
ご相談の概要
- エリア: 京都府京都市北区
- 物件区分: 自社ビル(3階・4階の共用廊下)
- ご相談内容: 自社ビルの3階・4階の廊下の壁紙が剥がれてきているので、張り替えたいとお電話でご相談。
事務所やビルの廊下など、広い範囲の壁紙の張り替えを考えている方は、お気軽にご相談ください。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
ご相談の背景
ご担当のM様は、会社でお持ちのビルの廊下についてお電話をくださいました。ご相談の内容は次のとおりです。
- 場所は、自社ビルの3階と4階の廊下の壁
- 壁紙が「ペロンと剥がれている」状態
- 廊下は開放しているので、いつでも見に来てよい
- 壁紙の柄はなんでもよい
廊下の広さや壁の状態は、お電話だけでは分からないため、金額は現地調査のあとにお伝えすることにしました。M様のご都合をうかがって現地調査の日程を決め、ビルに伺いました。
現地調査で分かった壁の状態
現地で見たところ、壁紙はモルタルの壁に直に貼られていて、そこから剥がれてきている状態でした。範囲は3階・4階の廊下の壁で、天井は含みません。
廊下の壁には、電気の配線や配管が露出したまま通っていました。M様は、配線まわりはできる範囲でよいとのお考えでした。ただ、実際に壁紙を貼るとなると、配線や配管を壁に留めている金具を外せる範囲で外さないと、ある程度の仕上がりを保てず、手間がかかります。そのため、今回のお見積りには、配線・配管の固定金具を取り外せる範囲で外し、貼り終えてから付け直す作業を含めました。
モルタルの壁に貼り直す場合は、古い壁紙を剥がしたあとの下地の処理も欠かせません。一般に、モルタルの面にはシーラーと呼ばれる下塗り材を塗り、壁紙がしっかり付く状態に整えてから貼ります。
当店からのご提案とお見積りの目安
お電話の時点では金額の目安はお伝えせず、現地調査のあとにお見積書をお出ししました。お見積書はFAXでお送りしています。内訳は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 3階 廊下の壁 クロス貼り(110m) | 187,000円 |
| 4階 廊下の壁 クロス貼り(110m) | 187,000円 |
| 3階・4階 古いクロスの剥がし(220m) | 33,000円 |
| 3階・4階 モルタル面のシーラー処理 | 30,000円 |
| 電気配線・ガス配管の固定金具の脱着(取り外せる範囲) | 35,000円 |
| 産業廃棄物の処分 | 25,000円 |
| 現場諸経費 | 12,000円 |
| 小計 | 509,000円 |
| 消費税(10%) | 50,900円 |
| 合計金額 | 559,900円 |
壁紙を貼る作業そのものは、3階・4階を合わせて374,000円(税抜)です。税込559,900円のお見積りには、貼る作業のほかに、古いクロスの剥がし、モルタル面のシーラー処理、配線・配管の金具の脱着、廃材の処分といった、貼る前後の作業が加わっています。柄はなんでもよいとのことでしたので、壁紙の品番の指定はありません。
今回の結末(総額が高いとのご反応で、ご検討のままご依頼に至らなかったケース)
お見積書をご覧になったM様からは、「結構高い」とのご反応がありました。あわせて、「前に事務所やってもらった時は一桁万円だった」とのお話もありました。以前の事務所の工事は、当店ではなく別の会社によるものです。
以前の工事の広さや内容は分かりませんが、今回は廊下2フロア分の壁で、古いクロスの剥がしや下地の処理、配線・配管の金具の脱着も含んだお見積りでした。同じ壁紙の張り替えでも、範囲と作業の内容が違えば金額の前提も違ってくる、というのが当店の見立てです。
その後、M様から「検討中」とのお返事をいただいたあとはご連絡がなく、今回はご依頼には至りませんでした(お見積りは税込559,900円)。
まとめ
ビルの廊下のように範囲が広く、壁紙がモルタルに直に貼られている壁では、壁紙を貼る作業のほかに、剥がし・下地の処理・配線まわりの作業が金額に加わります。以前の壁紙工事の金額と比べるときは、範囲(何階分・どの壁か)と、含まれている作業をそろえて見ると、金額の差の理由がつかみやすくなります。
事務所やビルの共用部の壁紙で、どこまでの作業が必要になるかを知りたい方も、お気軽にご相談ください。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。 氏名:松田郁幾この記事の執筆者

実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。



