
壁紙を張り替えるなら、せっかくなので、くつろげる色の部屋にしたい。ただ、「落ち着く色」と言われても、グレーなのか、ベージュなのか、白のままがよいのか、よく分からない。次に張り替えるのは何年も先なので、選んだ色で部屋が暗く沈んだ感じになったらどうしよう。そんなふうに迷っている方もいると思います。
先に結論をお伝えします。サンゲツの案内で「落ち着いた」雰囲気の例としてはっきり挙がっているのは、グレー系の壁紙です。サンゲツは、無彩色〜こげ茶の床にグレー系の壁紙を組み合わせると「落ち着いた雰囲気のお部屋に仕上がります」と書いています。また、リリカラのオンラインストアのコラムには、天井の色について、白すぎると落ち着かないと感じる人に、ぬくもりのあるベージュを勧める案内もあります。ただし、サンゲツは、どんな雰囲気を落ち着くと感じるかは「人それぞれ異なります」とも書いており、カーテンや寝具の色となじんでいることも、落ち着いた空間の条件として挙げています。「この色にすれば必ず落ち着く」という一色の正解があるわけではありません。
もう一つ、落ち着く部屋づくりでよく言われる「天井を暗くすると落ち着く」は、すべてのメーカーが勧めている方法ではありません。サンゲツは、寝室や書斎のように落ち着いて過ごしたい部屋では「天井を壁紙よりも一段暗い色に」と案内しています。一方でリリカラのオンラインストアのコラムは、天井には壁と同じか少し明るい壁紙を勧め、暗いものを選ぶと部屋が暗く、狭く見えると書いています。天井をどうするかは、部屋で広さと落ち着きのどちらを優先したいかで考えることになります。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- サンゲツが「落ち着いた」雰囲気として挙げている色(こげ茶系の床×グレー系の壁紙など)と、色の名前より床・カーテン・寝具とのなじみを見たい理由
- 天井の明るさについて、サンゲツ(落ち着かせたい部屋は天井を一段暗く)とリリカラ(天井は壁と同じか少し明るく)で勧め方が分かれていることと、その考え方
- 風水で言われる色の扱い方
- 寝室や、床・ドアに合わせた色の決め方を、さらに詳しく知りたい場合
- 見本帳で確かめるときのポイント(壁一面では見本より明るく淡く見えることがある、部屋の照明の色、落ち着いた色は量産品にも多少ある)
読み終えるころには、「落ち着く色って何色だろう」という迷いが、「この部屋は、この系統の色で、天井はこうしたい」という具体的な方向に変わっているはずです。
落ち着いた色にしたい部屋があるけれど、自分の家の床や家具に何色が合うか分からない方は、電話でお尋ねください。お部屋の様子やご希望の雰囲気を伺ったうえで、見本帳を使った選び方をご案内します。見積もり・現地調査は無料です。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
サンゲツが「落ち着いた」雰囲気の例に挙げるのはグレー系。ベージュ系も選択肢になる
サンゲツの案内を読むと、「落ち着いた」という言葉は、特定の色だけでなく、床や家具との組み合わせと一緒に使われていることが分かります。まずは、サンゲツがどんな色を、どんな組み合わせで「落ち着いた」と書いているかを見ていきます。
サンゲツは、こげ茶系の床にグレー系の壁紙を「落ち着いた雰囲気」の例に挙げている
サンゲツは、イメージ別の壁紙の選び方として、モダン系・シック系の部屋について「無彩色〜こげ茶の床にグレー系の壁紙を組み合わせることで、落ち着いた雰囲気のお部屋に仕上がります。クールで引き締まったイメージのお部屋にしたい場合には、こうした床と壁紙の組み合わせを意識しておくとよいでしょう」と書いています(出典:サンゲツ「壁紙の選び方のコツをお部屋ごと・イメージごとに徹底解説」)。同じページでは、黄・赤系の床にベージュ系の壁紙を組み合わせると「インテリアを選ばないナチュラルな仕上り」になる、とも書いています(出典:同上)。
