
ご相談の概要
- エリア: 東京都江戸川区
- 物件区分: マンション6階、角部屋(リビング・廊下)
- ご相談内容: 水害で全面張り替えたリビング・廊下の壁紙が、施工から8〜9ヶ月ほど経った大雨のたびに複数箇所浮いてくるとのご相談。
水害後に張り替えた壁紙が浮いてきて困っている方、施工不良かどうか判断がつかず不安な方は、まずはお気軽にご相談ください。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。
ご相談の背景
Y様は水害の被害に遭い、マンション6階角部屋のリビング・廊下について、水に濡れた壁紙を全面剥がして張り替える工事を、以前の内装工事を担当した業者に依頼されました。引き渡しから8〜9ヶ月ほど経った今回の大雨で、リビングの壁・天井、廊下の天井・壁の一部が複数箇所浮いてきたとのことで、当店にお電話をいただきました。
- 浮きの箇所数: 十数箇所程度
- 浮き方の特徴: リビング西側の壁に縦に一本、廊下にも横に一本、線状の浮きが見られる
- マンションの状況: 大規模修繕(外壁等)は3〜4年前に完了しており、今回の内装工事とは別の業者・時期
- 症状の経過: 雨が降ると浮き上がり、晴れて乾燥すると引き締まって目立たなくなる、を繰り返している
Y様ご自身も「壁紙を張り替えてこのようなことになったのは初めて」とのことで、雨のたびに憂鬱な気持ちになるとお話しされていました。
壁紙が浮く原因の見立てと下地処理
当店からは、まず一般論として張ったばかりの壁紙は数箇所浮いてくることがあり、数日から1週間ほどで壁が乾けば収まるのが通常である旨をお伝えしました。あわせて、古い壁紙も経年で浮きやすくなる傾向があることも説明しています。
一方で今回は施工から8〜9ヶ月しか経っていない新しい壁紙が、雨のたびに繰り返し浮いては引き締まるという経過だったため、断定はできないとお断りした上で、壁紙の裏面と下地がしっかり密着していない可能性があるという見立てをお伝えしました。特に縦・横に一直線状の浮きが出ている点については、壁紙同士のつなぎ目ではない場所であることから、下地となる石膏ボードのつなぎ目部分に段差が残ったまま、パテ処理が不十分な状態で壁紙が貼られてしまった可能性も否定はできない、とお伝えしています。
当店からのご提案とお見積りの目安
参考金額として、以下の目安をお伝えしました。
- リビング10畳(壁のみ): 110,000円(税込)
- リビング10畳(壁+天井): 143,000円程度(税込)
- 廊下天井: 範囲により追加で数万円程度(税込)
施工日数の目安は、リビングと廊下をあわせて1〜2日程度とお伝えしています。また、マンションでの工事については、管理規約によって壁紙の張り替えでも事前申請が必要になるケースがあるため、管理会社や管理人に確認いただくようご案内しました。作業の多くはカッターでの剥がし・裁断が中心で、大きな音が出る工事ではない旨もあわせてお伝えしています。
今回の結末(施工した業者への相談を優先されたケース)
Y様は、施工した業者の保証期間を1年間とお考えで、施工から8〜9ヶ月ほどの今なら保証期間内ではないかとの認識から、まずは施工を担当した業者へ連絡を取り、保証内での対応を相談する意向を示されました。ただし、その業者とはすでに連絡が取りづらい状況とのことだったため、当店からは業者への連絡がどうしても取れない場合の選択肢として、消費者センター(局番なし188)への相談もご案内しました。
その上で、それでも解決しない場合は改めて当店への依頼も検討したいとのお話をいただきましたが、その場での現地調査の日程調整には至らず終話となりました。
まとめ
施工不良の可能性がある壁紙の不具合は、まず施工した業者に保証内で対応してもらえるかを確認するのが基本です。業者と連絡が取れない、対応してもらえないといった場合は、消費者センターへの相談も選択肢の一つになります。当店としても、無理に自社への依頼をお勧めするのではなく、お客様にとって適切な選択肢を一緒に整理する対応を心がけています。水害後や施工後しばらくして壁紙の浮き・剥がれが気になり始めた方は、原因の見立てだけでもお気軽にご相談ください。
施工した業者への相談で解決しない場合や、原因の見立てだけでも聞いてみたい方は、お気軽にご相談ください。
電話が難しい方はメールでもご相談いただけます。 氏名:松田郁幾この記事の執筆者

実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。


