リビング+廊下の壁紙張り替え費用はいくら?20万〜30万円の内訳と追加費用が出やすい2つの条件を解説

壁紙張り替えを検討するとき、「1平米あたりの単価で面積をかければ大体の費用がわかる」と思っていませんか。実はその計算だけでは、実際の見積もりと大きくズレることがあります。

リビングと廊下をまとめて張り替える費用の目安は、20万円から30万円前後。ただし、この数字はあくまで出発点です。壁紙の費用は「材料費(クロスのグレード)」「施工費(工賃)」「下地処理や廃材処理などの付帯費用」という3つの要素で構成されており、下地の状態が悪ければ補修費用が加わり、大型家具の移動が必要なケースでは別途費用が発生することもあります。こうした追加料金が出やすい条件を事前に知っているかどうかで、見積もり当日の納得感はまったく変わってくるのです。

「費用の目安は知りたい。でも、それ以上に追加料金が怖い」「工事の日、在宅している家族の生活はどうなるのか」という不安を抱えたまま見積もりを依頼するのは、誰でも少し緊張するものです。そうした疑問をひとつずつ解消したうえで、「この会社に任せてみよう」と自分で判断できる状態をつくることが、はじめての壁紙工事を気持ちよく進めるための一番の近道といえます。

この記事では、費用の内訳と部屋の広さ別の相場、追加費用が出やすい2つのケース、当日の作業の流れと所要時間、そして見積もり前に確認しておきたい3つのポイントを順番に解説します。

読み終えるころには、費用の全体感と工事の流れが自分の頭の中でしっかりイメージでき、見積もり依頼への心理的なハードルがずっと低くなっているはずです。

「うちの場合はいくらかかるんだろう」と気になった方は、まずは概算だけでも気軽に問い合わせてみませんか。

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壁紙張り替えの費用はリビング+廊下で20〜30万円前後が目安

リビングと廊下の壁紙をまとめて張り替える場合、費用の目安は20万円から30万円前後におさまるケースが多いです。

ただし、この幅は「部屋の広さ」「選ぶクロスのグレード」「下地の状態」によって大きく変わります。同じ広さの部屋でも、選ぶクロスが変わるだけで総費用が数万円単位で上下することも珍しくありません。

「20〜30万円」という数字を目安にしながらも、自分の状況に当てはめるとどのくらいになるのかを把握しておくことが、見積もり依頼の前にとても大切な準備といえるでしょう。

費用の内訳と部屋別の相場については、次の見出しで順番に解説していきます。

費用を決める3つの要素(材料費・施工費・付帯費用)

壁紙張り替えの見積もり金額は、大きく3つの要素で構成されています。この内訳を知っておくと、見積書を受け取ったときに「この項目は何の費用なのか」がすぐに判断でき、業者への質問もしやすくなります。

材料費(クロスのグレード)

材料費とは、張り替えに使うクロス(壁紙)そのものの費用です。クロスには大きく分けて「量産品」と「1000番台」と呼ばれる高機能品があり、グレードによって1平米あたりの単価が変わってきます。

量産品はリーズナブルな反面、柄の選択肢は多くありません。一方、1000番台はデザインが豊富で、消臭・防カビ・対傷性といった機能性を持つクロスも数多く揃っています。費用を抑えたい場所には量産品、リビングのような毎日過ごすメイン空間には機能性の高い1000番台を選ぶ、という使い分けをする方も多いです。

施工費(工賃)

施工費は、職人が実際に壁紙を張る作業に対する費用です。張り替える面積が広いほど費用は上がり、天井まで含めるかどうか、部屋の形状が複雑かどうかによっても変わってきます。

「材料費だけ見て安いと思ったら、施工費を含めると想定より高かった」というケースは少なくありません。見積もりを比較するときは、材料費と施工費がそれぞれいくらなのかを必ず確認したいところです。

付帯費用(下地処理・廃材処理など)

付帯費用とは、既存クロスの剥がし作業や廃材の処分費、下地の補修が必要な場合の処理費用などを指します。

特に注意が必要なのが下地処理の費用です。古い壁紙を剥がしたあとに下地の傷みが見つかった場合、補修が必要になり追加費用が発生することがあります。この点は追加費用が出やすいケースとして、後の見出しで詳しく解説します。

この3つの要素の合計が、見積もり金額の全体像です。それぞれの内訳が明確に示されている業者ほど、費用に対する説明責任をきちんと果たしていると判断する材料にもなるでしょう。

部屋の広さ別・クロスのグレード別の費用の目安

費用の目安を「部屋の広さ」と「クロスのグレード」の2軸で整理すると、自分の状況に近い数字をイメージしやすくなります。

量産品はリーズナブルな反面、柄の選択肢は多くありません。一方、1000番台はデザインが豊富で、機能性に加えて、アクセントクロスとして部分使いする選択肢もあります。

壁紙の費用は、大まかには「施工面積×1平米あたりの単価」で算出できます。施工面積が広くなるほど費用は増え、単価はクロスのグレードによって変わります。ただし、この掛け算で出るのはあくまで材料費の目安であり、これに施工費・付帯費用を加えたものが総額です。

