:リリカラ「ショールーム」、前出)。ショールームで直接販売していない場合は、選んだ壁紙も、張り替えを頼む業者などを通して手配することになります。

そのため、ショールームで気に入った壁紙があったら、品番を必ず控えておいてください。展示の前で写真を撮れる場合は、品番の表示も一緒に写しておくと、あとで取り違えにくくなります。品番までは決めきれなかった場合も、「この系統の柄」「この色味」と分かるように、候補の品番をいくつか控えておくと役に立ちます。

張り替えを頼むときは、現地調査を申し込む段階で、決めた品番や柄の系統を業者に伝えておきます。現地調査は、見積もりのために部屋を見てもらう場でもあります。希望の柄が分かっていれば、その柄が載った見本帳を用意してもらい、現地調査のときに、実際に貼る壁に当てて確かめることができます。ショールームの照明の下で見た印象を、張り替える部屋の光の下で見直す機会にもなります。

ショールームで品番を決めきれず、現地調査のあとで柄を決める場合もあります。その場合は、後から決めた柄によって見積もりの金額が変わることがあるので、決めた段階で見積もりを確かめ直してください。柄を現地調査の前後でどう決めていくかは、柄物の壁紙は無地より量が少し増える|柄合わせの理由と、現地調査(見積もり)前後の決め方で詳しく扱っています。壁紙は、同じメーカーでもグレードや品番によって価格が違うので、どの部屋のどの面にどの品番を貼るかが見積書に書かれているかを見ておくと、言った言わないのずれを防げます。

まとめ

壁紙のショールームを、張り替えの柄・色選びに活かすためのポイントを整理します。

  • 壁紙のショールームでは、実物を見て、触れて、質感や柄の大きさを確かめられる。スタッフへの相談の場になり、東リは工事を依頼する方と業者の打ち合わせの場としての利用も案内している
  • サンプルやカタログを持ち帰れるかは、メーカーによって案内が違う。リリカラは「サンプルは差し上げるが、カタログは持ち帰れない」、東リは自由見学でもカットサンプル等を持ち帰れる、と案内している。持ち帰りたいなら、行く前に確かめる
  • 館内を自由に見て回るだけなら、多くは予約がいらない。スタッフに相談したいなら、予約をして利用する形が多い
  • 拠点によって利用の仕方や展示の内容が一部異なることがあり、営業時間や休館日も違う。行く日を決めたら、メーカーの公式サイトで確かめる
  • 画像やカタログの色・縮尺は、実物と異なることがある。ショールームの照明と自分の部屋の照明も違うので、サンプルを持ち帰れるなら、張り替える部屋で使っている照明(白っぽい光か、橙色の光か)の下でも見る
  • 見学には、部屋の写真と間取り・寸法が分かるもの、床・ドア・家具の色が分かるものを持っていく。見たい商品や確かめたいことをメモにしておく
  • 気に入った壁紙は品番を控え、現地調査・見積もりを申し込むときに伝える。後から柄を決めたときは、見積もりを確かめ直す

ショールームは、柄や色を「なんとなく」から「この部屋のこの壁にはこれ」へと絞り込むための場所です。気になる柄や品番が見つかったら、現地調査を申し込むときに、張り替えを考えている部屋と、選んだ壁紙を業者に伝えてみてください。先に伝えておけば、現地調査のときに、その柄が載った見本帳を実際に貼る壁に当てて確かめやすくなります。

ショールームで気になった品番や柄の系統が決まったら、張り替えを考えている部屋と一緒に、電話か問い合わせフォームでお伝えください。現地調査のときに、その柄が載った見本帳で、実際に貼る壁に当てて確かめられるよう進めます。見積もり・現地調査は無料です。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。

この記事の執筆者

執筆者写真

氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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