【相談事例】会社のトイレの繊維壁に広がったカビ、トイレタンクの脱着を含めた総額から社長のご判断で見送りとなった川崎市宮前区のご相談

古い塗り壁の下半分に黒カビが広がった、タンク付きのトイレ

ご相談の概要

  • エリア: 神奈川県川崎市宮前区
  • 物件区分: 会社の建物(2階の、今は使っていないトイレ)
  • ご相談内容: トイレの壁が壁紙ではなく、削ると粉が落ちる古い壁で、そこにカビが広がっているので、普通の壁にしてほしいとお電話でご相談。

壁紙ではない古い壁のカビをどう直すか迷っている方は、お気軽にご相談ください。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


ご相談の背景

T様は、会社の建物のトイレについてお電話をくださいました。ご相談の内容は次のとおりです。

  • 1階が小さな工場になっている建物の、2階のトイレ
  • 今は使っておらず、閉めたまま長い年月がたっていた
  • 広さは1〜2畳ほど
  • 壁は壁紙ではなく、削ると粉になって落ちてくる、ざらざらした白っぽい壁
  • その壁にカビが広がっていて、見た目にもかなりの量。カビを取ろうとご自身で少し削ってみたところ、下の板が出てきた

いちばんひどいのは一つの面で、いちばん狭い面の下半分にも黒いカビがあり、向かい側の面も一部が黒くなっているとのことでした。今は使っていないトイレなので、見た目よりも、とにかくカビを取りたいというのがT様のご希望でした。

繊維壁のカビを直す3つのやり方

お電話のあと、壁の写真をメールで送っていただき、壁の材質は繊維壁ではないかとお伝えしました。繊維壁は、下地の上に繊維を混ぜた材料を塗り込んだ壁です。カビは、その表面に広がっていると見立てました。

お電話では、直し方として次の3つをご説明しました。

  • 上から壁紙を貼って、カビの壁ごと塞いでしまう
  • 表面の繊維壁を削り落とし、表面を慣らしてから壁紙を貼る
  • 壁自体を壊して、石膏ボードに付け替える

いちばん手軽なのは上から貼るやり方ですが、上から貼るだけでは中にカビが残り、いずれ表に出てくる可能性があるので、よくありません。根本から直すなら、表面を削り落とすか、壁を付け替えるかになるとお伝えしました。

一部分だけ削り落とすこともできますが、たとえば20cm角ほどだけ削って白い壁紙を貼ると、そこだけ目立ってしまうこともお伝えしています。

当店からのご提案とお見積りの目安

お電話の時点でお伝えした目安は、次のとおりです(当店の金額はいずれも税込)。

  • 1面だけ張り替える場合: 最低40,000円から
  • トイレの壁全体(ご希望なら天井も含めて): 50,000〜60,000円ほど
  • 石膏ボードに付け替える場合: さらに数万円の追加
  • 繊維壁を削り落とす作業が加わるので、お電話の時点で、やり方によっては10万円ほどになる可能性がある

トイレは広さが限られるので、1面だけでも全体でも、金額の差はそれほど大きくありません。職人が伺う以上、最低限かかる金額があるためです。お見積りは無料で、現地で壁を見てから正式にお出しするとご案内しました。

現地調査のあとのお見積り

現地で見たところ、繊維壁は表面が硬く、表面の層を落としてカビを退治し、防カビ剤を塗るところまでが一続きの作業になるとのことでした。また、今回のトイレでは、壁を直す前にトイレのタンクを取り外す必要がありました。T様からは、タンクの取り外しと取り付けも含めた金額を知りたいとのご依頼をいただき、次の2通りのお見積りをお出ししました。

現地調査のあとにお出しした2通りのお見積り
項目壁紙は貼らない量産品の壁紙まで貼る
トイレ内の養生5,000円5,000円
繊維壁のはがし作業30,000円30,000円
はがした繊維壁の処分・運搬3,000円3,000円
下地処理・カビ防止剤の塗布18,000円18,000円
下地処理・カビ防止剤の材料5,000円5,000円
壁紙の材料―7,150円
壁紙の施工―25,000円
トイレタンクの取り外し・取り付け35,000円35,000円
交通経費4,000円4,000円
諸経費10,000円12,000円
小計110,000円144,150円
消費税11,000円14,415円
合計金額121,000円158,565円

2通りのお見積りのどちらにも、トイレタンクの取り外し・取り付けの35,000円(税抜)が含まれています。タンクを会社のほうで外される場合は、その分がかからなくなります。見積書には、外したタンクを付け直すとき、パッキンなどの劣化で不具合が出る場合があることも書き添えました。

T様からは、タンクはご自身で外せるものかというご質問もありました。当店からは、水の元栓を閉めてから行えば外せないことはなく、外し方を紹介した動画もあるものの、トイレは陶器なので、落とすと割れてしまうリスクがあるとお伝えしました。

今回の結末(社長のご判断で、総額から見送りとなったケース)

お見積りは、社長のご判断を待つことになりました。社長がお忙しく、すぐにはお返事が難しいとのことで、当店からはお見積りの有効期限を延ばしてお待ちしました。

最終的に、総額が高くなったことから、社長のご判断で今回は見送りとなりました。T様の見たところでは、トイレタンクの取り外し・取り付けまで含めて16万円ほどになったことが大きかったようだ、とのお話でした(壁紙まで貼るお見積りは税込158,565円)。T様ご自身は、部分的な対応ならとも考えていたものの、そこまでの検討には至らなかったとのことでした。

まとめ

繊維壁のような古い壁のカビは、上から壁紙を貼って塞ぐだけでは、中にカビが残ることがあります。根本から直すには表面を削り落とす作業が加わり、今回のようにトイレのタンクの取り外し・取り付けが必要になることもあるので、壁の張り替えそのものより、付帯する作業で総額が上がりやすいことを見込んでおくと、判断しやすくなります。ご予算が限られる場合は、カビのひどい面だけを先に直すなど、範囲を変えた見積もりも出してもらうと比べやすくなります。

トイレや古い壁のカビで、まずは直し方と費用の目安を知りたい方も、お気軽にご相談ください。

電話が難しい方はでもご相談いただけます。


この記事の執筆者

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氏名:松田郁幾
実績:壁紙張り替えを中心に、これまで多くのお客様・職人と関わってきました。
この記事について:現場で見聞きした実例をもとに、誇張せず、実践的な視点で解説しています。

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