
天井にダウンライトが付いている部屋の壁紙を張り替えたいとき、「ダウンライトは外すのだろうか」「外すとしたら誰が対応して、いくらかかるのか」と気になって、見積もり依頼をためらっている方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ダウンライトは外さなくても壁紙の張り替えはできます。天井のクロスはダウンライトの縁に沿って切り込みを入れ、器具の周りをぐるりと納める「アテ切り」という方法で仕上げるため、外さずにきれいに施工できます。ただし、器具を交換したい・位置を変えたいといった理由でどうしても外したい場合は話が別で、ダウンライトは電源に直結されているため、壁紙業者だけでは対応できず、電気工事士による作業が必要になります。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- ダウンライトを外さずに張り替える方法
- 外したい場合に電気工事士へ依頼する必要がある理由と費用の考え方
- 実際に「外す」判断になりやすいケース
読み終える頃には、自分の部屋の場合はダウンライトをどう扱えばよいか、見積もりを依頼する前に見当がつくはずです。
ご自宅のダウンライトの場合はどうなるか気になった方は、電話1本でお答えします。お見積もり・ご相談は無料です。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
ダウンライトは外さなくても壁紙は張り替えられる
天井にダウンライトが付いていても、本体を取り外さずに壁紙(クロス)を張り替えるのが基本の対応です。エアコンと同様、取り外さずに周囲のクロスを納める対応が基本で、外すかどうかで迷うほど特別な作業ではありません(エアコンの扱いについては壁紙張り替えのときエアコンは外す?外さない?判断の3つの分かれ目と脱着費用の目安で詳しく解説しています)。
ダウンライトの縁に沿って切り込みを入れて納める(アテ切り)

具体的には、職人は天井全体に新しいクロスを張っていき、ダウンライトの位置まで来たら、器具の縁に沿ってカッターで切り込みを入れます。器具の周りをぐるりと一周切り抜き、縁のきわまでクロスを合わせて納めることで、見上げたときに古いクロスが顔を出したり、隙間ができたりせず、きれいに仕上がります。この納め方は「アテ切り」と呼ばれ、天井の照明器具まわりでは一般的な仕上げ方です。
作業自体はクロス業者の通常業務の範囲に含まれ、追加料金がかからないことが多いですが、念のため見積もりの際に確認しておくと安心です。
自分で張り替えるなら、ダウンライトの周りは慎重な作業が必要
DIYで天井のクロスを張り替える場合、ダウンライトの周りは特に神経を使う箇所です。上を向いた姿勢のままカッターの刃先を器具の縁に正確に沿わせる必要があり、切り込みがずれると縁からクロスがはみ出したり、逆に切りすぎて隙間ができたりします。狭い範囲を見上げながら細かく切り込む作業になるため、壁のクロス張りに比べて失敗しやすい箇所の一つです。自分で張り替える場合の難易度や、プロに頼むメリットについては、壁紙の張り替えは自分でできる?DIYの難易度とプロに頼むメリットを比較で詳しく解説しています。
ダウンライトを外したい場合は、電気工事士への依頼が必要