ここで押さえておきたいのは、グレーという色が単独で挙がっているのではなく、「無彩色〜こげ茶の床」との組み合わせとして書かれている点です。こげ茶のフローリングの部屋なら、グレー系の壁紙で全体を引き締めると、落ち着いた印象にまとまりやすい、ということです。明るい木目の床の部屋で同じグレーを選んでも、同じ印象になるとは限りません。黄みや赤みのある床が残る家なら、サンゲツが黄・赤系の床に合わせる例として挙げているベージュ系も候補になります。ベージュ系の壁紙の床との合わせ方や、アイボリーとの違いは、ベージュの壁紙の選び方|アイボリーとの違いと、床との合わせ方・見本は壁に当てて確かめる・1面か部屋全体かの決め方で詳しく扱っています。なお、メーカーの公式情報でグレー系の壁紙がどう紹介されているかは、壁紙の人気の色は?メーカー3社の公式情報で見るグレー・グレージュと、床やドアに合わせた確かめ方でまとめています。
また、和室についてもサンゲツは「和の雰囲気になじみやすいナチュラル系や落ち着いたカラーの壁紙がおすすめです」と書いています(出典:同上)。和室でも、ナチュラル系や落ち着いた色が候補として挙げられています。
なお、グレーのように暗めの色を部屋全体の広い面に使うと、部屋全体が暗い印象になることがあります。落ち着いた印象と、暗く沈んだ印象は紙一重です。グレーを選ぶ場合も、明るめのグレーから濃いグレーまで幅があるので、見本帳でいくつかの濃さを見比べてみてください。グレーの明るさの選び方や、部屋全体に使うか1面だけにするかの考え方は、グレーの壁紙の選び方|床との合わせ方と、部屋全体なら淡い色から・見本は壁に当てて確かめるで詳しく扱っています。
色の名前より、床やカーテン・寝具とのなじみを見る
サンゲツは寝室について、「落ち着いた色/柄の壁紙がおすすめです。カーテンや寝具の色となじむ色を取り入れることにより、統一感のある落ち着いた空間になります」と書いています(出典:サンゲツ「壁紙の選び方のコツをお部屋ごと・イメージごとに徹底解説」、前出)。ここでは、壁紙の色そのものに加えて、カーテンや寝具と「なじむ」ことが、落ち着いた空間の条件として書かれています。
寝室以外の部屋でも、壁紙の見本だけを見て決めるのではなく、床や家具、カーテンなどと並べて見たときの印象を確かめると、部屋全体の方向性を考えやすくなります。落ち着いた色のつもりで選んだ壁紙でも、部屋にある布ものや家具の色と並べると、思っていた印象と違って見えることがあるからです。
さらにサンゲツは、壁紙を選ぶ最初の段階について、「どのようなお部屋の雰囲気が落ち着くと感じるか、過ごしやすいと感じるかは人それぞれ異なります」と書いています(出典:同上)。グレーが落ち着く人もいれば、温かみのあるベージュのほうが落ち着く人もいます。ネットで「落ち着く色は〇色」と言い切っている情報を見かけても、それを自分の部屋にそのまま当てはめる必要はありません。
「落ち着く色」を探すときは、色の名前から決めるより、次の順番で考えると迷いにくくなります。
- 今の床やドア、これからも使う家具・カーテンの色を確かめる
- それらとなじむ色の系統(グレー系・ベージュ系・白系など)を考える
- その系統の中で、自分が「この色なら落ち着ける」と感じる濃さを見本帳で選ぶ
床やドアの色ごとに、どの系統の壁紙が合うかの考え方は、この記事の後半「部屋ごとに掘り下げるなら」の章で紹介する記事で詳しく扱っています。
「天井を暗くすると落ち着く」は、すべてのメーカーが勧めているわけではない

落ち着く部屋づくりについて調べると、「天井を壁より暗くすると落ち着く」という説明をよく見かけます。ところが、壁紙メーカーの案内を読み比べると、この点は勧め方が分かれています。
上にいくほど明るくすると広く見える、という点は共通している
まず、メーカーの考え方が重なっている部分から整理します。サンゲツは「一般的には、床→壁→天井の順に、上にいくほど明るい色にすることで天井は高く見え、お部屋全体も広く感じられます」と書いています(出典:サンゲツ「壁紙の選び方のコツをお部屋ごと・イメージごとに徹底解説」、前出)。リリカラのオンラインストアのコラムも、「広々とした印象のお部屋を演出するためには、なるべく明るめの壁紙を選ぶのがポイントです」と、天井を明るめにすると部屋が広く見える、としています(出典:リリカラ オンラインストア「【特集】リリカラの壁紙で天井を整える」)。