一般的なリビング(約16畳)の壁面積は、天井高2.4m前後の部屋であれば概ね50平米程度になります。

量産品の単価は1平米あたり約1,500〜2,000円、1000番台は約2,000〜2,500円が目安です。これに施工面積を掛けると、量産品で約7.5〜10万円、1000番台で約10〜12.5万円が材料費の参考値となります。

実際の費用は材料費に工賃や付帯費用が加わるため、壁のみを張り替える場合の総額は量産品で15万円前後、1000番台で20万円前後が目安です。

廊下(約4〜6畳相当の壁面積)を加えると、量産品で20万円前後、1000番台で25〜30万円前後になるケースが多いでしょう。

天井も含めて張り替えると、その分だけ施工面積が増えるため、費用はさらに上乗せされます。リビングの天井まで含めた場合、量産品で25〜30万円前後、1000番台では35〜45万円前後になることも。「壁だけ」か「天井も含めるか」は、費用に大きく影響する選択です。

なお、6畳の部屋を単独で張り替える場合の費用感については、【知らないと損】6畳の壁紙クロス張替え費用|5万円以下は危険?相場と失敗しない判断基準で詳しくまとめています。「リビング以外の個室も気になっている」という方はあわせて確認してみてください。

8畳の部屋が対象であれば、8畳の壁紙張り替え費用はいくら?8万〜10万円の内訳と追加費用が発生する3つの条件を解説が参考になります。部屋ごとの内訳と追加費用の条件が丁寧に解説されており、複数の部屋をまとめて検討する際の比較材料として役立つでしょう。

また、トイレの壁紙も気になっている方には、トイレの壁紙張り替え費用はいくら?5万円前後の目安と下地補修で追加費用が発生する条件を解説も参考になります。

これらの数字はあくまで目安であり、実際の費用は現地の状態を確認しないと確定しません。ただ、「うちのリビングと廊下なら、おおよそこのくらいの範囲に入りそうだ」という感覚をつかんでおくだけで、見積もりを受け取ったときの判断がずっとしやすくなります。

追加費用が出やすい2つのケースを事前に把握しておく

「見積もりの金額で全部終わると思っていたのに、当日になって追加費用が発生した」——そうした経験を持つ方の多くは、追加費用が出やすいケースをあらかじめ知らなかったことが原因です。

追加費用は、決して業者の言いなりで増えるものではありません。壁の状態や作業環境によって、どうしても対応が必要になる工程が発生することがあるのです。

パターンとして知っておくだけで、見積もり当日に「なぜこの費用が加わるのか」がすんなり理解でき、業者への信頼感も大きく変わります。よくある2つのケースを順番に見ていきましょう。

下地の状態が悪い場合

壁紙の張り替えでもっとも追加費用が発生しやすいのが、下地の状態に問題があるケースです。

新しいクロスを貼るためには、下地となる石膏ボードやパテの表面が平滑である必要があります。ひび割れや凹凸、カビの跡などがある場合は、クロスを貼る前に補修が必要となります。この補修工程が「下地処理費用」として別途かかることがあります。

築年数が経過した住まいでは、長年の湿気や温度変化によって下地が傷んでいるケースが少なくありません。特にリビングの壁や廊下のような広い面積の場合、補修範囲が広くなるほど追加費用も大きくなります。

下地処理の費用は、補修範囲や状態によって異なりますが、軽微なものであれば数千円〜1万円程度、広範囲に及ぶ場合は数万円単位になることもあります。

見積もりの段階で「下地の状態はどうか」を業者に確認しておくと、当日の予想外の出費を防ぎやすくなります。

大型家具の移動が必要な場合

壁紙の張り替えは、壁面全体にアクセスできる状態でなければ作業を進められません。ソファや食器棚、本棚といった大型家具が壁際に置かれている場合、施工前に移動が必要になることがあります。

家具の移動を業者が行う場合、別途費用が発生するケースがあります。見積もりに「家具移動費」が含まれているかどうかは、事前に確認しておきたいポイントのひとつです。

また、家具の移動には「どこへ動かすか」という問題も伴います。リビングの家具をいったん廊下や別の部屋へ移動させる場合、その空間にある程度の余裕が必要です。マンションや戸建てで間取りが限られている場合は、事前に段取りを考えておくと当日がスムーズになります。

なお、重量のある家具や精密機器、壊れやすい置物などは、施工前日までに自分で整理・移動しておくと安心です。業者によっては「家具の中身の移動はお客様にお願いしている」という場合もあるため、打ち合わせの段階で確認しておきましょう。

当日の作業の流れと所要時間はこう動く

壁紙の張り替え当日は、大きく分けて「養生→既存クロスの撤去→下地処理→新しいクロスの貼り付け→仕上げ・清掃」という流れで進みます。

作業の内容を先に知っておくと、当日の段取りが組みやすくなります。在宅の家族がいる場合は特に、どの時間帯にどの部屋が使えないのかを把握しておくと、生活への影響を最小限に抑えられます。