器具の老朽化や交換、位置を変えたいといった理由でダウンライトをどうしても外したい場合は、話が変わります。ダウンライトは天井裏の配線に直結されている器具のため、コンセントに挿すだけの照明とは違い、脱着そのものに電気工事の資格が必要になります。
電源に直結されているため、クロス業者だけでは対応できない
壁紙の張り替え自体はクロス業者の仕事ですが、ダウンライトの脱着は電気工事士でなければ行えません。そのため、ダウンライトを外して壁紙を張り、その後また取り付ける(あるいは別の器具に交換する、位置を変える)となると、クロス業者に加えて電気工事士の手配が必要になります。
費用は移設先の電源の有無などでケースバイケース
費用は、器具を今と同じ位置に戻すだけなのか、別の位置へ移設するのかで大きく変わります。今の位置のまま外して戻すだけであれば比較的小さな作業で済みますが、位置を変える場合は天井裏に新たに配線を通す必要が出てくることがあり、その分の工事が加わります。移設先にもともと電源(配線)が来ているかどうかによっても変わるため、一律の金額を示すことは難しく、現地を見てもらったうえでの見積もりが基本になります。見積書全体の確認ポイントは、クロス張り替えの見積書チェックポイント7選|追加費用で後悔しないための確認事項も参考にしてください。
手配は壁紙業者に相談すればよい
「クロス業者と電気工事士、両方をそれぞれ自分で探さないといけないのか」と心配になるかもしれませんが、壁紙業者に相談すれば提携の電気工事士を手配してもらえることが多く、施主が別々に業者を探して段取りを組む必要は基本的にありません。見積もりの段階で「ダウンライトを外したい」と伝えておけば、電気工事の分も含めて対応してもらえるか確認できます。ダウンライト以外の設備、たとえばカーテンレールの着脱・追加費用の考え方については、壁紙張り替えのときカーテンレールはどうなる?着脱の担当と追加費用がかかる2つの条件を解説で解説しています。
外す判断になるのはどんなときか
ダウンライトを外す判断につながるきっかけは、大きく二つです。
器具が古くなった・交換したい
長年使ってきたダウンライトの点灯不良や、より明るく省エネなタイプへの交換を考えているケースです。器具そのものを新しくしたいのであれば、壁紙の張り替えに合わせて一緒に対応してしまえば、天井を触る機会を一度にまとめられます。
部屋の使い方を変えたくて、位置を変えたい
模様替えや間取りの変更で家具の配置が変わり、今の照明の位置が使いにくくなったというケースです。ダウンライトの位置を変える場合は、天井裏の配線工事が必要になることが多く、単なる器具交換より規模の大きい作業になります。
なお、壁紙の張り替えそのものをきっかけにダウンライトの交換まで考える方は、実はそれほど多くありません。壁紙を新しくするタイミングで照明も一新したい、という要望よりも、家具の入れ替えや模様替えをきっかけに天井の設備を見直す、という順番のほうが一般的です。壁紙の張り替えを検討している時点でダウンライトの交換・移設が決まっていないのであれば、今回は外さない前提で進めて問題ありません。
まとめ:ダウンライトは基本そのまま、外すなら電気工事士とセットで考える
この記事では、壁紙を張り替えるときのダウンライトの扱いについて、外さずに張る場合の仕上がり、外したい場合に必要な手配と費用の考え方、実際に外す判断につながりやすいケースまで見てきました。
ポイントを振り返ると、ダウンライトは外さなくても壁紙は張り替えられ、器具の縁に沿ってアテ切りで納めればきれいに仕上がります。器具の老朽化や交換、位置を変えたいといった理由でどうしても外したい場合は、ダウンライトが電源に直結された器具のため電気工事士による作業が必要になり、費用は移設先の電源の有無などで変わります。手配は壁紙業者に相談すれば任せてもらえることが多く、施主が別々に業者を探す必要は基本的にありません。
多くの場合、壁紙の張り替えをきっかけにダウンライトまで交換・移設する予定がないのであれば、無理に外さず張り替えるので十分です。判断に迷ったら、見積もりの際に「ダウンライトは今のままでよいか、それとも交換・移設を考えているか」を伝えて、対応方法を一緒に確認してもらってください。
まずはフォームか電話で相談してみる
電話での問い合わせに気が進まない場合は、ホームページの問い合わせフォームから始めるのがおすすめです。「部屋の広さ」「ダウンライトの個数」「そのまま使うか、交換・移設を考えているか」をざっくり書いて送れば、概算の目安を教えてもらえる会社がほとんどです。
早く相談したい場合や、細かい状況を口頭で伝えたい場合は、電話のほうがスムーズです。
ダウンライトの扱いは、ご自宅の状況によって変わります。気になる点があれば、電話1本でお答えします。お見積もり・ご相談は無料です。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。 氏名:松田郁幾この記事の執筆者

実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。