つまり、「天井を明るくすると広く見える」「天井を暗くすると、広く見せる効果は得にくい」という点では、どちらのメーカーの説明も同じ向きです。分かれているのは、天井を暗くして落ち着かせる方法を勧めるかどうかです。
サンゲツは、落ち着いて過ごしたい部屋では「天井を壁紙よりも一段暗い色に」と案内している
サンゲツは、上の文に続けて「反対に、天井の色を壁紙よりも一段暗くすると、落ち着いた空間になるでしょう」と書いています(出典:サンゲツ「壁紙の選び方のコツをお部屋ごと・イメージごとに徹底解説」、前出)。同じページの壁紙選びの手順では、部屋の使い方によって次のように分けています(出典:同上)。
- 広く開放感のある空間にしたい場合(例:LDKなど共用のスペース)→床→壁→天井の順に上にいくほど明るい色に
- 落ち着いて過ごせる空間にしたい場合(例:寝室や書斎などプライベートなスペース)→天井を壁紙よりも一段暗い色に
和室についても、「天井にダークトーンのカラーを取り入れると、より落ち着いた雰囲気の空間になります」と書いています(出典:同上)。サンゲツの別のページ「壁紙選びのポイント」でも、「天井を一段暗くすると、空間に落ち着きがでます」とされています(出典:サンゲツ「壁紙選びのポイント」)。
サンゲツの案内では、天井を暗くするのは「落ち着き」を優先したい部屋のための選び方で、広さや開放感を優先したいLDKなどとは使い分ける、という位置づけです。
リリカラは、天井は壁と同じか少し明るい色を勧めている
一方、リリカラのオンラインストアのコラムは、天井の壁紙選びのコツの最初に「明るめの壁紙を選ぶ」を挙げ、「天井には壁面のベースと同じか、それよりも少し明るい壁紙を選ぶのがオススメ。暗いものを選んでしまうと、空間全体が暗い印象になってしまったり、お部屋が狭く見えたりしてしまいます」と書いています(出典:リリカラ オンラインストア「【特集】リリカラの壁紙で天井を整える」、前出)。
天井の定番の色としては白やベージュを挙げ、「白すぎると落ち着かないという方はぬくもりあるベージュカラーを選んで頂くのがおすすめ」としています(出典:同上)。リリカラのコラムでは、落ち着きを出したいときも、天井を暗くするより、明るさを保ったまま白からベージュに寄せる、という方向で説明されています。
ただし、同じコラムには、天井に赤みのあるグレーの壁紙、壁に白い壁紙を組み合わせた例も載っています(出典:同上)。天井を壁より濃い色にする組み合わせを、まったく紹介していないわけではありません。コラムの最初に挙げている基本の考え方が「天井は壁と同じか少し明るく」で、天井を濃い色にする組み合わせは例の一つとして紹介されている、という扱いです。
天井を暗くするかは、その部屋で広さと落ち着きのどちらを優先したいかで考える
両社の説明を並べると、天井を暗くすることには、落ち着きが出る(サンゲツ)という面と、部屋が暗く狭く見えやすい(リリカラ)という面の両方がある、と読み取れます。どちらが正しいというより、天井を暗くするという同じ選択について、落ち着きと、暗さ・狭さという異なる面を示していると考えると整理しやすくなります。
そのうえで、自分の部屋ではどうするかは、その部屋で何を優先したいかで考えてみてください。
- 人が集まるリビングや、もともと天井の低さ・部屋の狭さが気になっている部屋:天井は白など明るい色のままにして、壁の色で落ち着きを出す
- 寝室や書斎のように、静かに落ち着いて過ごしたい部屋:天井を壁より一段暗くする方法も候補になる。ただし部屋が暗く狭く見えやすくなることも承知しておく
天井を暗くしたときの圧迫感が気になる場合は、天井を明るいまま残し、壁の色で落ち着きを出す方法から検討できます。天井の色を変える場合は、見本帳で壁用と天井用の見本を手元で重ねて、差が強すぎないかを確かめてみてください。書斎として使う部屋の壁紙を、天井だけでなく壁の色の系統から照明の下での見え方まで通して考えたいときは、書斎の壁紙は何色がいい?落ち着いたトーンの選び方と、天井・照明の映り込み・見本帳の確かめ方で整理しています。
