ご依頼の概要
- エリア: 東京都八王子市
- 物件区分: 戸建て
- ご家族構成: 60〜70代女性 お一人暮らし(猫2匹と同居)
- ご依頼内容:
- ①1階トイレの壁紙張り替え(1面のみ下半分をお客様支給のクロスで施工、その面の上半分と残り3面は当店手配のクロス。あわせて床のクッションフロア張り替えも追加でご依頼)
- ②2階トイレの壁紙張り替え(現地調査時に追加でご相談いただく可能性あり)
- ③浴室ドアの交換(建て付けが悪く、開閉をスムーズにしたい)
「うちの場合はどうなるんだろう?」と気になった方は、この事例を読み進める前に無料相談で状況を確認してみるのもおすすめです。
ご依頼の背景
八王子市にお住まいのお客様より、1階トイレの壁紙張り替えのご相談をいただきました。
5年前に1階トイレのリフォームを行っていますが、その際は壁紙は対象に含めず、便器本体のみを交換されていました。今回あらためて壁紙の張り替えを検討されたきっかけは、同居されている猫が壁紙をひっかいてしまったことです。
その傷を隠すために、お客様ご自身でクロスを購入して部分的に貼っていましたが、時間の経過とともに少しずつ剥がれが出てきており、「今度はきちんとした形で仕上げたい」とのご希望でした。
今回の施工内容
ご相談いただいた3件のうち、今回受注・施工に至ったのは1階トイレの壁紙張り替えと、あわせて追加でご依頼いただいた床のクッションフロアの張り替えです。
1面だけ上下でクロスを貼り分け
特徴的だったのは、4面あるトイレの壁紙のうち、1面だけを上下でクロスを貼り分けてほしいというご希望があった点です。具体的には、その面の下半分のみお客様支給のクロスを使用し、上半分と残り3面は当店手配の通常クロスで統一する形です。
支給クロスは、お子様が新築された際に余ったものを譲り受けたもので、「せっかくあるので使いたい」とのことでした。ただし量に限りがあったため、1面まるごとではなく下半分のみに絞ってお使いいただき、見た目としては腰壁風の2トーンに仕上げるご提案としました。
施主支給クロスに関するご説明
お客様支給の材料を使用する場合、施工後の仕上がり・品質保証は対象外となる旨を今回もご説明しました。持ち込み施工の条件や費用・保証について詳しくは、「壁紙張り替えの持ち込み施工は可能?1面だけでもOKな条件と費用・保証の注意点」で解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
支給クロスは糊の相性や保管状態が分からないため、下地との相性次第でシワや浮きが出るリスクがあります。今回は1面の下半分のみという範囲の限定と、お客様がリスクを理解された上でのご希望だったため、支給クロスでの施工を承りました。
クッションフロアも合わせて張り替え
壁紙のご相談をいただく中で、「せっかく壁紙をきれいにするなら、床も一緒にやりたい」とのご要望をいただきました。そのため、壁紙にあわせて床のクッションフロアも張り替えることになり、壁・床ともに新しくするご提案としました。
施工内容とビフォーアフター


壁紙・クッションフロアの施工をすべて含めて、作業は1日で完了しました。
施工費用
今回(2026年5月施工)の1階トイレ(壁紙・クッションフロア)の施工費用は次の通りです(すべて税込)。
- クロス:41,800円
- クッションフロア(CF):51,700円
- 諸経費:3,300円
合計:96,800円(すべて税込)
なお、1面の下半分はお客様支給のクロスでしたが、出張費や施工の手間にかかる固定費部分は施工範囲によらず発生するため、持ち込み材料があっても費用が大きく下がるわけではありません。
上記は2026年5月時点の金額です。その後の資材価格の高騰により、現在は同内容でもこの金額より費用が上がっている場合があります。正確な金額は現地調査・お見積りでご確認ください。
あわせてご相談いただいた2件について
ご相談いただいた3件のうち、実際に受注・施工となったのは1階トイレの壁紙張り替え(クッションフロア含む)で、あわせてご相談いただいた2階トイレの壁紙張り替え・浴室ドアの交換の2点については見送りとなりました。その判断理由も含めてご紹介します。
2階トイレの壁紙張り替え:見送り
1階と同様に2階のトイレについても壁紙張り替えのご相談がありました。
ただし2階トイレは5年前のリフォームで便器交換を行っていないため、壁紙だけを新しくしても全体のバランスが今ひとつ整わない可能性が高いと判断し、今回は見送りとされました。将来的に便器交換とあわせて検討されるとのことです。
浴室ドアの交換:見送り
建て付けの悪さについては現地で確認したところ、確かにスムーズに開閉できない状態でした。
メーカーに確認したところ、現在のドア枠にぴったり合う規格品がなく、交換する場合は既存の枠に新しい枠をかぶせる「カバー工法」となることが分かりました。カバー工法は既存の枠の上から新しい枠を取り付けるため、開口部が一回り小さくなります。目安として、左右・上下ともに5cm程度ずつ小さくなります。
プロからの豆知識
カバー工法で気をつけたいのは、間口が狭くなることよりも「下端が5cm程度上がる」ことによる段差です。今回のお宅では、脱衣所から浴室に入る際、すでに浴室側の床が5cm程度下がっている状態でした。ここにカバー工法でさらに5cm上がる段差が加わると、合計10cm近い段差になり、特にご高齢の方にとってはつまずき・転倒のリスクが高まります。
このリスクをご説明したところ、お客様も「それは危ない」とご納得され、今回の交換は見送りとなりました。建て付けの不具合は蝶番の調整など別の方法で改善できる場合もあるため、その点は改めてご案内する予定です。
まとめ
今回は、猫との暮らしの中で傷んだトイレの壁紙を、お子様の新築の余りクロスも活かしながら張り替え、あわせて床のクッションフロアも新しくするご依頼でした。あわせてご相談いただいた2階トイレ・浴室ドアについては、見た目だけでなく将来的な安全性まで含めてご判断いただけるよう、当店の考えをそのままお伝えしました。
「一部だけ自分で用意したクロスを使いたい」「建て付けが悪いけれど交換すると逆に危なくならないか心配」といったお悩みをお持ちの方は、無理に即決せず、まずは現地調査でのご相談をおすすめします。
同じように猫の爪とぎによる壁紙の傷みや、建て付けの不具合でお悩みの方は、無料相談・お見積りだけでもお気軽にご連絡ください。
プロからの豆知識
猫と暮らすご家庭では、爪とぎによる壁紙の傷みはトイレ・廊下の角など決まった場所に集中して出やすい傾向があります。傷ついた面だけを部分的に張り替える対応も可能なので、「全部剥がれるまで様子を見る」より早めにご相談いただく方が、被害が広がる前に費用を抑えやすくなります。