養生

まず、床や家具、ドア枠などを養生シートで保護します。クロスの糊や埃が周囲に付着しないようにするための工程で、丁寧な業者ほどここに時間をかけます。

既存クロスの撤去

現在貼られているクロスを剥がします。クロスの状態や貼り方によって撤去にかかる時間は異なりますが、この工程が意外と時間を要することがあります。

下地処理

クロスを剥がした後、下地の状態を確認します。ひび割れや凹凸があればパテで補修し、表面を平滑に整えてから次の工程へ進みます。

新しいクロスの貼り付け

下地が整ったら、新しいクロスを貼っていきます。柄合わせが必要なクロスや、入隅・出隅の処理が複雑な場合は、この工程に時間がかかることもあります。

仕上げ・清掃

貼り終えたら養生を外し、継ぎ目のコーキング処理や余分なクロスのカット、床や周辺の清掃を行って完了です。

所要時間の目安は、リビング1部屋(約16畳相当の壁面)で1日(6〜8時間程度)が一般的です。廊下など複数箇所を同日に施工する場合は、職人を増員して対応するか、2日に分けて進めることも想定しておくとよいでしょう。

作業中は施工している部屋への出入りが難しくなります。在宅ワーク中のご家族がいる場合は、別の部屋で作業できるよう、事前に環境を整えておくと安心です。

なお、6畳程度の個室を1部屋だけ張り替える場合は、これよりも短い4〜6時間程度で終わるケースが多くなります。部屋の広さによって所要時間がどう変わるかは、壁紙張り替えの時間はどれくらい?1部屋4〜6時間の目安と日数の決まり方を解説で詳しく解説していますので、個室単位での目安を知りたい方はあわせてご覧ください。

見積もり前に確認しておくと安心な3つのポイント

見積もりを依頼する前に、いくつかの情報を整理しておくと、業者とのやり取りがスムーズになります。「何を聞けばいいかわからない」という状態で連絡するより、事前に確認事項を絞っておくほうが、担当者への質問もしやすくなり、回答の内容で業者の誠実さも見えてきます。

張り替えたい部屋と面積の目安を把握しておく

見積もりの精度を上げるためには、施工箇所と部屋の広さをあらかじめ伝えられる状態にしておくことが大切です。

正確な壁面積を計算する必要はありません。「リビングが約16畳、廊下が約4メートル」といった大まかな情報でも、業者は概算を出せます。間取り図があれば一緒に確認してもらえるため、手元にある場合は用意しておくと便利です。

追加費用が発生する条件を事前に質問する

見積もりの段階で「どういう場合に追加費用が発生しますか」と聞いておくことは、とても有効な確認です。

下地の状態が悪い場合や大型家具の移動が必要な場合など、追加費用が出やすいケースについては、この記事でも解説しました。「追加料金はどんなときに発生しますか」という質問をしたとき、明確に答えてくれる業者は信頼しやすいといえます。

当日の作業時間と生活への影響を確認しておく

在宅の家族がいる場合は、作業中に部屋が使えなくなる時間帯や、騒音・臭気の発生について事前に聞いておくと安心です。

「娘が在宅ワーク中でも支障はないか」「作業中は部屋に入れないか」といった具体的な質問を投げかけてみると、担当者の対応の丁寧さも自然と見えてきます。こうしたやり取りの中で、任せられる会社かどうかの手応えをつかむ方も少なくありません。

費用と流れを知れば、はじめての見積もり依頼は難しくない

この記事では、壁紙張り替えの費用の内訳と相場、追加費用が出やすい2つのケース、当日の作業の流れ、そして見積もり前に確認しておきたいポイントを順番に解説してきました。

読み返してみると、事前に知っておくべきことは意外とシンプルです。

  • 費用は材料費・施工費・付帯費用の3つで決まる
  • 追加料金が出るのは下地の状態・大型家具の移動という2つのケース
  • 当日の作業はおおむね1日で完了する

この3点が頭に入っていれば、見積もり当日に慌てることはほぼありません。

築年数が経つほど、下地の状態など現場を見なければわからない要素も増えてきます。だからこそ、「まず見積もりを取ってみる」という一歩が大切です。見積もりは費用を確定させる場ではなく、担当者の誠実さや説明のわかりやすさを確かめる場でもあります。

後悔しない業者選びについてさらに詳しく知りたい方は、壁紙張り替えで後悔する人の共通点とは?失敗事例と業者選びのポイントを解説もあわせてご覧ください。見積もり時に何を見極めるべきかが、具体的な失敗事例とともに整理されています。

「費用の感覚はつかめた。あとは実際に連絡してみるだけ」という状態になっていれば、この記事の役割は果たせています。まずは問い合わせフォームから概算を確認してみてください。自分のペースで、気になる会社へ最初の一歩を踏み出してみましょう。

費用感がつかめたら、次は実際のお部屋に合わせた概算を確認してみましょう。ご相談・お見積もりは無料です。

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