なお、天井の色を変えるには、天井も壁紙を張り替えることになります。壁が終わってから天井だけを別に頼むと、天井だけでも最低料金がかかるので、費用の面では壁と同時に頼むほうが負担を抑えやすくなります。天井も含めるか迷う場合は、見積もりのときに「壁だけの場合」と「天井も一緒に張り替える場合」の両方の金額を聞いておくと比べやすくなります。天井に色のある壁紙を選ぶ場合、量産品の見本帳に好みの色が無ければ、1000番台まで候補を広げる方法があります。1000番台を選ぶと、天井の面積に応じて、量産品との材料費の差額が加わる場合があるため、気になる品番で金額を聞いておきましょう。天井を壁と同時に張り替える場合と、後から天井だけを頼む場合の費用のかかり方の違いは、クロス張り替えで天井もやるべき?壁と同時なら追加2万円、後回しは割高になる理由で詳しく扱っています。
風水で言われる色は、参考情報の一つとして見る
落ち着く色を調べていると、「この方角には、この色が落ち着く」といった風水の情報も多く目にします。風水の色については、参照する考え方によって紹介される色が異なる場合があります。気になる色があれば、候補を考えるときの参考情報の一つとして見るのがおすすめです。
風水で気になる色が見つかったら、それを候補に加えたうえで、この記事で見てきたように、今の床やドア、カーテン・寝具の色となじむか、壁一面に貼ったときにどう見えるかで絞り込んでいくと、貼ってからの印象とのずれを減らしやすくなります。方角別・部屋別に風水でよく言われる色と、その扱い方は、壁紙の風水カラーは方角別・部屋別に何色?流派で違う色の通説と、床やドアの色に合わせた絞り込み方で詳しく整理しています。
部屋ごとに掘り下げるなら、寝室の色選びと、床・ドアに合わせた色の決め方
この記事では、部屋を問わない「落ち着く色」の考え方を整理してきました。部屋や手順ごとに、さらに詳しく知りたい場合の考え方を紹介します。
落ち着きを重視して色を選びたい部屋の一つが寝室です。寝室では、横になったときに天井が目に入りやすいため、壁だけでなく天井の色も確認しておくとよいでしょう。寝室に向く色や、寝室の天井の色の考え方、寝室の張り替え費用の目安は、寝室の壁紙は何色がいい?メーカーが勧める落ち着いた色の選び方と、6〜8畳で5万〜9万円の張り替え費用にまとめています。
また、落ち着いて見えるかを考える際は、床やドアの色とのなじみ方も確認したい要素です。今の床やドアの色から壁紙の基本の色(グレー系・ベージュ系・白系)を決める手順や、家具やカーテンも含めた色の数の目安は、壁紙の色の選び方は床とドアの色が基準|グレー・ベージュ・白の合わせ方と見本帳での4つの確認で順を追って説明しています。
見本帳で確かめるときのポイント

色の方向が決まったら、具体的な品番は見本帳で選びます。張り替えでは、現地調査のときに業者が持ってくる見本帳を、実際の部屋で見比べながら選ぶことになります。落ち着いた色を選ぶときに気をつけたい点を3つ挙げます。
壁一面に貼ると、見本より明るく淡く見えることがある
サンゲツは「カタログで見るより実際の仕上がりは明るく、淡く見えることがあります。なるべく大きなサンプルで確かめましょう」と書いています(出典:サンゲツ「壁紙選びのポイント」、前出)。小さな見本で「ちょうどよい落ち着いた色」と思った色も、壁一面に貼ると、思っていたより明るく、淡く見えることがあります。見本と壁一面で色の見え方が違う理由や、見本の見方は、壁紙のサンプルと実際の色はなぜ違う?メーカーが説明する「面積効果」と、見本帳の見方・サンプルの取り寄せ方で詳しく扱っています。
壁一面では見本より明るく淡く見えることがあるので、見本帳で、同じ系統で濃さの違う2つの候補に迷ったら、少し濃いほうを選ぶと、「貼ってみたら思ったより薄かった」という失敗を避けやすくなります。一方で、色そのものは見本より淡く見えることがあっても、グレーのような暗めの色を部屋全体の広い面に使うと、部屋全体は暗い印象になることがあります。色の濃さを決めるときは、1面だけに使うのか、部屋全体に使うのかも合わせて考えてみてください。
見本は、机の上ではなく、貼る予定の壁に当てて見るのがコツです。床やドア、家具との組み合わせを、その場で確かめられます。現地調査のあとに見本帳を置いていってもらえることもありますが、業者によって違うので、聞いてみてください。
部屋の照明の色(白っぽい光か、オレンジがかった光か)を考えに入れる
照明によっても見え方は変わります。白っぽい光の照明と、オレンジがかった光の照明とでは、同じ壁紙でも色味が違って見えることがあります。見本は、張り替える部屋で使っている照明の下でも見ておくと安心です。
その部屋を主に使う時間帯の光で、見え方を確かめることも大切です。昼間の自然光の下で「落ち着いたいい色」と思った見本が、夜の照明の下では思っていたより暗く、あるいは違う色味に見えることもあります。見本を借りられる場合は、昼と夜の両方で見てみてください。
落ち着いた色は、量産品の見本帳にも多少ある
張り替え用の壁紙には、量産品と呼ばれる標準的なグレードと、1000番台と呼ばれる、色柄の選択肢が多いグレードがあります。量産品の見本帳は、白系統が中心です。ただし、白一色というわけではなく、量産品の白にも青み・黄み・グレー寄りといった色味の違いがあり、グレーやベージュ寄りの落ち着いた色も多少あります。白のまま張り替える場合でも、真っ白では落ち着かないと感じるなら、少しグレーがかった白や、黄みのあるアイボリーも候補になります。量産品の白の中の色味の違いと、見本帳での比べ方は、白い壁紙はどれも同じ?青み・黄み・グレー寄りの違いは量産品にもある|床との合わせ方と、見本帳での比べ方で整理しています。
一方で、はっきり色のついた壁紙や柄物の選択肢は、量産品より1000番台のほうが多くなります。好みの落ち着いた色が量産品の見本帳で見つからない場合は、1000番台の見本帳まで広げて見ると候補が広がります。選ぶ品番によって見積もりの金額が変わる場合があるので、気になる品番が見つかったら、量産品を選んだ場合との差を見積もりで確かめてください。量産品と1000番台の違いや、部屋ごとの選び分け方は、量産クロスと1000番クロスの違い|価格差は6畳で約1万円、部屋ごとの選び分け方で詳しく扱っています。
まとめ
落ち着く壁紙の色について、ポイントを整理します。
- サンゲツの案内で「落ち着いた」雰囲気の例として挙がっているのはグレー系。無彩色〜こげ茶の床にグレー系の壁紙を組み合わせると落ち着いた雰囲気になる、としている。黄・赤系の床ならベージュ系も候補になり、天井が白すぎて落ち着かないなら、ぬくもりのあるベージュを勧めるリリカラの案内もある
- 色の名前だけで決めない。サンゲツは、カーテンや寝具となじむ色で統一感のある落ち着いた空間になるとし、何を落ち着くと感じるかは人それぞれ異なる、とも書いている
- 上にいくほど明るくすると広く見える、という点はサンゲツもリリカラも同じ。天井を暗くして落ち着かせる方法は、サンゲツは寝室・書斎などの部屋向けに案内し、リリカラは天井は壁と同じか少し明るい色を勧めている
- 天井を暗くするかは、その部屋で広さと落ち着きのどちらを優先したいかで考える。天井を暗くしたときの圧迫感が気になるなら、天井は明るいまま壁の色で落ち着きを出す方法もある
- 風水で言われる色は参考情報の一つとして、床や家具となじむかで絞り込む
- 見本は壁一面では明るく淡く見えることがあるので、同じ系統で濃さの違う候補に迷ったら少し濃いほうを選ぶ。見本は貼る壁に当て、部屋の照明の下でも見る
- 落ち着いた色は量産品にも多少あり、もっと選びたいなら1000番台の見本帳まで広げて見る
「落ち着く色」は、一色の正解を探すより、今の床や家具となじむ系統を決め、その中で自分が落ち着けると感じる濃さを見本帳で選ぶほうが、結果として満足しやすくなります。まずは、張り替えたい部屋の床やドアの色を確かめ、「この部屋は落ち着いた感じにしたい」と伝えるところから始めてみてください。電話か問い合わせフォームで、部屋の様子と思い描いている雰囲気を伝えていただければ、色選びの相談から進められます。
落ち着いた色の部屋に張り替えたい方は、電話でご相談ください。現地調査のときに、ご希望の系統の色が載った見本帳をお部屋の壁に当てて、床や家具とのなじみ方や、照明による見え方を確かめられるよう進めます。天井も張り替える場合の費用の違いは、見積もりでお伝えします。見積もり・現地調査は無料です。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
この記事の執筆者

氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

